6月22日(月曜)
中国本土は休日
14:00 日銀月報
黒田日銀総裁…長期国債の買い入れは2%物価実現のため 物価目標の安定持続に十分な手段有している 付利金利の引き上げは出口手段の一つ
15:30?クーレECB専務理事 講演
19:30!ユーロ圏財務相会合…ECBはELA上限を878億ユーロに引き上げ
23:00↑→ユーロ圏消費者信頼感・速報値(6月)結果-5.6 予想-5.8 前回-5.6(-5.5から修正)
23:00↑米中古住宅販売件数(5月)
結果5.35百万件 予想5.28 前回5.09(5.04から修正)…在庫水準はほぼ変わらず
*ECB…ギリシャ銀向けの緊急流動性供給(ELA)の上限を878億ユーロ(先週841億ユーロ)に引き上げ。…ECBはギリシャ銀緊急支援について24時間以内に見直す。
02:30!カンリフ英中銀副総裁 講演…賃金は生産性の上昇を見込む。低賃金労働の時代は予想通り終わった。金利は金融危機前の平均以下での緩やかな上昇を見込む。インフレ期待は抑制されている。賃金と生産性を注意深く見ている。
02:00~ユーロ圏緊急首脳会合…
チプラス首相 ギリシャの新たな提案は社会的に公正
メルケル独首相 ギリシャは依然非常に多くの作業が必要
ユンケル欧州委員長 ギリシャ、今週まとまると確信
ギリシャ政府、いかなる支援合意にも債務救済の要素求める
6月23日(火曜)
09:00?豪州景気先行指数(4月)
10:30?豪州住宅価格指数(第1四半期)
10:45↑HSBC中国製造業PMI(6月)結果49.6 予想49.4 前回49.2…上回ったが反応はみられない!
16:30↑ドイツ製造業PMI・速報値(6月)結果51.9 予想51.2 前回51.1
16:30↑ドイツ非製造業PMI・速報値(6月)結果54.2 予想53.0 前回53.0
17:00↑ユーロ圏製造業PMI・速報値(6月)結果52.5 予想52.2 前回52.2
17:00↑ユーロ圏非製造業PMI・速報値(6月)結果54.4 予想53.6 前回53.8
21:30!パウエルFRB理事 講演…今年の成長率は2%程度に・9月利上げの確率は五分五分・9月、12月の利上げを予想・
21:30↓→↑米耐久財受注(5月)…反応は一時的
結果-1.8% 予想-1.0% 前回-1.5%(-0.5%から修正)(前月比)
結果0.5% 予想0.5% 前回-0.3%(0.5%から修正)(輸送除くコア・前月比)
23:00↑米新築住宅販売件数(5月)結果546千件 予想523 前回534(517から修正)…ドル高の反応も動きは限定的
…ECBはきょうもギリシャ銀向けの緊急流動性支援(ELA)の上限を引き上げた・3日連続の引き上げ・上限は890億ユーロに設定した・ギリシャ銀からの預金流出が続いて
…ユーロ安・ポンド高の動きが続いて・市場では早期の利上げ期待が・利上げ開始見通しを来年前半に前倒す?
…ギリシャの新提案は議会を通過・法人や富裕層への課税強化、付加価値税の一部増税、年金改革はこれ以上給付削減しない、早期退職の抑制、掛け金の増額で対応、公務員の賃金カットはこれ以上しない
6月24日(水曜)
08:50!日銀金融政策決定会合 議事録(5月開催分)…予想物価は長い目でみれば上昇している
15:45→フランスGDP・確報値(第1四半期)結果0.6% 予想0.6% 前回0.6%(前期比)
NY時間*仏雇用情勢は悪化が続く…仏労働局が発表した5月の求職者数は355.22万人と1.62万人増え過去最悪の状況が継続。
17:00↓ドイツIfo景況感指数(6月)結果107.4 予想108.1 前回108.5
20:00↑米MBA住宅ローン申請指数(19日までの週)結果1.6% 前回-5.5%(前週比)
21:30→↑米GDP・確報値(第1四半期)結果-0.2% 予想-0.2% 前回-0.7%(前期比年率)
21:30↑米個人消費・確報値(第1四半期)結果2.1% 予想1.9% 前回1.8%(前期比年率)
