maliのタイに憧れ日記

タイ好き飲んだくれ日記

ナナプラザと居酒屋こころ

2011-09-29 16:22:36 | 日記
歓楽街であるナナプラザの前に、夜になるとハンバーガーの屋台が現れるらしい。
通称ナナバーガー。美味いらしい。

食ってみてえ!!

てことで、仲良しこおろぎくんを誘ってナナへ繰り出してみた。

初ナナプラザ。

18時過ぎでまだ早い時間にもかかわらず、わりと人多め。
というか、白人とお姉ちゃんばっかりだー!

そしてまだナナバーガーの屋台は出ていないようだ。

とりあえず出店を待ちつつ、ビールを飲みながらこの雰囲気と人間の観察。

夜の街ではどこでもそうだけど、お互いが金とカラダを品定め。
なんとなく、ソイカウボーイやパッポンよりも、欲望の売買がむきだしで生々しい感じがした。

と、向かい側のバーでタイ人の歓声が聞こえた。
どうやらお店のモニターでムエタイの試合の実況をしているようだ。

楽しそう!

ちょっと混ざってみようぜ!と店を移る。

女子ムエタイだ。

無論、どちらも女子なんだけど、女子は女子でも、赤コーナーは美少女で青コーナーは猿ヅラ。

自分自身はブサイクなのに、ついヴィジュアルの良い方を応援してしまう。
打撃食らわれてふらつく姿に萌え~。
格闘技は興味ないので、完全にキモイおっさん目線での観戦をしてる。

でも、ギャラリーはみんな小猿ちゃんの方を応援。

いいキックが入るたびに「ぅいーーー!!」だの「ぉぉおおーーー!!」だの大騒ぎ。

併せて一緒に叫んでたけど、すぐ飽きた。

それを察したのか、店で暇そうにしてる女の子(おばちゃん?)が、
ゲームしようよと、オセロの横ではなくて縦バージョンのようなボードゲームを持ってきてくれた。

自分の色のコインをボードの中にどこでも良いからいれて、
縦でも横でも斜めでも4つ揃えば勝ちという、
小学校の頃に教科書のはじっこに、退屈しのぎで友達としたマルバツ遊びみたいなやつ。

ルールは単純明快だけど、こういうのってわりと頭を使うと思う。
そして、頭の悪い私は瞬速で勝負が終わる。
そういえばぷよぷよも2連鎖くらいしかできなかったな…。

ところが知的キャラなはずのこおろぎくんも全然ダメ。

おばちゃんめ~、やりこんでるな!

「ワタシが勝ったら一杯奢ってよ」とおばちゃんに挑発され、負け戦と分かっているのに受けてたつ。
正確には、「こおろぎくん!行け!」と受けてたってもらう。

当然負ける。

何故か、勝負に参加していない口だけ出してた他のおばちゃんの分まで奢らされる。

くっそ~。

あっ、そういえば!

本来の目的を思い出しておばちゃんに尋ねる。

「私たち、ナナバーガー食べに来たんだけど、今日お店でるのかな?」

「でるけど、いつも22時くらいからよ」

えーー!そんなに遅いのーー?!

まだ、19時半くらい。

このまま待つよりも、そろそろ腰を落ち着けて飲みたかったので、
ナナバーガーは次の機会にするか…と諦めて、遊んでくれたおばちゃんたちに、
また来るからね~と言ってナナを後にする。

行き先はトンロー。SOI55と57の間にある、居酒屋こころ。

栃木のおっちゃんと前に来たときに、ボトルをいれていってくれたので、
焼酎と前に食べてうまかった茄子の生姜炒めが目的♪

茄子の生姜炒めは、生姜というよりもバターがきいていて、
いわゆる普通の生姜炒めとはちょっと違うんだけど私は好きな味。

それからこおろぎくんがチョイスした、カルビ角煮。

「気になるから頼んでもい~い?」と可愛く言われたので、いいよいいよと言ったものの、
内心は、なにそれカルビ角煮って?うまいんか?と否定的。
だけど実際、骨付きカルビにとろとろのお肉で、超うまかった~♪

それから〆にたまご雑炊と鮭茶漬け。




鮭茶漬けは普通だったけど、たまご雑炊はとき卵にさらに生卵が入っていてうまーい!

ボキャブラリーが少なくて、うまいもんはうまいとしか表現できないけどうまーい!

