庭のハギの品種交代を強行して、新しく植えた2種類のハギのうち「江戸絞り」が咲き始め、花数を増やしています。
白地に赤紫の絞り模様はなかなか魅力的。もう一種の「シラハギ(白萩)」もいずれ花を見せてくれるでしょう。
実は昨年まで、庭のハギは「アレチヌスビトハギ」という品種でした。
北米からの帰化品種で繁殖力が旺盛。種を動物たちに付けて広げるために種が入った房には毛が密生し、根も太く荒れた土地でもどんどん領域を広げて行きます。
だから、庭に入ると衣服に種房がべたべたくっ付き、種まみれになった愛犬の種を取ってやるだけでもひと苦労でした。
まさに漢字では「荒地盗人萩」と書く名前通りです。
種が成らないように開花後すぐ刈り取るなどしていましたが昨年秋、名古屋市緑化センターであった秋の七草展会場で花木生産のプロに相談すると「掘り起こして除去するしかないですね」と言われ、手間のかからない2種類のハギを買ってきたのです。
スコップで直径2㍍余、深さ30㌢ほどを掘り起こして根を取り除く3時間がかりの作業の後、新しいハギを植えておきました。
予想した通り、地中に残っていたアレチヌスビトハギの根から次々出る芽を取り除き、新しい2本のハギの成長を見守ってきました。
2本のうち、もう1本のシラハギは小さな蕾のままです。
先日あった七草展会場で尋ねると「今年は猛暑だったため、花芽の成長が遅れています」とのこと。咲いたらブログにもアップするつもりです。