21:30↑米GDPデフレータ・確報値(第1四半期)結果0.0% 予想-0.1% 前回-0.1%(前期比年率)
23:00?コンスタンシオECB副総裁 講演
23:30↑米週間石油在庫統計原油 在庫-493万 ガソ+68万 精製+184万 稼働94.0(+0.9%) クッ-187万
02:00!ユーロ圏財務相会合…明日も協議継続へ ギリシャ支援をめぐるユーロ圏財務相会合は、1時間弱で討議を終了した。明日の現地時間午後に協議が再開
・全般的にみて動いたのは、ポンド下落とOil系の下落…ダウも期待で上げていた分の修正安か?…日経平均も一段安で始まる雰囲気!…
6月25日(木曜)
15:00↓ドイツGFK消費者信頼感(7月)結果10.1 予想10.2 前回10.2
20:00!ユーロ圏財務相会合…ユーログループ議長 ギリシャについて十分な進展ない
21:00?タルーロFRB理事 講演
21:00↓ブラジル失業率(5月)結果6.7% 予想6.6% 前回6.4%
21:30→米個人所得(5月)結果0.5% 予想0.5% 前回0.5%(0.4%から修正前月比)
21:30↑米個人支出(5月)結果0.9% 予想0.7% 前回0.1%(0.0%から修正前月比)
21:30→米PCEデフレータ(5月)結果0.2% 予想0.2% 前回0.2%(0.1%から修正前年比)
21:30→米PCEコアデフレータ(5月)
結果0.1% 予想0.1% 前回0.1%(前月比)
結果1.2%予想1.2% 前回1.3%(1.2%から修正前年比)
21:30↑↓米新規失業保険申請件数(20日までの週)結果271千件 予想273 前回268(267から修正)
23:00!EU首脳会合(25-26日)EU当局者 ユーログループ会合は中断、ギリシャめぐり合意見えず…IMFライス報道官 6月30日の支払い期限を延長するつもりはない…ユーロ圏財務相会合は終了 次は土曜日に再開…メルケル独首相 29日までに合意する必要
6月26日(金曜)
08:30→日失業率(5月)結果3.3% 予想3.3% 前回3.3%
08:30↑日有効求人倍率(5月)結果1.19 予想1.17 前回1.17
08:30↑↓日全国消費者物価指数(5月)
結果0.5% 予想0.4% 前回0.6%(前年比)
結果0.1% 予想0.0% 前回0.3%(除く生鮮・前年比)
※メルケル独首相…明日のユーロ圏財務相会合は決定的・時間はとてもとても厳しい…
17:00 EU首脳会合(最終日)…追加支援があれば、ギリシャは債務減免がなくても債務を持続できると分析。3年間の支援を前提としており、年間の財政赤字と債務償還に必要な資金の合計がGDP比でIMFが基準としている15%を下回っており、債務減免などは必要ないとした。
23:00↑米ミシガン大学消費者信頼感・確報値(6月)結果96.1 予想94.6 前回94.6…強いもドル買い限定的
*チプラス首相は国民投票を実施の意向…7月5日に実施の可能性
当日、ロンドン・NY時間は、大きな値動きに対する理由を追っかけ…
翌日、ディーラー目線で、各カテゴリー毎の背景と実態と損益を読み解く!
○NY株式概況
22日↑ダウ平均18119(+103)M&Aの報が複数伝わった・ギリシャ問題の合意期待が高まる…
23日↑ダウ平均18144(+24)ギリシャ合意への期待から序盤は買い先行で、FRB理事の発言で早期利上げ期待も高まり、ダウ平均は伸び悩み。
24日↓ダウ平均17966(-178)ギリシャ協議が難航する中、利益確定売り・ギリシャ協議は依然ギリシャ側と債権団との間には隔たりがある模様で、高値圏における一旦の利益確定売り…
25日↓ダウ平均17890(-75)ユーロ圏財務相会合でもギリシャ協議が合意に達せず、株価は終盤にかけて売りが強まった。次は土曜日に再開…
26日↑ダウ平均17947(+56)ダウ平均は反発も、S&Pやナスダックは下落。明日のギリシャ協議警戒!
