薬害エイズを忘れない!

1500名の被害者を出した薬害エイズ事件が一応の終結を見て早10年。「薬害エイズってなあに?」と言う若者が増えています

日本の八方すくみ

2006-05-11 01:27:56 | 薬害エイズに関する情報
抗HIV 薬研究・開発分野の世界的第一人者である満屋裕明先生はある座談会で次の
ようなことを述べたそうです。
「先進国で唯一HIV 感染患者数が増加を続ける状況にあって、
教育が悪くて、若者が悪くて、ジャーナリズム、医療行政、政治が悪くて、医者も悪い。
この日本の“八方竦み――近い将来たいへんなツケが来ます」

これはどういう意味であるかは、毎年日本エイズ学会に参加しているとよく分かります。各地に素晴らしい人材、NPO,根深なドクター、行政担当官がいるのです。
世界的水準から見て素晴らしいのです。
なのに・・・厚生労働省を始め国は一切旗を振ろうとはしない。
国家的戦略、ヴィジョンがない。
旗振り役がいない。
要するに総理大臣なり厚生労働大臣が先頭に立って、(5年、10年後まで専横駆使感染を広げた末多くの日本人がエイズ発症するのは目に見えている)この状況を今から変えよう! 一人でも多くの人を巻き込み、若者たちのパワーを終結して国民の・国内在住者の命と健康を守ろう!(そのほうが医療費コストは安くて済むのだし・・・)・・・ということがない。

素晴らしい人材が十分活用されない、十分な評価が与えられず、活躍が限定されてしまう・・・もったいないなあ、何と言う贅沢を日本は生かせない国なのだろう。

無責任国家日本は「健在」です。

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