鮭茶漬けはこおろぎくんの前に置いて、私がほとんどたまご雑炊を食った。
年下の可愛い男の子といえども、このたまご雑炊は譲れねえ。
一口二口はあげたけど、それ以上は手をつけるな!!って勢いで、戦後の子供のように夢中になってがっつく。

そんな私を、こおろぎくんが哀しそうに見てた。

ああ、せっかく構築した綺麗なお姉さんイメージ(壇れい、もしくは黒木瞳)が、ガラガラと崩れ落ちるのが見えた…。

同時に、「そんなものはじめから無いよ~」と言ってる彼の悪気の無い笑顔も思い浮かぶ。ちっ。

雑炊もうまかったけど、次回は〆にナナバーガー!リベンジするぞ!






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甲斐性無しの男

2011-09-27 18:34:03 | 日記
会社の同僚で同じアパートに住むIさんという人がいる。

自他共に認める女好きで、彼の持ち歩くお気に入りの金色のキーホルダーには、
タイ語で「スケベ」と刻印されている。
それを自慢げに見せびらかされ、どう反応すればいいのか迷った挙句
「流石ですね」とよくわからない返し方をしてしまったものの、彼は満足そうに頷いていた。

前職は、鉄ちゃんなら誰でも憧れる有名ローカル線の車掌で、
何故それを経てタイのコールセンターで働いているのかは、聞いていない。
女遊びに事欠かない国だから、という浅い理由だと私は踏んでいる。

また、彼が女の次、いや女と同じくらい好きなのは飛行機。
飛行機に乗るのもグッズを集めるのも大好きで、私は全く理解できないけど、おたくと呼べる範疇にいるようだ。

酒は飲めないので、個人的に遊んだことは一度もないのだけど、仕事終わってアパートまで一緒に帰ることはたまにある。

その時に、

「今はハゲているけど、髪の毛があった昔は相当かっこよかったという噂があったけど本当?」

と聞いてみたら、

「本当に決まってるじゃ~ん!」

と頼んでもないのに、
既に期限切れの10年前のパスポートの写真を見せてくれた(常に持ち歩いているらしい)。

おお!お世辞にも今はかっこいいとは全然思えないIさんだけど、
この写真は、まさかの谷原章介じゃないか!!!

「こ、こりゃあかっこいいわ・・・。さぞモテたでしょう・・・」

「あったりまえじゃ~ん!女とっかえひっかえ忙しかったし、おれのファンクラブもあったんだぜ~!」

でも今は…という言葉がつい出そうになり、すんでのところで飲み込んだ。

そう、今は、昔のように彼の容姿に寄り付く女の子もいなくなってしまい、
夜の街へ繰り出しては、お金を払って女の子とお楽しまなければいけなくなってしまったんだろう。
その風俗話を聞くのは楽しいので、そこは身を乗り出して聞いてたら、気を良くして、

「今度うちに遊びにおいでよ!ミャンマー土産のビールがあるから!」

と言われて、ビールに釣られてさっそくお邪魔しに行った。
(女好きとのことだけど、私は100%女と見られていないし、奥さんも一緒に住んでいるので無問題)

そこで、今までお持ち帰りした女の子、飛行機のファーストクラスに乗ったときの写真やらを散々見せられ、
ちっとも羨ましくない自慢トークが炸裂し、辟易した。

うう~、一方的な自慢話ってちっとも楽しくないし、超疲れる。

ほんの30分だけど、もうお腹いっぱい。

そんな彼は、付き合ってたタイ人彼女との間に最近子供ができ、結婚して、これからパパになる。

奥さんに、「子供が産まれてくるまではおれは遊ぶからな!」という宣言をして、

あ!金がない!ごめん!遊びに行く金貸して~!と金をたかり、

ふざけんじゃないわよ~とかわされつつも、翌日そっと500Bを置いておいてくれるという素晴らしい奥さん。

Iさんにもったいないくらい可愛いのに、Iさんは奥さんのことをブサイクっていう。
それに、妊娠してもうお腹がけっこう大きいのに、まだ仕事をしてる。

Iさんは、

「そりゃ~、ギリギリまで仕事してもらわなきゃ困るよ~!おれ金ねえも~ん!」

わあ!でた!甲斐性なし代表のセリフ!
女遊びと趣味の飛行機への出費を控えればいいのに…っていうのは言ってもどうせ馬耳念仏なので言わない。

実は日本にいる時に、金に目がくらんで超金持ちの女と結婚したけど、うまくいかずに失敗したのでバツイチらしい。

やっぱ金だけの結婚はだめだね~と言ってたけど、このよくできたタイ妻はぜひ大切にして欲しい。

絶対Iさん「だめんず」だ。

あ、でも人のこと言ってらんない。私もそうだった。
よくできた旦那さんにダメな嫁。だめんず掴ませちゃってるわ。





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スカイバーと居酒屋たまご

2011-09-26 20:23:40 | 日記
今日から3連休。

お酒を飲まない友達から「お茶しない?」と連絡が来て、ノコノコ行ったものの、早めに解散となった。
酒を飲むとエンドレスだけど、酒を飲まないとすぐ終わる。
「お茶しよう」って苦手かも。
どうせ、くだらないこと話すなら、しらふよりも酔っ払ってたほうが楽しいもの。