225指数考察:押すまで様子見…上値が見えないので、戻りSはやらない…
※欲をかかず、追っかけず、堅く押し目だけを待つ方針継続…
○NY債券概況
22日↑ギリシャ問題の合意期待が高まり、ドイツ国債の利回りと伴に、米国債利回りも大幅に上昇…
23日↑パウエルFRB理事が指標次第では年内2回の利上げの可能性も指摘したことから、利回りは上昇して始まった。その後、前日付近まで上げ幅を縮小する場面も見られたが、ギリシャ合意への期待感もあり、利回りはプラス圏を維持
24日↓米株安で利回りも後半にかけて下げ幅拡大・米GDP確報値はマイナス成長ではあったものの、改定値からは上方修正、個人消費は予想を上回り安心感・米株には利益確定売りが強まる中、米国債利回りも後半にかけて下げ幅を拡大した…
25日↑米経済指標も堅調で、利上げ期待が根強い中、利回りは上昇・ギリシャ協議が依然として合意に達しないことから、終盤になると、米7年債入札をきっかけに利回りは上げ幅を縮小…
26日↑週末のギリシャ協議の行方に注目が集まる中、合意への期待で・米指標も好調で9月利上げ開始を織り込む上昇…
○NY為替概況
22日:序盤はユーロ買い優勢も、後半は伸び悩み、往って来いの展開・ギリシャ問題は佳境で、ユーロ圏財務相とEU首脳の緊急会談が行われている・市場では合意が近いとの期待感で、ドイツ国債利回り大幅上昇する一方、南欧債の利回りは低下・ユーロも買いが強まるも、メルケル独首相は“特に土台にはなっていないと慎重な発言で、ユーロは後半にかけ戻り売りに!・
23日:パウエルFRB理事の発言もありドル買い優勢・米指標は、製造業のデータはまだその期待を裏付けてない。米利上げに関しては、年内開始の可能性は高そうだが、時期や回数に関しては、もう少し確認!・ギリシャ問題は期待感温存・ECBはきょうもギリシャ銀向けの緊急流動性支援(ELA)の上限を引き上げた・ギリシャ銀からの預金流出が続くユーロは売り傾向・ドル円は慎重・
24日:ドル円は小さく上に往って来いの展開・米株安が圧迫し、ギリシャ問題はきょうも協議が行われ、合意への期待は根強いものの、依然としてギリシャ側と債権団との間には隔たりがある模様でも、ユーロドルは横這い・ギリシャの案は、法人税を29%に増税し、富裕層への課税強化。債権団は法人税については28%が限界で、更にIMFは富裕層だけではなく、全体への課税強化すべきと。
年金改革も、ギリシャ側は早期退職抑制や、掛け金の増額などを打ち出すも、債権団は支払い削減を主張。
付加価値税(VAT)の増税は、債権団はGDPの1%程度の歳入増を求めているが、ギリシャ案は0.74%。
前進は見られ、合意への期待は温存されるも、隔たり大きく予断は許さない状況。
25日:NY市場は様子見気分強く、為替市場は小幅な値動き続く・ギリシャにらみの展開も、ユーロ圏財務相会合でも合意なし・27日の土曜日に協議は再開される予定・合意に達する期待高く市場も静観・米利上げ期待が高まり、米国債利回りの上昇が続く中、ドル円も底堅く、上向きの流れは維持も、125円台には慎重・
ユーロドル、ユーロ円も、ユーロはギリシャの結果が見えるまでは様子見姿勢が強い…
26日:ユーロ売り優勢(ギリシャ合意への期待の一方で警戒感)・債権団はギリシャに対して、救済プログラムの5ヵ月延長と155億ユーロの資金供与を提案したと伝わっていたが、ギリシャ側は包括的な支援を求めており拒否した模様。155億ユーロの内訳は欧州金融安定ファシリティー(EFSF)から87億ユーロ、IMFが35億ユーロ、ECBの証券市場プログラム(SMP)の利益33億ユーロの支払いを想定。SMPの利益のうち18億ユーロは直ちに支払われることになり、30日に迫っている16億ユーロのIMFへの返済にあてる・ユーロドルは1.12台前半から一時1.11台前半まで下落・ドル円は買い優勢…
為替考察:(ドル>円=ユーロ)米指標良くドル強く、ギリシャ問題でユーロ弱くも、終末イベント前の調整レベル…
・Eur/Usd:戻りS指値は1.138以上…押し目Lは1.110以下の指値維持…
・Gbp/Jpy:Eur/Jpyとの鞘(46.3⇔57.0) 56.0→54.4→57.0→54.8→56.7…ポンド上昇で鞘が開いたので…
・Eur/Jpy:Gbp/JpyS:Eur/JpyLの維持&追加…
・Usd/Jpy:様子見…
・Aud/Jpy:様子見…
※ギリシャ問題でユーロが↑↓…FRB利上げ問題でドルが↑↓…暫く、このパターンが続く限り比較的超堅い感じ継続…
