京大俳句会 KYODAI HAIKU KAI

京都大学を拠点に活動している京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

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第四回 『京大俳句』復刊準備句会入選作品 5月23日

2009-05-24 08:12:27 | Weblog
第四回『京大俳句』復刊準備句会入選作品

2009年5月23日(土)午後、於:京都大学稲盛財団記念館

参加者:小嶋、四宮、新谷、西田、松本、くみこ、予人、服部、大月、中島、大石(高)、有元
欠席投句:TKP、竹明庵、後藤、影山、綿原、大石(雅)、中村

・テーマ:自由。
・投句数57
・参会者による互選方式で選句(傾斜無し)。

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4点句

山を呑む鯉のぼりの尾ちぎれをり  雅子
堰落ちて泡を食みたる夏の鴨  健
背負ふ子に鉢巻きをさせ労働祭  亜紀


3点句

北山へ信号二つ夏の雲  陽一
水換へて迫る金魚の目玉かな 亜紀
淋しくてしろつめくさに触れてゆく くみこ


2点句

遠山に命ふるごと藤降れり  くっぱ
二条河原芒種の月の上りけり  もとつぐ
竹皮を脱ぎて見えざるもののあり くみこ
炎天や荒神橋の司法書士  松本
還御祭湿らす雨や恋若葉  竹明庵
叩かれて窓にひしやげし初蚊かな  亜紀
覚悟して生きてゆけよと散る桜  則子
雄鳩の膨れ雌追ふ夏河原  陽一
白鷺の羽の切り裂く大文字山  松本
三社祭マスクの怪人日に干され かっぱ


1点句

朝霧に匂ひ求めてスイカズラ  貴子
もそもそと道を横切る黒毛虫  陽子
夕陽映え満潮の川ボラ跳ねる  貴子
ゆるゆるとそして高まる競馬(くらべうま)  雅子
儀式めく僧の口にも酷暑かな  松本
釣り好きの阿修羅と喰らふどぜう鍋  かっぱ
初夏(はつなつ)の液体美女の行方かな  くっぱ
かい割れためだかの子等をそっと看て  竹明庵
鴨川の岐路の上空鳶の影  予人
賀茂葵かざして舞いつ戻り橋  TKP
蟻と別れ鴨川の飛石渡りけり  予人
比叡颪向かひて立てり日暮れ道  TKP
石にある顔眸にある意志  綿原
目覚むれば栗の花(か)匂ふ薄暑かな  陽子
三条大橋旅の終りのゆりかもめ  もとつぐ
春うららクリプトモナスくるくると  雅子
小雀の渡りて揺れる酸葉(すいば)かな  健
夏の蝶二つもつれて草に消ゆ  陽一
早々と甲羅干しする五月晴れ  高太
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