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「現代詩手帖」 1969年1月号 表紙絵原画

2012-06-08 10:56:58 | 作者紹介

ドローイング 「現代詩手帖」 1969年1月号 表紙絵原画 
インク、墨・紙  1969年 中村宏
語学に関係のない図書は大方処分したので、現代詩手帖は一冊残っているかどうかという状況だが、数年前までは3,4冊はしぶとく残していた。特に68年69年辺りが最高に面白くて何年も捨てきれなかった。中村宏の表紙だとは今の今までしらなかった。このあたりの表紙は全部覚えている。ボロボロになるまで保存していたからだ。「意味不明、気持ち悪い」、
少女だった私の率直な感想の記憶である。

 「現代詩手帖」 1969年6月号 表紙絵原画
一番怯えたのはこの6月号だ。↑
今日以下のblogから中村宏を探し出して
彼が現代詩手帖の表紙を担当していたことを知った。
上のblogをクリックしてトークイヴェントを聞いてみた。
非常に明るく楽しくわかりやすく話す人なので意外だった。

中村宏のこの頁へのきっかけは
Linda Hoaglund のドキュメンタリー「ANPO」である
Linda Hoaglund の中村宏絶賛を聞いて
その流れで懐かしい現代詩手帖に辿り着いた。
はじめまして、中村宏さま。
懐かしい、中村宏さま。

・・・・・追記:2012年6月8日・・・・・



本棚を探すと’69の9月号(表紙↑)が見つかった。
何故これを残したのだろう。
わが友、金石稔の「ハイライト イン ハイライト」故か
わが友、支路井耕治の
「黄金の腐食あるいは復活まえの敗走〈Ⅱ〉」故か
あるいは寺山修司「詩論までの時速100キロ」故か
唐十郎「の唄」故か
はたまた田村隆一「春とおからじ」か
諏訪優「アンダー・グラウンドの再考」か
加藤郁乎「わが新宿!」か
もしかして黒田喜夫「彼岸と主体(二)」か
安藤元雄「虚空と言葉」か...
盛りだくさんだが、もっともっと盛りだくさん
な号が他に無かったわけではない。
中村宏の表紙の一つ目の少女は
(一つ目が豚鼻のように見えて)
少女自身(私)から見ると面白味に欠け「不愉快」以外の何物でもなかった。
実物には緑色の着色がある。そういえば
一つ上の6月号の表紙に於いても長い髪の毛には
たしか朱または赤の着色があったと記憶している。



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