○〔米欧石油市況〕
上げ材料は、米WTI7月きりが納会を迎える中、買い戻し・オハイオ州クッシングの原油在庫減の報が伝えられるも、ガソリン在庫増やギリシャ財政危機への懸念が相殺・月末に最終合意期限を迎えるイランの核協議に幾つか問題の兆しが出ていることも支援材料。同国が期待する石油輸出をめぐる制裁解除が遅れる可能性・API米原油在庫は先週320万バレル減少・ガソリンや超低硫黄ディーゼル(ULSD)といった石油製品相場の上昇幅は原油を上回り、市場全体をけん引・月末以降、米国のドライブシーズンのピークを迎え、石油製品は燃料需要の増加観測を背景に大きく上昇・イランの石油輸出制裁解除につながる核協議の難航観測が浮上し、相場の下支え要因・EIAの1週間の原油在庫は前週比490万バレル減と、ロイターのアナリスト予想(210万バレル減)を上回った・EIAのガソリン需要は1991年以来、石油製品全体の需要は2007年以来の高い水準・過激派組織「イスラム国」の犯行とみられるクウェートでの自爆テロにより、少なくとも25人が死亡、200人以上が負傷。中東産石油の安定供給に対する懸念が高まった・
※ハリケーンマップ: http://nihongo.wunderground.com/tropical/
下げ材料は、12日までの1週間の米ガソリン在庫は予想に反し、50万バレル近く増加・原油の国内生産は1970年代に付けた最高水準、日量960万バレル付近を維持・ドル高はほとんど上値を抑える要因とはならなかった・在庫統計で、原油が8週間連続で減った一方、ガソリンが大幅に増加したことが嫌気・ガソリン在庫は同68万バレル増と、アナリスト予想(30万4000バレル減)から大きく外れた・米国内の在庫増・米国の製油市場の弱さや、ギリシャの債務危機が欧州のエネルギー需要に及ぼす負の影響への懸念に圧迫・ここ数週間は、石油精製品の在庫が供給過剰の可能性・米国の将来の原油生産の目安となる米石油掘削リグ稼働数が近く、増加に転じる兆候が示された・
Oil(Jul→Aug)考察…鞘は(レンジ$2.8⇔8.7)7.5→2.8→3.5…鞘開き始めるが大きな変化なし…
・Brent($52~):BrentL/WtiSの鞘取り維持…
・Wti($44~):ポジションはプラス方向も、利確はまだまだ…
※今週も原油在庫減少も在庫水準高く、ガソリン在庫は増えたが価格は横這い、鞘は多少開いては来たが、未だ鞘取りを利確する段階ではない…
○〔NY金市況〕 金曜はギリシャ懸念を背景に、3週間ぶり安値の後、買い戻し…
上げ材料は、イエレン議長の発言は、ギリシャをめぐる不確実性の高まりとともに、金の下値リスクを抑えている・国際通貨基金(IMF)の最近の統計によれば、ロシアとカザフスタンが5月に金の保有量を増やした・SPDRが増え増え・
下げ材料は、ギリシャ支援協議の進展期待(ギリシャはデフォルト回避のため、新たな改革案を提案。これでギリシャと債権団との合意がまだ可能であるとの市場期待)・ギリシャ問題解消期待の株高・ユーロが対ドルで急落・FRBのパウエル理事は、経済情勢が予想通りに推移する限り、9月と12月の2回にわたり利上げする準備が整っていると述べた・インド中国需要低迷・ギリシャ金融支援協議の進展待ちとなる中、2週間ぶりの安値に・
NY_Gold・Silver(Spot)考察:SPDR:→横這いx4→+3.58t→横這い→+0.89t→+6.86t→△1.79t…
(鞘取レンジ383-556)417→432→389→440→383→405…価格下落でも、一転スパイダー売り転換…
・Silver(下値¢1,530):SilverL/GoldSの鞘取り維持…
・Gold(下値$1,143):動きが大きくなる傾向の強い、ロンドンのスタートに合わせて価格急落、明らかなロングの手仕舞い売り!…後反発も行って来いで横這い…
※スパイダー連続増加傾向が一転減少に!…減少幅が様子見的な量でも、ギリシャ次第では価格急落という事も!と見ている印象…
○〔LDN・NYコーヒー/NY砂糖〕 下落はドル高レアル安要因か?!…
Coffeeの上げ材料は、ユーロ高ドル安?!・オプション絡みの強気な取引も地合いの改善につながった可能性・認証在庫が増加傾向にあるにもかかわらず、ベトナムの生産者らによる売り控えなどによって入札可能な供給量が限られ、プレミアムが押し上げられた・
Coffeeの下げ材料は、ロンドン・ロブスタは認証在庫が増加しているにもかかわらず先週の116ドルのプレミアムを大きく下回らない水準・
