咲き始めたハナトラノオへのお詫びです。
我が家の庭では、ハナトラノオが長い間この時季の主役的存在でした。しかし、ここ1~2年でめっきり精彩を失いました。
トラノオの名前が付いた花は多いですが、わが家は宿根草の「ハナトラノオ」という品種です。
背丈が80~120㌢になり、茎のてっぺんに四角錐形の花穂が伸び、下から上に向かって小さな花を開いていきます。
とにかく丈夫で精力的。病害虫にも暑さ、寒さにも強く、半日蔭だって平気。手をかけなくてもどんどん増え、シャクヤクやセージ、ユリ、キク、ホトトギスなどを追い出すように根を伸ばしていました。
それなのに現在の状態になったのは何故か?
それは、狭い庭の主がその旺盛な繁殖力に手を焼いていたからです。きちんと数えたわけではありませんが、ハナトラノオは庭の2カ所に合わせて200本はあったでしょう。
「これではシャクヤクたちもダメになる」と、3年前に掃討作戦を展開。
スコップやクワを使ってハナトラノオの根を取り除きました。ハナトラノオの根が、シャクヤクの根を絞殺さんばかりに包んでいたのには驚きでした
昨春も今春も、残っていた根から生えてきたハナトラノオを引き抜いたものです。
しかし、9月になって咲き始めたのを見て主は驚き、寂寥感に包まれます。
数えるとやっと30本。しかも細くて弱々しい茎が目立ちます。目につきやすい太いのは片端から引き抜いたのだから当然でしょう。
主は改めて決断しました。
「作戦は中止。復活作戦に切り替えよう」
植物の生存競争に任せると言ったり、極端な規制をかけたり・・・。主はいささか気ままで身勝手です。
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