京大俳句会 KYODAI HAIKU KAI

京都大学を拠点に活動している京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

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句集刊行: 『自由船―俳句、この不思議なるもの』(2013年5月18日)

2013-05-19 16:41:28 | Weblog


京大俳句会の句集、『自由船―俳句、この不思議なるもの』が刊行されました(2013年5月18日、限定200部)。

目次概要は以下の通り。

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句集『自由船―俳句、この不思議なるもの』
編集・発行 京大俳句会
定価 1,000円

序文 句集『自由船』の刊行を祝して    尾池和夫(p.1)
秀句館                      芦名猛夫ほか50名(p. 4)
『京大俳句』についての考察         大月健(p. 50)
跋文 無秩序から自由はうまれるか    大石高典(p. 63)

イラスト うらたじゅん
表紙デザイン  舛田忍
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希望される方は俳句会までご連絡ください。

問い合わせ
tel : 090-4280-3334(大月)
E-mail : nakajima.kazuhide.7x(アットマーク)kyoto-u.ac.jp

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第51回「京大俳句会」句会作品(2013.4.27)

2013-05-11 00:18:33 | Weblog
第51回「京大俳句会」句会作品 2013年4月27日 於:京大農・W210セミナー室

4点句
ふらここと靈(たましひ)ゆれてをりにけり 中島夜汽車 
少年の何知り初めし葱坊主    和田悠 

3点句
大声が出たかも知れぬ春の夢   辻本康博 
曖昧な記憶の道や蕗の薹     福田由美 
若き日やかたひらだけの桜貝   安藤えいじ 
桃ほがひももこもひみこも桃をんな 宮本武士 

2点句
花冷はこれにて終わり爪を切る  岡村知昭 
花吹雪夕べのうしろ回し蹴り   岡村知昭 
前の世で何ぞされしかいかなごに 丁稚一号 
おだまきや旅館むらさき隠れ宿  福田由美 
枝奔放弥栄(やさか)中学山ざくら 福田由美 

1点句
艶やかにぷっくり居れり蛍烏賊  松田浩子 
散る桜夭折したる友の数     服部泰夫 
三年もしんぼうしたぞのいてくれ 小嶋くまひこ
山笑うマンゴジュースぬるくなり 岡村知昭 
居酒屋に猫柳ふたつの影が動く  大月健 
砂食みし浅蜊酒蒸し男酒     中島夜汽車 
五月風をんなをとこは恋恋虫   宮本武士 
微睡みにまた逢いに行く春の夢  梶原竹明庵 
壁の何か猫には見えているらしい 丁稚一号 
黒揚羽紋黄紋白瑠璃蜆 ハメさん 
きゅきゅぎぃぎぎぃ門前町を燕切る 安藤えいじ 
葦を焼く煙り川原に重なりて   大月健 
葦を焼く人影土手に仁王立ち   大月健 
遊山箱ころびて出(い)でし鬼いくつ 中島夜汽車 
春の虹あそびをあそぶ子供業(わざ) 中山登美子 
葱坊主沢山の子を孕んどる    宮本託志 
透明人間(インヴィジブル・マン)と呼ばれし春愁 和田悠 
壁や壁越すか壊すかやめとくか  丁稚一号 

無得点句
喧嘩して仲直りして桜餅     和田悠 
夜桜や逝きし人影潜むかに    小西あきら
ここだけがスペインのふう花ミモザ 安藤えいじ
我が内の怒りみたような八重葎  山下おるふぇ
皮ばかり残して枯れる木守柿   ハメさん
五月風少女よしばし今しばし   宮本武士 
あげくの果ての春一番大脱糞   高田銀次 
友の庭チューリップと和解せん  中山登美子
海原を越えて行けるか紋白蝶   宮本託志 
楼蘭の黄沙が積もる大庇     清水光雄 
春キャベツ見たぞ盗む輩(やから) 宮本託志 
蜃気楼ひとりかふたり不思議なし 中山登美子 
山吹や我が人生は悔いはなし   服部泰夫
生きおりて赤坂の坂谷町の谷   高田銀次 
春疾風森を揺さぶる響きかな   おいけのかっぱ
豊潤を包みてまろき蛍烏賊    小西あきら
青い麦針まつすぐに天をさす   小嶋くまひこ 
端正な食卓一汁一菜       小嶋くまひこ 
風吹いてタンポポの矢宇宙に飛んでいく 山下おるふぇ
深い森樹液体液音を聞く     山下おるふぇ 
半世紀へ流れつく片つるの丸眼鏡 高田銀次
冉冉(ぜんぜん)と咲き誇ろふは藤のはな ハメさん
葉桜や村上一郎いまし日々    服部泰夫
匂い立ち春の文集刷り上がる   小西あきら
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