NY_Coffee(jul→Sep)考察…一時的に戻すような動きが始まった様にも見えるので、目安指値を139.0Sに置いてはみたが、それほど強くはなさそうだ!…
Sugarの上げ材料は、ユーロ高ドル安?!・
Sugarの下げ材料は、先物相場は潤沢な供給を背景・
NY_Sugar(jul)考察…同じく強そうではあるも勢いは今一、12.0位まで大きく戻すまでは様子見…
※Coffee・Sugarは余程の気象異変が無い限り、戻りS方針継続…
○〔シカゴ小麦・トウモロコシ・大豆〕
小麦:
上げ材料は、米中西部での収穫の遅れに対する懸念&ショートカバー・米中西部の大半では25日まで大雨が続く見込み。このため、軟質赤色冬小麦の収穫が遅れる可能性があるほか、品質低下の恐れも・ミズーリ州や米中西部東域でさらなる降雨が今週観測されるとの予報を受け、軟質赤色冬小麦の収穫に遅れが出るとの懸念が浮上し、立ち会い中ごろに相場は上伸後反落・米中西部で軟質赤色冬小麦の収穫に遅れが出るとの懸念・カナダで乾燥天候が続いている・週間輸出成約高は市場予想を上回った・米国での収穫の遅れや、世界的な天候懸念がファンドの積極的なショートカバーを促した・欧州やカナダの乾燥天候、エルニーニョ現象がオーストラリアに干ばつをもたらす恐れなど、世界的な供給懸念・
下げ材料は、週間輸出検証高はアナリスト予想の下限をやや下回り、1月22日までの週以来の低水準・
トウモロコシ:
上げ材料は、ショートカバー&現物高・高値を期待し、多くの農家が販売を遅らせて、加工業者とエタノール工場が入札による買いを増やしている・週間輸出検証高は予想を上回り、5週間ぶりの高水準・米中西部で今週、記録的豪雨や暴風で農地が冠水し、作物の一部も倒れ、作柄も悪化・米中西部での大雨により生産高が減少するとの懸念・ショートカバーや米国の大雨が収量を圧迫するとの懸念・5~6月に米中西部で降った大雨は、一部で記録的な雨量に達し、作付けされたばかりの耕地が水浸し・
下げ材料は、依然としてトウモロコシの在庫は豊富・急伸が農家の売りを誘発し、上値は限定される可能性・農家売りや利食い売りに値を下げた・急伸局面で、米国と南米の農家が積極的に売っている・
Chicago_Wheat(jul)考察…Wheat/Cornの鞘(¢93⇔177)128→171→129→177…鞘が開いて直近最大値更新!…
Chicago_Corn(jul)考察…想定通りに、鞘が今回の下限付近~今度は上限にも見えるが、限月のリミットも近いので・・・
大豆:
上げ材料は、米中西部の作付けを遅らせている大雨により、既に作付けが済んだ作柄にも悪影響が出るとの懸念・アルゼンチンの主要穀物積み出し港のロザリオ港で、港湾労働者がストに入る懸念・作付面積の縮小や作柄の悪化・米中西部での大雨により、作物の生育に打撃が生じ生産量が減少するとの懸念・期先物は米主要産地での大雨・大雨は耕地を水浸しにし、作付けを終えた地域の収量が減少するリスク・作付けの遅れも招いており、全体でも収量が減少しかねない状況・
下げ材料は、大豆ミール相場安になびいた・
Chicago_Soybeans(jul)考察…戻りS目安の¢1000超えでSの大チャンスも、同じく限月のリミットも近いので…
○総括:ギリシャの決着?協議を前にして、それぞれが比較的大きく動いた印象… 通常こんな時の片張りは月末月初を控え仕舞うが、ポジションは鞘取りだけなので維持して進める!
・225指数は21000手前で膠着状態だったが、20900迄一気に上昇! 但し、方針は押し目L維持で、暫く様子見確定か?!…
・為替は、鞘取りと、片張りは動向が読み易く、堅く動きの大きいものだけに限定・継続変わらず!…
・Oilは鞘取りポジション維持で、利確出来るのは来週か?…
・Metalは欲をかかず、細かく連続鞘取り方針継続だが、じれったい動きが続く!…
・Softは、大きく跳ねて短期的に大きく取れそうな、堅い雰囲気の戻りS限定…限月期限の関係でNyCoffeeSEPだけに指値を…来週の限月シフトでタイミング良く跳ねてるので、全般に戻りSチャンス!…シカゴ穀物は鞘取りの大チャンス!
※超堅い取引の基本を忘れずに…
・動きの読める銘柄だけの一段高(戻り売り)・一段安(押し目買い)だけを狙うようにする事で、ポジションとトレンドを一致させると共に、リスクを最小限にする!
・鞘取りについても、必ずトレンドを考慮する!
・ポジションを持っている銘柄のトレンドが変わり、読めない状態になったら、迷わず損切りする事!