まだまだ時間はたっぷりあったので、飲み友達のおっちゃんに、
「お茶しない?」ではなく、「酒しない?」のお誘い連絡してみた。

おっちゃんは、ほたるでお知り合いになり、自己紹介の際に、
「私、見た目は女子かもしれないけど、中身はおっさんなんです~」と言ったら、
おっちゃんと呼ばれるようになった。
でも、私もおっちゃんのことを、おっちゃんと呼ぶわけで、
ふたりともお互いのことを、おっちゃんおっちゃんと言い合ってるので、なんともややこしい。

南の島に住む人は誰でもかれでもカメハメハ~状態。

おっちゃんは、すぐ電話にでてくれて、

「お!ちょうど行きたいとこがあったんだよ!おれひとりじゃ行けねーからよ!ちょっと付き合ってよ!」

「おう!酒が飲めるならどこでも行くよ!」

伊勢丹前で待ち合わせして、連れてってくれたところは、
CENTRAL WORLDのホテル55階にあるスカイバー。



わお!素敵!高級!

「おっちゃん!私もここはひとりじゃ入れねーかったよぉ。ありがとなぁ。」

おっちゃんの栃木弁が移る。

ちょうど日が落ちかけていた。
綺麗なんだけど、夕日よりも私は、「5時から7時までハッピーアワーでドリンク半額!」っていうメニューに目が釘付け。

そしてこんな雰囲気の良いバーならば、女子としては、
サンセットなんちゃらみたいなケツの痒い名前のカクテルなんぞを頼むのが正解なんだろうけど、
ドリンク半額対象内にビールが入っている事を確認し、頷く。

とりあえず、ビール!!

おっちゃんの長年に渡るタイ談を聞きながら、夜景を眺めつビール3本開けて、モヒート、それからラム酒のロック。
おっちゃんはバーボン。



ラムで胃を刺激され、お腹が空く。
しかし、洒落た店には洒落たメニューしかない。

生ハムとチーズ、サーモンとアボカドのタルタルとか。

そうじゃない!私が今食べたいのは、えぼ鯛の一夜干し、鯵の刺身、冷奴・・・!
それらをつまみに焼酎!

・・・そう、居酒屋たまごに行きたい!!!

素敵な夜景は十分堪能したけど、夜景で腹は膨れねえ!おっちゃん!たまごにつれてってくれぇ!

と、強くたまごを推した。

ホテルの最上階のスカイバーよりも居酒屋を愛する、それでこそオヤジマリ。

ちょっといいバーで、1度の飲みで3000B支払うなら、居酒屋でいいちこボトル3本入れたい。
その方が、はるかに幸せなんです。

ロマンチックな場所に連れてきがいがなくて、すまんのう、おっちゃん。


そして、私の望みは叶えられ、たまごへ。



ああやっぱうまいよぉ。お通しからうますぎるよお。
別に日本食が恋しいというわけではない。
ただ、たまごで出てくるお料理が好き。
おっさんの憩いの場な雰囲気が好き。
可愛い女の子たちが絡んできてくれるところが好き。

私のお気に入りの女の子は、ヂュー(?)ちゃん。
上戸彩に似ているので、私は勝手にあやちゃんと呼んでるんだけど、
他のおっさんに言わせると、山口百恵、もしくはちあきなおみに似ているらしい。
要するに、とっても可愛い。性格も良い。ぜひお嫁さんにしたい。

おっちゃんにも、お気に入りの子がいて、彼女はプレーオちゃんという。

「この子はブサイクだけど、愛嬌があるんだよなあ。お!そういえば、マリもそうだな!」

し、失敬な・・・!

