リバビリンとはどんな薬ですか?
リバビリン Ribavirinは、実は1972年にWitkowskiらによって風邪などに効果のある抗ウイルス薬として報告された昔からある薬で、プリンヌクレオシドアナログ(プリン骨格をもつ核酸アナログ=核酸構造類似体)です。プリンヌクレオシドは核酸で、アナログとは類似体のことです(らしいです)。DNAウイルスやRNAウイルスに広範囲に抗ウイルス活性を示します(in vitro=試験管の中では)。以前からインフルエンザなどの呼吸器感染症、腎症候性出血熱、ヘルペス感染症、ラッサ熱、麻疹、AIDS(HIV感染症)等のウイルスによる病気に使われてきました(全く知りませんでした)。
リバビリンは内服の抗ウイルス剤(白色のカプセル剤、200mg/C)です。「リバビリン」は一般名で、商品名は「レベトール(REBETOL)」といい、シェリング・プラウ社から販売されています。
服用すると腸管(小腸)で吸収され、内服後1~2時間で血中濃度が最大になります。連日投与すると1ヶ月程度でピークになるようですが、このピーク値は人それぞれで違うようです。最近この投与1ヶ月後(4週後)のリバビリンの血中濃度の高低が慢性C型肝炎の治療の効果の高低を決めるポイントになることが言われているそうです。リバビリンやその代謝産物は腎臓から排泄されます。なお、食事はリバビリンの吸収を遅らせ、制酸剤は吸収を抑えると言われています。
血液中や体内のあちこちの組織にかなり長くとどまります。とくに重要なのは、赤血球中に入り込んで血球を破壊する性質があるということです。これは溶血性貧血の副作用にもつながります。インターフェロン、ペグインターフェロン自体にも血球減少という副作用があるので、必ず血液検査を受け続けて監視することが重要です。
リバビリン単独服用では抗HCV効果はほとんどありません!! C型肝炎治療ではリバビリンはあくまでインターフェロン・ペグインターフェロンの治療効果を高めるための「名脇役」なのです。
リバビリン Ribavirinは、実は1972年にWitkowskiらによって風邪などに効果のある抗ウイルス薬として報告された昔からある薬で、プリンヌクレオシドアナログ(プリン骨格をもつ核酸アナログ=核酸構造類似体)です。プリンヌクレオシドは核酸で、アナログとは類似体のことです(らしいです)。DNAウイルスやRNAウイルスに広範囲に抗ウイルス活性を示します(in vitro=試験管の中では)。以前からインフルエンザなどの呼吸器感染症、腎症候性出血熱、ヘルペス感染症、ラッサ熱、麻疹、AIDS(HIV感染症)等のウイルスによる病気に使われてきました(全く知りませんでした)。
リバビリンは内服の抗ウイルス剤(白色のカプセル剤、200mg/C)です。「リバビリン」は一般名で、商品名は「レベトール(REBETOL)」といい、シェリング・プラウ社から販売されています。
服用すると腸管(小腸)で吸収され、内服後1~2時間で血中濃度が最大になります。連日投与すると1ヶ月程度でピークになるようですが、このピーク値は人それぞれで違うようです。最近この投与1ヶ月後(4週後)のリバビリンの血中濃度の高低が慢性C型肝炎の治療の効果の高低を決めるポイントになることが言われているそうです。リバビリンやその代謝産物は腎臓から排泄されます。なお、食事はリバビリンの吸収を遅らせ、制酸剤は吸収を抑えると言われています。
血液中や体内のあちこちの組織にかなり長くとどまります。とくに重要なのは、赤血球中に入り込んで血球を破壊する性質があるということです。これは溶血性貧血の副作用にもつながります。インターフェロン、ペグインターフェロン自体にも血球減少という副作用があるので、必ず血液検査を受け続けて監視することが重要です。
リバビリン単独服用では抗HCV効果はほとんどありません!! C型肝炎治療ではリバビリンはあくまでインターフェロン・ペグインターフェロンの治療効果を高めるための「名脇役」なのです。