maliのタイに憧れ日記

タイ好き飲んだくれ日記

どうやらこれから大潮ピークらしい。飛び込んできます。

2011-10-29 19:29:27 | 日記
酔っ払いのどうでもいい下らない呟き。

ビールとつまみの牡蠣の卵炒めを食いつつPCに向かってます。

ちなみに、この洪水のせいで、卵が値上がりしていやがる。
この卵焼きも、昼間に食べたバジルご飯の目玉焼き乗せも、いつもより5B高かった。

でもいい。酔っ払ってる時は洪水のことなんて気にしない。

もう、洪水洪水ってそればっかりで疲れちゃったよ。

馬鹿な事、どうでもいい事だけを呟こう。

どうでもいい事その1。

この部屋間違いなく蚊が住みついてる。
しかも相当用心深い蚊で、ちっとも仕留められやしない。

耳元でぷぅぅぅ~んと言われたら、こちとら即座に戦闘態勢。
構え、呼吸を整え、敵を威嚇するように上下に小刻みに揺れる。

ひとりストリートファイター・・・。

理想はチュンリーだけど、身のこなしが重いので、残念ながらエドモンド本田。

しかし、敵は嘲笑うかのように姿を暗ます。気づけば3箇所位痒くて悶える。

姿消すって雑魚には出来ない技。アイツ間違いなくラスボス級。

ストツーだったらベガ。いや、あの飛びまわって捕らえられない様はバルログか?!

まあ実際ただの蚊なんだけど。

私は知ってる。あいつの攻略は簡単。蚊取り線香だ。

蚊取り線香、・・・有る。ライター、・・・無い。まじ使えねー、・・・私。

まあ、蚊なんてどうでもいいや。心頭滅却すれば痒くねえ。

どうでもいい事その2。

会社に新人の女の子が入ってきた。
ショートカットで左耳にピアスをしていて、とても綺麗な顔をしているAちゃん。

私は、彼女の恋愛対象は女の子だと踏んでいる。

なんとなくそんな気がするってだけで、確かな根拠はないんだけど、
ただ、この前一緒に飲んだ時に、元彼の話をしてて、
「Aちゃんはそこんとこどうなの?」って振ったら、
「元カノは…」と言い出して、慌てて「あ、元カレがね!」って訂正してた。

でも、Aちゃんだったら、女の子からモテるのは当然って感じがする。

そんじょそこらの男よりもずっと男前だし、気が利くし、優しいんだもん。

私、会社の男好きNちゃんと、酔っ払って「我ら男が好きでーす!」と、宣誓したけれど、
Aちゃんだったら、どうにでもして下さいって身を差し出してしまうかもしれない・・・。

新しい世界へ飛び込め!ワンダーランド!

って、べつに、Aちゃんに好意を持たれてるわけじゃないんだけど。

飽く迄私の不純な妄想。

そして、きっとああいうタイプは往々にして大人しくて可愛らしい系の女の子が好きだと思う。

私は哀しいかな、ちっとも可愛くないオ・ヤ・ジ♪Aちゃんからは、ね・が・い・さ・げ(涙)

うわーん!どーせオヤジだよー!早く人間になりたいよー!って、それは妖怪にーんげん!
でも、ベラなら可!あのセクシーさは堪らん!むしろベラになれるなら早く妖怪人間になりたーい!!

そういや昔一度だけ、女の子に告白されたことがあったわ。

前の前の職場で、見た目はどっからみても男の子だった。
自己紹介の時に、書類では「リサ」って名前だったから、

「えーと、リサちゃんって呼んでいい?」

って言ったら、
ビシッ!と自分に向けて親指を立てて、

「トシって呼んで!」

と、トシ・・・?

苗字にもトシってついてないけど・・・?って聞くのは愚問。口を噤んだ。

出会って間もないうちに、好きって言われたけど、その時もう既に今の旦那と付き合ってたから、
ごめんよーって断ったら、
「マリがそいつと会う前に出会いたかった・・・」って泣かれた。

女よりも女々しいな、おい!って言葉に出さずとも態度で表したら、
次の日から別の同僚に恋のお相手シフトチェンジしてた。

その立ち直りの早さはまさに女だわ、リサちゃん。


・・・あ!!

今、偶然にも、天敵の蚊を仕留めた・・・。

よっしゃー!

それでは、これからこの勢いに乗り、
「洪水結構!」と豪語し「洪水決行」(シャレ)となった飲み会に行ってきます。

大潮に戦いを挑む!!!たぶん負ける!!




