京都労演ブログ

1956年12月、京都に生まれた演劇鑑賞組織。お芝居を観て、楽しんで、演劇文化を支えていきます。

★★井上麻矢さんミニ講座報告★★

2018-09-26 18:28:20 | Weblog
 9月15日、10月例会『マンザナ、わが町』に向け、現こまつ座代表の井上麻矢さんをお招きしました。
 麻矢さんは言わずと知れた亡き井上ひさし氏のご息女。井上ひさしファンが多いとみえ、48名もの参加者で労演事務所はいっぱい。麻矢さんのユーモアたっぷりのお話に耳を傾けました。出演する5人の女優さんとその役柄の紹介や、『マンザナ、わが町』制作の苦労話はもとより、代表をひきうけるに至った経緯と今に至るまでの思いの変遷、お父様にまつわる逸話など、笑い話を交えながら一時間半にわたり語っていただきました。
 井上ひさし氏は「演劇は心の栄養と言うが、観続ければそれは進化して心の預金になる。心の預金が貯まるほど、苦しい時や辛い時乗り越える力になる」と語っていらしたとか。てことは、労演会員は心の高額預金者で、例会を観ることで諦めない心を育んでいるということかな?
 麻矢さんは「こまつ座は『芝居を通して平和を訴える』ことを理念とします」と既然と言いきります。10月例会、こまつ座のメッセージをどのように受け取りましょうか? わたしたちひとりひとりの多様性を大切にして。