京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

□初午に向けて!

2007-01-21 00:54:34 | 伏見稲荷大社

お山めぐり

1月のテーマ「冬-伏見稲荷大社」に戻って書きます。

今日も黒柴親子と伏見稲荷大社を散歩!

伏見稲荷大社の参拝は― 本殿に参拝し、稲荷信仰の霊地、稲荷山を巡拝するのが、稲荷詣での普通の形で

ある。― 「お山をする」という言葉だけで、充分に意味は通じるし、平安時代の昔から「お山めぐり」はなされて

いたそうな。

…清少納言は、かの有名な「枕草子」の中で、初午詣をした時のことを「2月午の日の暁に稲荷の社に詣で、中ノ社のあたりにさしかかるともう苦しくて、なんとか上ノ社までお参りしたいものだと念じなががら登っていくと、もはや巳の時(午前10時頃)ばかりになり、暑くさえ感じられるようになってきて、涙をこぼしたいほどわびしい思いをしつつ休息していると…

このように、初午詣でには、平安時代から老若男女がうち連れて群参した様子がうかがえます。

現代では「お山めぐり」の途中に、風情のある茶みせ(休憩所)があるので、「清少納言」みたいにわびしい思い

はしませんが……。

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休憩所 「京屋」さん…三ッ辻から登ったところ。

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鴨居の表札?が風情ありますね。名物「あまざけ」-夏には「ひやしあめ」になります。


「迎春・其の二」 ♪

2007-01-18 23:21:44 | 祇をん

『都をどり』―其の二 

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 「都をどり」第134回 パンフレットです。 第1回は明治5年(第二次世界大戦中は6年間休演) 

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立礼式お点前」 豆福…黒紋付姿(衿が裏返しになっているのが特徴)  寿々葉…ひかえ 

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「総をどり」 …衣装は出演者全員お揃いで1日4回の公演が
        1ヶ月 延べ120回の公演
        「きもの」は京友禅 「帯」は西陣織の老舗が
        半年以上かけて
毎年創り上げるそうです。

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照古満…4,5年前スーパーテレビでとりあげられた芸妓さんです。

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フィナーレを飾る出演者全員による総をどり

まだまだ写真はたくさんありますが、この続きは次回にいたします。

……はーる よ こい  はーやく こい…♪♪ ………


迎春♪

2007-01-18 01:38:03 | 祇をん

《都をどり》

つめたい冬雨 を見ると春が待ち遠しいですね。

『京都の歳時記』予告編デス!  「春―祇園(都をどり)」は卯月(4月)からのお題ですが…。

「大寒」も「立春」もまだですが、『迎春』と題して少しでも春の息吹をおとどけします。

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上の写真は昨年の『都をどり』です。

今年でもう8年目です。今年も4月1日から30日まで1ヶ月間上演されますが、そのたびにブログでお知らせ

する予定です。  ~よろしくお願いいたします。~

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点茶 點前―豆福  です。

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上3枚の写真は楽屋裏の表情です。

4月からの『都をどり』をお楽しみに。


「1.17」

2007-01-17 19:38:31 | 日記・エッセイ・コラム

あの「1.17」から十二支が一回りした。

12年前の午前5時46分に大惨事は起きた。

6434人という大勢の尊い命が犠牲になった「阪神淡路大震災」…。「遠因」で亡くなった人も合わせると

6610人にもなるという。改めて心からご冥福をお祈りいたします。

私は震災当時は京都に住んでいましたが、震度5にもかかわらず、ほとんど被害もなく明け方びっくりして

怖い思いをした事を覚えています。勤めが大阪だったので4時間かけて会社へいったのですが、幸いにも

会社の方も被害が少なく…。

私はまちづくりの仕事に携わっていますが、震災以降、都市計画法等の法律も改正され、常に《安全で、

安心して暮らせるまちづくり》を心がけていますが、ついつい人は年がたつと忘れがちになってしまいます。

そこで、次世代に伝える「私たちの責務」の意味も込めて当時、震災のあと、2週間後に現地視察に行った

ときの写真を取り出していろいろと振り返りました。

今日は、当時の写真を初公開で付けさせていただきます。

 ―〈当日は交通網も至るところで寸断されて、大阪駅から三田回りで北側から神戸市内に入り、

 西へ歩いて被害が大きかった長田区を視察して神戸ハーバーランドから船で大阪南港に帰った

 工程でした。〉―

Img_0029  Img_0030  市役所付近ビル傾く                                

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神戸市役所
4階がつぶれる

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長田区菅原通り

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長田区菅原通り

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初午!

2007-01-15 22:29:38 | 伏見稲荷大社

“福詣”

今年の「初午」は2月5日(月)です。

正月三が日で270万人の参拝者が訪れた「伏見稲荷大社」は

2月も「福参り」で多くの参拝者が訪れるんだネ。

―初午―

「初午大祭」は稲荷大神が稲荷山の山ヶ峰に初めてご鎮座になった和銅4年(711年)2月の
初午の日をしのぶ「伏見稲荷大社」のお祭りで
「福参り」とよばれています。

和銅4年といえば、約1300年まえなんだね!!

2月中を「福参り月間」と称しまたまた多くの参詣者を集めるんダネ。

―このブログを読んだ人に大いなる福あれ!―

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「初午招福・福重ね」
しるしの杉

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稲荷山の頂上付近にある「荒神峰」
にある田中社神蹟
権太夫大神を崇められています。

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荒神峰の裏にある眺望スポット
黒柴親子と稲荷山散歩。