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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「傘寿を迎え、初の個展『平成の浮世絵展』=名古屋の川島健護さん」

2018-09-25 15:16:38 | アート・文化



「萬昇 平成の浮世絵」。こんな名称の鉛筆画の個展を、名古屋市民ギャラリー栄で見てきました。
名古屋市在住の川島健護さん。「初めての個展です。80歳になって、女性の一本一本の髪の毛も一心に描きました」と話します。展覧会は30日まで。

「子どものころから絵を描くのが大好き。ほとんど独学で油彩画などを描き、あちこちの公募展に出して楽しんでいました」と川島さん。芸術系大学からの誘いもあったほどの力をつけたものの、家業のために絵の道に進むことはなかったそうです。

建設業や港で輸出車の積み込みを仕切るなど、さまざまな仕事、仕事の毎日。
絵は鑑賞だけで美術館通いを楽しんでいましたが、「歳だし、もう一度描いてみるか」と数年前から再開したのが鉛筆画だといいます。

鉛筆画で選んだのは、浮世絵に代表される美人画。
「浮世絵師 萬昇」を名乗り、日本髪の女性を川島さん自身の感覚で表現しています。
「わずか1本の髪の毛をどう描き入れるかで、絵の中の女性が全く変わります。衣や飾りにちょっと色を加えただけで、色気も出て・・・」

展示されているのは10号サイズを中心に15点。美人画の他に若いころ描いたという能面などもあり、簡単に妥協することなく描き切った作品に引き寄せられました。

 



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