カメラ片手に街中に出ると、普段は何とも思っていない風
景が、急にアートとして目に飛び込んで来ます。
そして、特にモノクロで覗く日常風景は、これまた全く違う
世界に誘ってくれてワクワクします。きれいにくっきりとした
優等生的な写真では何かもの足らず、ぶれやぼやけが上
質なスパイスのように画像に味を付け足してくれます。
そして、「光」と「影」のバランスに敏感になります。光によ
って、被写体の見え方も全く変わるからです。
最初に見つけたお店の看板。それは「Romeo y Julieta」。
スペイン語で「ロミオとジュリエット」のことです。街中を歩く
ロミオとジュリエットたちの姿を写し取ってみました。見慣れ
ている光景も、モノクロの世界ではおとぎ話のような光景に
なりますね。
taddy