タイの中学生が日本語で書いた作文。
ぼくのしりたいこと
ぼくのしりたいことは、どうしたら気持ちがよくなるかということです。
これは自分で実験しました。まず、自分の好きなことしかしませんでした。
してみてから、自分にはよかったですが、ほかの人にはよくなかったんです。
結局ぼくの気持ちはよくなかったです。
それからほかの人の好きなことしかしませんでした。
ほかのひとにはよかったですが、ぼくにはよくなかったです。
ある時、きらいなことをしなければならなかったからです。
さいごに、ぼくにとってもほかの人にとっても好きなことをしてみました。
それはよさそうでしたが、社会にとっては悪いことだったんです。
人は好きなことがなかなかおなじじゃなくて、みんながおなじように好きなことが悪いことだったりします。
どうしたら、いちばん気持ちがよくなるでしょうか。
いくらかんがえても、かんがえつきませんでした。
しばらくたって、仏陀のダルマという本に会って方向性をみつけました。
本の中には
「人間はぜんぶのことが正しくわかると、ぜんぶのことを正しくできます」
と書いてありました。
生活の中にはいろいろなわからないことがたくさんあります。
そしてさらに新しいことが、どんどんうまれてきています。
私たちは恋をします。その人のことがよく理解できないと苦しみになることがあります。
でもその人のことをよく理解できたら、幸福で楽しいです。
でも、全てのことをわかるようにするのは大変です。
全てのことはたくさんありすぎます。
どうすれば全てがわかるんでしょうか。
仏陀は言ってくださいました。
全てのことは実は2つしかありませんでした。
1つ目は具象です。見えるものと触れるものです。
2つ目は抽象です。直接さわれませんが、からだと心でかんじることができます。
そして、具象と抽象はおなじ形態があります。
それは最後には死んでしまうということです。
このことがわかったら執着しないほうがいいです。
いろいろなことをするとき、執着せずじゆうな心でやるほうがいいです。
じゆうな心で生活することはみんなの夢です。