第77回「京大俳句会」の案内 2015-07-15 05:44:17 | Weblog 第77回「京大俳句会」の案内 日時:2015年7月25日(土)午後1時〜4時半 場所:京大農学部総合館W210セミナー室 京大北部生協食堂前に12時50分集合 参加費:500円 *俳句は有季定型•無季定型•自由律を問いません。 *三句を用意してください。 欠席投句は一句です。 *参加者は二日前までに連絡をお願いします。 参加者は下記まで連絡して下さい。 京大俳句会 宮本武史(Eメール)mytanbi@leto.eonet.ne.jp ハメさん(携帯電話)090−3053−7052
第76回京大俳句会」句会作品(2015年6月27日開催) 2015-07-15 05:42:50 | Weblog 第76回京大俳句会」句会作品 日時:2015年6月27日(土) 於: 京大農学部総合館W210セミナー室 3得点句 古書店に入れば六月匂いけり 秋芽 ごきぶりのこそこそ話怪しけり 託志 飛魚裏返りつマタイ受難曲 夜汽車 2得点句 刃物研ぐ少女居りなん木下闇 楽蜂 雨宿り心が躍った幼少期 崔紫 あえかなる青しぐれなす鮎の宿 夜汽車 水槽やガラスの金魚泳ぎだす 千恵子 菩提樹の花匂ひけり真如堂 正臣 竹婦人美し言の葉知らぬ人 おるふぇ 柏手を打てばあぢさゐ日和かな 夜汽車 梔子や気まぐれな猫歩きだす ゆう子 迷い来し螢一匹闇制す 秋芽 うさこちゃんパセリの畑で耳伸びる 登美子 父の日や隣家の長子この腕に 幸夫 鍵音に家守の影の首かしぐ 秋芽 1得点句 遠雷に児らの帽子が逃げてゆく 裕美子 古女房木の芽たたけば若竹煮 楽蜂 なぐさむる介護の夜半のホトトギス 和男 妻と歩む谷中(ヤナカ)の坂は休み梅雨 幸男 三つ色を掻(か)き分けて行く走り梅雨 幸男 恋色や出町柳はれんれんに 千恵子 大空に飛び立つ用意合歓の花 おるふぇ 梅雨鴉大樹にだみ声ふくらませ 裕美子 認知症避けてぐっすり昼寝せむ 幸夫 歴史閉ず姉妹悲しき京町屋 和男 室戸寺あじさい色の風通る 明美 オッカサーン寝言の母を介護する 和男 無得点句 いちばんに茅の輪をくぐりほくろなし 知昭 さくらんぼ乳首そのまま愛讃歌 武史 祭神にしていただけるなら書くが 知昭 外連なく朱夏を生きゆくこころかな ハメさん 雪の峰不動忿怒(ふんぬ)の剣光り 裕美子 彼の御前会議も斯(か)くや軋(き)しむ夏 幸夫 愚を切ってツバメ飛びかう丘の上 おるふぇ 雨粒の果てなき世界がその中に 明美 たそがれの茅の輪怖がるピカソかな 知昭 平和の詩(シ)詠(ヨ)む高校生沖縄忌(オキナワキ)正臣 花あじさいラーゲは球形アダム•イブ 武史 夏の宵飲兵衛の歌の重さかな マーティン 紫陽花やもだえの青の息づかい 武史 虹消すや眉毛にのする道化者 登美子 日が暮れてPOOLSIDEに浮ぶ月 ハメさん 神丘を前へ前へと道おしゑ 楽蜂 紫陽花の蕾はしとど雨に濡れ ハメさん 猫の恋つゆの晴れまに飛んでった 千恵子 結界を自由自在に夏つばめ 康博 紫陽花や我が一族を想ふ時 泰夫 まばたきの合図を送る夜光虫 登美子 田植え終え白鷺降りたち風流る 明美 三室戸に浮舟抱く四葩(よひら)花 幸男 候補地に京都もありし原爆忌 正臣