京大俳句会 KYODAI HAIKU KAI

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第64回「京大俳句会」句会 (2014.6.28)作品紹介

2014-07-23 20:50:21 | Weblog

そぞろ歩けば、
祭囃子、提灯の明かり、足早に過ぐ人。
後祭宵山は、旅先の小さな町のお祭りのようです。
後の祭り、という後ろめたい響きも
ひんやりと愉快です。


第64回 「京大俳句会」句会の作品を紹介します。


4得点句
慰めは一期一会のひきがえる    託志

3得点句
終章の反骨の句や青嵐         康博

2得点句
夏旱コインの裏の女神像        奇散人
五月闇てらす蛍が幕をひく       水流久
あじさいや淡くあること責められる   春香
油照り傭兵達の幼顔          奇散人

1得点句
ワールドカップ飢え児の魂を蹴りし奴  マーティン
我楽苦多の中に埋もれて年をとり    童子魔亭
アマリリス貴方を崇め近寄れず     登美子
梅雨寒の少年愛と青葉づく       夜汽車
集客はあじさい頼み髪束ね       知昭
おんあぼきゃ百萬遍に夕立かな     夜汽車
窓越しの西日や椎の花悲し       和男
君の音聞こえぬ部屋に風が吹く     大輔
私に蛍此処にいるよと悲火力けり    催紫

無得点句
あかねさす詩人らの海指の間の砂    春香
雨に咲く移ろぎの花いと淋し      ハメさん
青き芥子揺れて深山呼び起こす     まさこ
草いきれ二人で埋めた箱一つ      奇散人
あじさいに埋もれて表札雨宮静     武史
夏しぼるどしゃんぶり明けつゆ(水無月)そーめん     きしりん
橋暮れて相合傘や男梅雨        夜汽車
急用で行った先での青時雨       ハメさん
みずうみと天のあわいに風待月     春香
日輪の骸取り合ふ夢に汗        骸
巡査との茅の輪くぐりはやめなさい   知昭
傘相相一丁目の涙三丁目の希望     武史
時の日よ分ける分けない量り売り    登美子
晴れた日の五月の朝に友は逝き     ハメさん
みな月や京生菓子の麻のれん      和男
鮎上る川青きまま流れゆく       光雄
Ayuwanderung-/Frisch und frohen Mutes /Dem blauen strom enfgegon  マーティン
罪三つ神父の巨根ばらに哭く      武史
山梔子の花に影ろふ染みの濃さ     登美子
たく幡の女神が記す紙布ルーツ     和男
さみだるる朝よダイダラポッチ来よ   知昭
紫陽花や憲法変えずに変わります    泰夫
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1 コメント

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投句間に合わず・・・ (堀本 吟)
2014-08-05 19:45:37
投句間に合わず失礼しました。そのための句を、当方の北の句会に出してしまいました。

 京大西部講堂涼し少女居て 堀本吟

今回の辻本さんの句は、爽やかで思いがきっぱり書かれていてすてきでした。

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