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高く積み上げられた土嚢

2011-10-28 15:48:00 | 日記
シーロム通りのカシコン銀行の前の土嚢。



段上のATMが見えない位高く綺麗に積まれている。
2m位かなあ。壮観。私の他にも白人の女性がデジカメで撮影していた。

なんとなく、土嚢の高さがどれだけ富を所有しているかを表しているような気になる。

カシコン銀行の土嚢何千何万個分に比べたら、私なんて中の砂一粒にも満たないんだろうな。

それはそうと、ここまでどこもかしこも我が城を守る土嚢と堤防だらけだと、
これはリアルに洪水が来る、いや、洪水が空気を読んだなら、
もうこれは来なければいけないんじゃないかって思うだろ。

一応明日29日の夕方が大潮のピークらしくて、やべーぞやべーぞって世間は騒いでいるけれど、
私は明日、仕事で、その後飲み会の予定なんだけど…。
しかも特に中止がかかってない。雨天決行ならず、洪水決行?!ど、どうなる!?

昨日と同じように暑過ぎるくらい良く晴れた朝が、嵐の前の静けさなのか、
それとも本当に平穏無事なのかどうかはわからないけど、
私はいつも通り、洗濯をして、掃除して、飯を食いに屋台へ繰り出す。

最近お気に入りのスープと白飯の屋台。
今日は、ゲンジウトーフーにした。




卵豆腐と肉団子と白菜が入った塩ベースの透き通ったスープ。優しいお味。

食べていたら、メールが来て、
「サパーンタクシンのロビンソン付近が冠水しているらしい!」という情報を入手。
サパーンタクシンは会社の最寄の駅で、チャオプラヤ川のボートの発着場でもある。
そしてその近くのロビンソンデパートは私が一番良く行くスーパーが入っている。
うちのアパートから1km位しか離れていない。

ついに来たか!Xデー!

気分は特ダネ記者。慌ててデジカメを取りに帰り、現場へ向かおうとしたら、

再度メールが届いて、「もう収まったらしい」とのこと。

あ、そうなんだ。もちろん良かったんだけど、ちょっぴり出鼻を挫かれた感。
リュックを降ろしビーサンを脱いでベットへゴロリ。

そういえば英語学校から、何度か電話が掛かって来てたんだな。

「飲んだくれてないで、ちゃんと学校来なさいよ!」

って言われるのかと思ってシカトしていたけど、よし、今日は久しぶりに学校へ行こう。

テクテク歩いて、学校へ向かうも、
あの電話、もしや洪水の為、休校します連絡じゃなかろうか…、その可能性大!と思い始める。

まあ、やってなかったら、それはそれでいいか。

予想に反してちゃんと営業していたので、次のレッスンの予約を取って自習室へ向かおうとしたら、
スタッフが、「洪水の寄付で、Tシャツ買わない?」と満面の笑顔で話しかけてきた。

水面から出る手のイラストとHELP!の文字、そして英語学校のロゴ入りのブルーのTシャツ。

良く見ると、先生、スタッフ、何人かの生徒がそのTシャツを着ていて、その表情はどこか満足気だ。

笑顔でTシャツを広げ見せてくるスタッフに、

「ま、また今度ね...」と苦笑いをしてそそくさと去った。

「わたしたちの仲間に、キミも入らないかい?!」っていうの、すげー苦手。

でも、洪水で避難でもしたら、みんなで助け合っていかなきゃいけないし、そういう気持ち大切なんだろうな。

でも私はキリギリスで、アリにハブかれる運命だった。
そんなキリギリスもちょっと不安になってきた。

ビールを飲みながら、無事に山を越せる事を祈ろう。



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タイは洪水の為緊急連休。私はのんきな連休。

2011-10-27 15:18:43 | 日記

私は昨日から無駄に3連休中。
タイでは、洪水に備えた緊急連休に入っているが、
日本のコールセンターであるうちの会社はそんなの関係ないらしく、
私の連休は前からシフトで決まっていた休みであり、世間の急遽の休みとはたまたま被ってしまっただけだ。

近所を歩くと、せっせと家の前に土嚢を積み上げたり、コンクリートの堤防を作っている住民の姿が見受けられる。
食料品や日用品の買出しにも行ってる事だろう。

セブンには相変わらず物が無い。




そして、ついに私の恐れていた事態が発生した。

び、ビールが無いぃぃ!!ひぃぃぃぃ!!

