言葉の勉強は勉強の仕方を一工夫しみてると、結構面白くなります!
言葉を勉強すると、その言葉の背景にある文化や考え方、歴史も一緒に勉強できちゃうんです。これ大事っす。
ってことで、今日から秋の「“面白さ”倍増強化キャンペーン」実施中♪
例えば「語源」を調べると面白いこととかありますよ。
まず、ヨーロッパで話されている言語は大きく5つのグループに分けられます。
- 【ゲルマン系】 英語、ドイツ語、オランダ語、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語 etc
- 【ラテン系】 ラテン語(死語)、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語 etc
- 【スラブ系】 ロシア語、ポーランド語、チェコ語、スロバキア語、スロベニア語、クロアチア語、セルビア語 etc
- 【アジア系】 ハンガリー語、フィンランド語、エストニア語、ブルガリア語 etc
- 【その他】 ケルト語、バスク語 etc
だから、一つの言語が分かれば、同じ系統内の言語が分かったりします。(アジア系、その他は除く)
例えば、英語で「良い」は「good」ですよね。
ドイツ語: 「gute」
オランダ語:「goede」
スウェーデン語・デンマーク語・ノルウェー語: 「god」
どれも同じ語源から来ています。
なもんで、これらの単語を見たとき、「これってもしかして“good”と同じ意味じゃ?」って推測できちゃうわけ。
フランス語で「良い」は「bon(ボン)」。じゃ、他のラテン系では・・・;
イタリア語:「buono(ブオーノ)」
スペイン語:「bueno(ブエノ)」
ポルトガル語:「bom(ボム)」
ね?
■ ラテン語
ヨーロッパの言語の多くがラテン語の影響を強く受けてます。ラテン語無しにヨーロッパの言語は語れましぇーん!
その中でも「ラテン系言語」はラテン語の直系の「子孫」。
さっき書いた「良い」を意味する"bon"も"buono"も"bueno"も"bom"も、どれもラテン語の「bonus」から来てます。
ちなみに今でもカトリック教会のオフィシャルな言葉はラテン語(但しイタリア語発音の影響を受けたラテン語)。
名曲「Ave Maria(アヴェ・マリア)」は聖母へのラテン語の祈りを歌にしたものです。「Ave」は挨拶の言葉です。
ラテン語がヨーロッパ諸語に強い影響を及ぼしてるのは、いわずもがなかつてヨーロッパで栄華を誇ったローマ帝国と無縁じゃありません。
なので、ラテン語が分かると、多くの言語を理解することができます。
ちなみにラテン語は日本語の発音とヒジョーに近いです(ってかほぼローマ字読みそのまま)。
なので日本人が発音すると「きれいな発音だ!」と褒められます♪
逆に英語が母国語の人は英語なまりが強すぎてダメです。
例えば、「Cogito ergo sum.」
これは「我思う、ゆえに我あり」というあの有名な言葉。
で、なんて読みます?
「コギート エルゴ スム」
そのまんま♪
But、アメリカ人やイギリス人が読むと、
「コゥジートォゥ アーゴゥ サム」
ブーっ×
また、ラテン語は「教養のしるし」でもあるので、欧米ではラテン語ができたりわかったりすると、「この人はできる!」と一目置かれます。
明日は「英語とフランス語のハネムーン」を少し♪
taddy
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