京都労演ブログ

1956年12月、京都に生まれた演劇鑑賞組織。お芝居を観て、楽しんで、演劇文化を支えていきます。

☆☆7月例会のお知らせ☆☆

2011-07-12 11:25:15 | Weblog
トム・プロジェクトプロデュース公演

『エル・スール~わが心の博多、そして西鉄ライオンズ~

☆作・演出/東 憲司
☆出演/たかお鷹・松金よね子・冨樫 真・岸田 茜・清水 伸

☆日程=7月24日(日)~26日(火)
  24日(日)ヒル4時開演
  25日(月)ヨル6時30分開演
  26日(火)ヒル2時開演

☆会場=府立文化芸術会館

  

 タイトルの「エル・スール」は「南へ」という意味のスペイン語。主人公の男は、還暦を過ぎ、現在住んでいる東京から、生まれ故郷の博多へ、「南へ」帰ってきた。彼の回想する少年時代、懐かしい人々・・・鉄工所のおばちゃん、旅館の風呂焚きのあんちゃん、在日の少女ヒロコ、赤線遊郭の娼婦ユカリさん・・・昭和32年、この辺りは戦後の焼け跡のバラック小屋がそのまま残った長屋だった。貧しく、騒々しく、「生きとるっち、匂いが充満しとった…強烈で生臭かったぁ~」。石炭景気、映画、そして西鉄ライオンズ――戦後の焼け跡の中から、博多の町が生み出す明るさの中で、逞しく生きる庶民たちのドラマ。
 昨年好評を博した『鬼灯町鬼灯通り三丁目』の東憲司作品が、再び例会に登場。エネルギッシュで美しいあの舞台にまた会える!