京大俳句会 KYODAI HAIKU KAI

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第74回「京大俳句会」(金福寺吟行)句会作品

2015-05-02 10:22:35 | Weblog


第74回「京大俳句会」(金福寺吟行)句会作品


日時:2015年4月25日(土曜日)
於: 関西セミナーハウス


3得点句
しゃぼん玉吹く唇に意志強く  託志
新緑の蟻が喰いをる芭蕉庵   託志
お望みとあらば我が身を春の雲 登美子
葉桜と変りし枝も我とあり   泰夫
夏雲の湧きて老杉尖りけり   裕美子

2得点句
枯山水左手(ゆんで)につつじふふむ寺 幸夫
指先に春爛漫の内燃機     丁稚一号
大西日岬をまがる鳶の笛    裕美子
初蝶は大河の広さまだ知らず  康博
八重枝垂れ四曲屏風の窓の中  幸男

1得点句
黒ばらはばら語で迫るわたしのものよ  武史
葉桜と変れど今を生きんかな  泰夫
ホトトギス蕪村の墓へやれ登れ 奇散人
たんぽぽに願いを込めて初夏の風 桜子
ぼうたんと宿無し野郎の燕かな 夜汽車
少年と母ミモザの陰で揺れている 武史
歩み止めて名残りの桜に蝶ひらり 明美
夏近し蕪村笑(え)まへよツーショット 幸夫
白砂にききょうの芽ぶくわが心  桜子
ここいらは空いっぱい死者の生  おるふぇ
精靈の櫻ふぶきの逢魔かな    夜汽車
青もみじ影と歩むや石だたみ   明美
疎水船(ぶね)京都土木の花ぞ咲く 幸男
俳聖の庵畳に爪の垢       丁稚一号
春かすみ死の息深く吸い込んで  おるふぇ
世界が春知らぬ芽を喰いをる   託志
俳聖を偲ぶ春庭金福寺      正臣
姫すみれガリバーの歩を停まらせる 登美子
薔薇+鏡+虎=春の夢      夜汽車
午後2時の優先座席花筏     奇散人

無得点句
碑(いしぶみ)と句を書き残したる芭蕉庵 幸男
ふき三ツ葉みつけてうれしきらら坂 おるふぇ
肩車して葉桜の道を行く      竹明庵
葉桜や人生意気に感じたり    泰夫
雨上がり桜の木々が衣がえ    桜子
若葉燃(モ)ゆ京一望(ボウ)に芭蕉庵 正臣
春街で雨待ちながら妄想す    ハメさん
春深しローンウルフの淋しさよ  ハメさん
枝垂れ桜踊り踊りて刻(とき)終(しま)う 明美
武者修行いざ一乗寺下(さが)り松 正臣
春うらら遠くの地中海(うみ)に人死につ マーティン
泣いて咲く咲いて泣く人は花    武史
蕪村墓で鶯の鳴く金福寺      ハメさん
どたどたと新緑の山裾伝う     丁稚一号
芭蕉庵蜂ぶんぶんや部屋五畳    幸夫
あばら家の燃ゆる火中に蝶生る   登美子
芭蕉より蕪村凄いぞ子規(ほととぎす)楽蜂
親をねめ農村歌舞伎春を盛る    奇散人
花昏れて二尊に心揺さぶらす    裕美子
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