でもそのセリフ、おっちゃんに限らずよく言われる。

美人じゃないけど味がある、とか、ブスだけど可愛いとか。

言ってる本人は、褒め言葉を言ってるつもりなのかもしれない。
だけど、言われてる方としてはけして嬉しくなく、行き場のない感情に悩まされる。

そりゃ、本気で整形も考えました。

高須クリニックの場所も調べました。

大塚美容整形外科のホームページの、
「きれいになって人生が変わった!シンデレラストーリー」のページを何度も何度も読みました。

テレビはほとんど見なかったけど、唯一大好きな番組は、ビューティーコロシアムでした。

でも最近は、美人は三日で飽きるけどブスは飽きないっていう言葉を信じて、まあいっかと思うようになった。

美人いいなあ~っていう憧れ僻みは健在ではあるけど、せっかく親から頂いたもんだからね。

親といえば、おっちゃんは今年で57歳。うちのお父さんと同世代。

お父さんも酒飲みだったから、もし生きてたら、私、お父さんと一緒に飲んでたのかな。

なんてことをポツリと話したら、

おっちゃんは、「おまえはおれの娘だな」って言ってくれた。
そしたら、私もお父さんと一緒に飲んでる気がして、すごく嬉しかった。

おっちゃんは、私のタイのお父さんだ。
もちろん、エロい意味のパパではなく。残念ながら。



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合わない靴

2011-09-25 15:22:24 | 日記
ほたるでお知り合いになったNさんに、お店の8周年パーティーのお誘いを頂いた。

行きます行きますたのしそ~!とその時は大喜びで招待状を受け取ったのだけど、
かなり高級店でドレスコードがあって、サンダル不可とのこと。

ええ~、ぺったんこのサンダルしか持ってない。
庶民の私がそんな高級店なんて超場違いじゃね?

迷ったけど、まあ何事も経験!
ハイソなパーティー潜入ルポってことでブログのネタにもなるだろう!

パーティー当日、仕事帰りに近所の屋台でパンプスを慌てて購入した。

さて、一張羅のワンピースを着て、買ったばかりの靴を履いていざ出陣!

ところが、ちゃんと試し履きして買ったはずなんだけど、サイズが大きすぎて歩くたびにカパカパしてしまう。

お母さんのハイヒールを履く幼稚園児のようだ。

むうう、これはまずい。

ぼろ布をパンプスに詰めて、カパカパ回避応急手当。

出発が思ったよりも遅くなって焦ってアパートをでると、雨が降っていて水溜りだらけ。
せっかく新しい靴を買ったのに、泥はねまくり。

そもそも私は、ヒール靴がとても苦手で、普段からほとんど履かない。
ヒール靴を履いてると常に背伸び状態になるわけで、そんな状態で歩けば疲れるに決まってる。
綺麗なお姉さんが颯爽と履きこなしているのを横目に、私は綱渡りをしているかのようによろめく。
慣れちゃえばどうってことないのかもしれないけど、歩くのが大好きな私にとっては不都合不自由。
窮屈なのはイヤ。前世ではおそらく纏足されていたのやもしれぬ。

駅までたった徒歩5分の道のり。

にも関わらず、既に靴ずれをおこしてしまった。

うう~、痛いよ~。

悲しくなった。

サイズの合わないボロキレの詰まったパンプスが私自身のように感じて。

なんか、すごく無理してる。
なんか、すごく情けない。

改札口の手前で、しゃがみこんでしまった。

どうしようかな・・・と思ってたら、ほたるのマスターから電話が来て、
今日行くんですかー?と。
どうしようどうしようって思ってたんだけど、参加の可否をすぐに言わないと先方に迷惑が掛かるらしくて、
じゃあゴメンなさい、今回はやはり不参加にします・・・と断ってしまった。

なにやってんだろう、私。

自分の好きな靴を履いていけばよかったのに、気を張って合わない靴をわざわざ買って。

ほたるのマスターや、せっかく誘って頂いたNさんに迷惑をかけて。

タイに来て、自分の好きなことや心地の良いことにせっかく素直になれていたのに、
高級店におののいて、周囲の目や見栄に気をとられて、結局自分の小ささに失望する。

ふあああ!くっそ~!

自分に腹立たしくなって、パンプスを脱いで裸足でコンビニへ。
ビールを飲みながらアパートへ戻る。

戻ってる途中で、一緒に行くはずだったこおろぎくんから電話。

「今日どうするの~~~?」

「ごめんよー。パーティーには行けなくなっちゃった。君の行きつけの店で飲もう」

家に戻って足を洗い、パンプスを放り出していつものサンダルを履いた。

ああ、すげー心地いい。

無理しないで、始めからこっち履いて行くんだった。バカ私。

Nさん、マスター、すみませんでした。

さて・・・飲むぞ!