生きる望みを失いつつ、足元が覚束ないまま、屋台へ朝ごはん兼昼ごはん。

トムルークムーという、豚肉スープとご飯セット。



カリカリ豚とつくねとモツが入った濃い目の醤油スープが、ええ味してて、
ご飯がとってもすすむくんなのだ。

私はそれにガッツリ唐辛子をいれて、汗をダラダラかきながら白飯を掻っ込んでる。

セブンからビールが消えても、国が非常事態でも、だからってどうすることもできないし、
私たちは私たちのいつも通りの生活をするだけだよねって思って、
たまたま休みが一緒だったこおろぎくんを誘って、映画でも見に行くことにした。

サイアムのパラゴンの中にある映画館。

「タイの映画館で映画を見る」ということが目的だったので、何か見たい映画があった訳ではなく、
何を見るかは、とりあえず行って、広告見て、ジャケ買い的なノリで決めようぜと繰り出したものの、
困ってしまう位興味を惹かれるタイトルがない。

実際には、「結婚できない独身30女子が恋に仕事に頑張る!」っていう概要のタイ映画に
かなり心が惹かれていたんだけど、26歳ピチピチ男子のこおろぎくんは全く興味ねえだろうと思って控えた。
今度こっそりひとりで見に行ってやろう。

結局アニメーションと実写を併せた「スマーフ」という、ガキんちょが大喜びしそうな映画を見ることにした。

IMAXだか、なんだか忘れたけど、シアターがいくつもあるでっかい映画館で、
上映5分前にシアターに着いたら、ノーゲスト。

チケット買うときに、席がわりと埋まってたから、え?ここで間違ってないよね?と心配になりつつも、
ギリギリの時間になってワラワラと人が入ってくる。

日本人だったら、10分前からスタンバッてる人がいるのが普通なんだけど、やっぱりそこは国民性の違い。

そしてタイでは映画の本編が始まる前に国王崇拝の音楽と映像が流れ、その間は起立をしなければいけない。
はじめて映画館に入ったときは、まわりのみんなが一斉に立つので、
すごくビビッて「え?え?」ってキョロキョロしちゃった。

でも、そのほんの数分の国王崇拝のPVを見ると、
「おおー!!国王ー!!今の私がいるのも国王のお陰だよー!国王!ありがとうございます!!チャイオー!!」
と感動の涙を流しそうになる。

私、いとも簡単に洗脳される自身アリ。

さて肝心のスマーフは、とてもラブリーで可愛らしかった。
子供向けの映画は心が洗われる。

可笑しい場面は、その場面以上にタイ人の爆笑ぶりが可笑しかった。

日本だと、映画館では周りを気にして、面白くてもクスッ程度に抑えがちだけど、
タイ人は気にせず豪快。でも私もその方が好きだ。
みんなで同じ気持ちを共有しているのが映画館のいいところだと思うから。

映画が終わり、エンドロールが流れてふと後ろを振り向いたら誰もいなくなってた。

シアター入るのは遅いけど、出るのはめっちゃ早いわ!

上映中に後ろから聞こえてきた爆笑が嘘のようで、少し怖かった。
見ていたのがホラー映画だったらもっと恐ろしかっただろう。

それからデパ地下を覗いたら、日本のラーメン屋やお鮨屋さんが出店している、
日本市というイベントがやっていて、私たちはある店の前で思わず足を止めてしまった。

銀だこーーーー!!!



食おう買おう、6個120B、高級、でも銀だこブランドだもの、しょうがない。

うまい!外はカリッ、中はトロッのまさに日本の銀だこです。

たこ焼きをフォークで食べたのは初めてだったけど、満足。

でもやっぱたこ焼きにはビールだよね~、となって、同じフロアにあるスーパーでビール購入。
地元のセブンには無かったビールはここパラゴンでは大量豊富な品揃え!
流石パラゴン。PARAGONの名を語るにふさわしい・・・!

飲んだことのない、チャーンのEXPORTとDRAUGHTを飲み比べることにした。



つまみでラザニアも購入♪



フードコートで大瓶かっ食らう楽しいダメ人間とは私たちのことです、ハイ。

そして飲み比べた結果は・・・あんまりよくわかんねえ・・・。
やっぱり、いつものCLASSICタイプが一番良いと思った。

上記2つはアルコール度数5%なんだけど、CLASSICは6.4%なのでお得な気がするという理由で。

味ではなくアルコール度数で決める私は、結局何だっていいんだと思った。

フードコートで飲むってお金掛からないし、つまみもいっぱい選べるしハマりそう。

新たな楽しみ発見しちゃった。

すっかり洪水のことも忘れちゃってるし。


アリとキリギリスだったら、私はキリギリスでいい。





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デブは水に浮く?

