京都労演ブログ

1956年12月、京都に生まれた演劇鑑賞組織。お芝居を観て、楽しんで、演劇文化を支えていきます。

☆7月例会のお知らせ☆

2008-06-17 15:02:51 | Weblog
トム・プロジェクトプロデュース公演『ダモイ 収容所から来た遺書』

 日時=7月13日(日)午後4時
      14日(月)午後6時30分
      15日(火)午後6時30分
 会場=府立文化芸術会館

 原作=辺見じゅん
 作・演出=ふたくちつよし
 出演=平田 満・新納敏正・荒谷清水

 昭和20年8月の敗戦後、旧満州や樺太に残された多くの日本兵や民間人がシベリアに抑留された。その数推定60万人。冬には零下40度にもなるという極寒の地。飢餓。重労働。いつとも知れぬ“ダモイ”(ロシア語で「帰還」の意)。
10年に及ぶ抑留生活に、次第に諦めと絶望感がただよう中、詩や俳句を書くことで仲間達を励まし続けた男がいた。山本幡男。志半ばで病に倒れた山本の遺書は、彼を慕う仲間たちによって、驚くべき方法で厳しいソ連監視網をかいくぐり、家族のもとへ届けられる―――。
 悪名高き強制収容に屈しなかった男たちの、したたかな知性と人間性を発掘した辺見じゅん珠玉の書に、平田満、新納敏正、荒谷清水が挑みます。