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モスバーガー

2011-09-23 00:48:20 | 日記
衝動買いならず、衝動食い。

じゃ~ん!我らが日本の誇るMOS BURGER!



って、別に日本にいる時からそんなにモス好きだったわけじゃないんだけど、
英語学校からの帰り道、新しくできたモスバーガーシーロム店の看板にいつも心惹かれていた。

しかしながら、パンは所詮おやつだと感じてる節があり、
最高に美味い屋台のタイ飯が30Bそこらで食えるのに、おやつに100B払うのもなんだかな~と思ってた。

でも、揚げものが食べたい!とか、甘いものが食べたい!とか急激に欲する時があるように、
バーガーに無性にかぶりつきたい!と思ってしまった。

そう思ったら、頭の中は、バーガーバーガー。一応マクドナルドにも踏み入れてみたけれど、
やっぱり違う!モスバーガーだ!と、Uターン。競歩の試合並に早く歩いてモス到着。

モスの中で一番大好きなフィッシュバーガー。
揚げ物、マヨネーズ、チーズの三位一体が堪らない。
ヘルシー志向なモスで一番アンヘルシーなメニューだ。
コーラとポテトのセットで109B也。
いやあうまいうまい!!日本のクオリティーとなんら変わらない!流石モス!
美味すぎて食べてるとき目の焦点合わず。

瞬速で食べ終わって、
ああ~、久しぶりに一発ヤッちまった的な達成感でしばし余韻に浸っていると、
目の前のタイ人の若いカップルがラブラブなことに気づく。

おうおう、いいなあ~わしにもイチャイチャのひとつやふたつさせてくれよ~~

そんなオヤジマリを押さえつつ、指をくわえて羨望の眼差しで眺める。

食欲は満たされつつも、性欲は満たされることなく、ここ数ヶ月ゴビ砂漠状態。

そして、男の子が女の子に自分の食べてるホットドックを食べさせてあげたのを見て崩壊。

えええ!あんたたちなに?!卑猥!男の子がホットドックを食べさせるって!
昼間のモスの情事?!信じらんない!!!

・・・すぐに、ホットドックからそんな妄想をする私自身が信じらんない変態だと気づき、すごすごとモスを後にした。
私の後姿からはきっともの凄い淋しさが漂っていたことだろう。

淋しい淋しい帰り道、やっぱりいつも通るシーロム通りで、中華料理のシャングリラレストランをふと見上げて
そういえば昔ここに来たことがあるなと思い出した。

6年前、大学の編入試験に落ちて傷心。

有名な大学で、筆記試験は受かったのだけど、面接で入学理由を聞かれて思いきり素直に、
ネームバリューですと答えて沈没。バカだ。バカすぎるバカだ。

どうしようかな、この先人生~と思って、あんまり何も考えずに
日本語教師のアシスタントとして、3ヶ月バンコクに滞在することにした。

6年前も今と変わらず飲んだくれ。

飲んだくれの旅行者おっさんグループと意気投合して、このシャングリラレストランで飯をご馳走してもらった。

酔っ払ったおっさんが、100Bと間違えて、1000Bをボーイさんに渡してしまい、
その後のボーイさんの過剰接客が面白かったことをよく覚えている。

6年前。今も楽しいけど、あの時も楽しかったな。

RCAで飲んではしゃいで酔っ払って、財布とパスポートとアパートの鍵を落としてしまったことがある。
酔っ払ってたので、落としたことが発覚しても

「やば~い。ない~。えへへ~。」

と緊迫感ゼロ。

一緒にいた友達の方がオロオロして、警察に連れてってくれた。

「あはは~ないならしょうがないよね~~~とりあえず鍵ないけどアパートかえる~」

って戻ったら、見知らぬカップルがいて、私の貴重品を拾って鍵に住所が書いてあったので届けにきた
と受付に言ってくれているところだった。

「あ~~~!それわたしの~~~!ありがと~~~♪」

失くしてから見つかるまで、ずっと酔っ払っていたので、夢の中の出来事の様。
いやあ、こんなミラクルなことってあるんだなと、酔いが覚めてから驚いた。

天国のお父さんからは、かなり過保護に守られているようです。

あの3ヶ月が楽しすぎて、それからタイにはまって今に至る。
帰って来てすぐタイに住もう!タイの大学に行こう!と思ったんだけど、いろいろな理由で留まった。
あの時から、もしタイにずっと住んでたら、きっとタイ語も英語も今よりずっと喋れてたんだろうな。

人生って不思議。





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