2011-10-26 12:39:00 | 日記
同僚の家が浸水した。

ノンタブリーに住んでいたので、予想はしていたそうだけど、その日は出社不可。
次の日は避難所から通勤して来た。
ご飯もでるし、意外と居心地が良いと笑っていたけれど、こりゃあ大変なことになってきたようだぞ。

会社では、社員の携帯電話の番号とアパートの1階に住んでいる人の確認をしていて、
きのう上司が、「何階に住んでるの?!」と皆に聞きまくっていた。
「3階です」と答える人の言葉尻に安心感が伺えるのは、私が1階に住んでいるからだろうか。

そう、1階なんだよな~。くそ~、なんとなく損した気分。
家賃500B位さがんねーかな。

でもやっぱり、まじで洪水来んのかよ?って位、今日も快晴洗濯日和で、
いつものように、シーツを洗って干して、
いつものように、飲みすぎからくる吐き気を堪えてるそんな休日の午前中。

洪水がカミングスーンだとしても、飲みを控える理由にはならない。

そして、着実に備蓄されている腹の脂肪を眺めて、緊急時に食べ物が無くなっても、
コレのお陰で多少は生きながらえるのではないかと期待している。

いやあ、でも本当に太ったな。

日本で仕事をしていたほんの1年前は、難民と呼ばれる程痩せていたのだけれど、今じゃ腹芸ができます。

きのうも、顔馴染みのタイ人警備員に会社で久しぶりに会って、

「マリ~太ったね~!」と叫ばれた。

太ることは美しくないことです、もしくは、太ったお前はなんて醜いんだ、
どっちかわからんが、なんたらかんたらマイスーワイ!(NOT BEAUTIFUL!)と言われた。

彼はイケメンなので、

「えへっ、そうなの~、最近飲み食いが激しくてえ~。てへっ」

と効き目の無いぶりっ子をかましてみたけれど、

心の中では

「言われなくても知っとるわ!たわけ!この蟹野郎!」

と毒突いていた。(蟹野郎のあだ名はPUU、蟹という意味)


さらにこの前ショートパンツを履いて歩いていたら、無意識の内にZARDの揺れる想いを口遊んでいた。

「ゆれ~る~おも~い~♪」

何故この歌のチョイスか、途中ではっと気づいてしまった。

歩いてると、腹と太ももの贅肉がめっちゃ揺れてるからだ!

自爆。

…でもいいの。

緊急時に備えた備蓄品、もしくは豊満なカラダになったと思おう。
おっ!それいい!豊満なカラダ!

ちょっとポッチャリしてるくらいのほうが、きっとセックスアピール高いはず。

しかもこの膨らんだ腹のお陰で、万が一洪水で流されたとしても浮きそうな気もする。

ナイス。太るのも悪くない。




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図々しくも

2011-10-24 12:42:50 | 日記
きのうは、酔っ払って負傷したこおろぎくんの回復記念でプロンポンにある居酒屋いもやへ行った。

そこで、バンコク美味しい会で知り合いになった酒好き女子、四季ちゃんと偶然遭遇。

あらあら!まあまあ!と、飲んだくれ女子同士、再開に喜び合い、お互い別の席に座っていたけれど、
いい具合に酔っ払った頃合を見計らって突撃突入。

四季ちゃんのお連れのもーちゃんとも仲良くなり、4人でワイワイ飲み、
閉店までがっつり居座ってへべれけ。

途中、私の行きつけのバーほたるは四季ちゃんも良く行くので、
マスターのことを知っているよ~という話題がでた。

今日は日曜日だから、ほたるは定休日。

マスターのことだ。間違いなく飲んでいるだろう。

よし!無理やり合流しちゃおうゼ!となり、電話する。

期待通り、飲んでる様子。

「はい、わっしょ~い。今○○で飲んでます~。え?今から?え、いいよ?」

と言われたので、ヘイタクシー!

