港、とりわけ漁港は漁船だけでなく絵になる風景でいっぱいです。
漁網、漁具、イカリ、舩と岸壁との接触を緩和する古タイヤ、漁船をつなぐ係船柱、ドラム缶を切って作った焚火や物入れのための缶、ほうき、スコップ、竹、鉄や木の棒・・・。
色、形ともさまざまですが、海ならではの赤錆が目立ちます。
描いたのは、教室のスケッチで出掛けた愛知県碧南市の大浜漁港で取材した一枚です。
錆ついたドラム缶とスコップ。へこんだドラム缶にはロープが置かれ、一本のペットボトルがちょっとしたアクセントにもなっています。
スコップの方も、鉄製の取っ手も含めて年月の経過を感じる赤錆が日差しを浴びています。10号です。