またも突撃突入。

マスターの声、今考えると困惑の色が入っていたかも。

でも酔っ払ってたので、「許可がおりたぞー!わーい!」としか思わず、図々しく乗り込んだ。

そう、図々しく。

店に着くと、マスターはにこやかに迎えてくれたけど、
マスターと一緒に飲んでいた人は、明らかに私たちの合流を疎んでいて、
おまえらなんで来たの?…って、いう感じがひしひしと伝わってきた。

そのマスターと飲んでた人っていうのは、以前一緒に飲んだことがあって、
その時に酔っ払った私は恐らく何か暴言を吐いてしまったらしい。

でもその後2回程顔をあわせた際に、この前はごめんなさいって何度も謝っていたから、
てっきり許してくれてるのかと思ってた。

でも、あの態度は未だご立腹。

私がいけないのでしょうがない。
だけど、マスターがその人に
「それじゃあ、もう一軒行きましょうかー!」と切り出したときに、
すごーくすごーく嫌そうな表情で、
「もう勘弁してくださいよ」と答えた。

その顔を見て、ああ、無理だって思って席を立った。

勝手に来といて勝手に帰る。

まさに図々しい。

本当にマスターには申し訳ないことをした。
もちろんその人にも。

でも、私はもう2度と、今日突撃したその人の行きつけの店と、
その人が働いている店には行くことはないし、
その人とも会わないようにする。

その日も帰り際に一応のたくさんのごめんなさいを言った。でもダメだった。


私が酔っ払って彼に何を言ったのかは正直覚えてないし、
突然合流しようとしたのも迷惑だったろう。

だけど、あの態度はまじ傷つく。

こおろぎくんは次の日の仕事が早いので既に先に帰っていて、四季ちゃんともーちゃんはまだ店に残るようだったので、
ひとりでタクシーに乗った。

気分の悪いもやもやで頭はぐるぐるしていて、もう一度飲み直さなければいけなかった。
すぐにMGさんに連絡。

「他の仲間もいるけどいいよ~」と言ってくれて、

再三の図々しさをちっとも反省することなく、タニヤプラザの前の屋台へ向かった。

そこにはいつもの優しいMGさんと、MGさんの仕事仲間である陽気なタニヤのボスと、
タイに来てまだ10日しか経っていないという一見厳つい兄さんと、
はっとするような美女が、楽しくお酒を酌み交わしていた。

突然お邪魔した私を嫌な顔ひとつせず迎えてくれて、
尖ってた気持ちが温かい彼らのお陰で、やっと落ち着いた。

ボスの飲みっぷりは素晴らしく、酔っ払って小さなビデオカメラを取り出し、片言の日本語で

「これは日本人でも買えないよ!すごく高いよ!」

って言いながらそれを放り投げようとしたり、
突然バイクに乗って何処かへ消えたり(運転恐ろしい)して、そんな不可解な行動がまた楽しかった。

午前3時のタニヤの子供たちもとても元気。



無邪気に遊んでいるけれど、
「そこの子は、旅行者に花を売るふりをして、バックを盗むから気をつけてね」
と、そっとMGさんが教えてくれた。

心地よい繁華街。油断は大敵。

終わりは日が昇るまで?!ってくらいボスを筆頭に皆、勢いよく飲んでいて、
もう本当に楽しかったんだけど、私は飲みながらも既に二日酔いになっていて、
頭が痛くて、もう飲めなくて、4時くらいに、おいとまを告げた。

またも勝手に来て、勝手に帰る。

でも、ほんとに楽しかったし、嬉しかった。MGさんありがとうございます!大好き!

サラデーン駅から家まで歩いて40分くらい。
いつも英語学校へ通ってる道のりなので、タクシーに乗らず歩いて帰ることにした。

酔っ払ってタクシーに乗るのと、酔っ払って歩いて帰るのと、どっちが危険かっていったら
どっちも危険だけど、やっぱり歩いて帰るほうが危ない。

だけど、歩きたかった。

歩きながら、帰り際にMGさんが、

「あんまり深く考えすぎないようにね」

って言ってくれた優しい言葉を思い出して、しくしく泣きながら歩いた。

午前4時にシーロム通りを酔っ払いながらひとりでとぼとぼ歩くバカな女が、一番素直な自分なんだと気づく。

私はタイに、タイ語を勉強しにきたのでも、英語を勉強しにきたのでもなく、
ただ、こんな自分と向き合う為に来たのだろう。



日本にいる大切な人が、今度の木曜日に大きな手術をする。


本人が一番大変で、周りの人も不安で堪らないだろう。
なのに、私はタイで飲んだくれて潰れて、とにかく自分の為にしか立ち振る舞えない。

私だけ洪水で流されてしまえばいいのに。