薬害エイズを忘れない!

1500名の被害者を出した薬害エイズ事件が一応の終結を見て早10年。「薬害エイズってなあに?」と言う若者が増えています

アンモニア脳症

2007-03-30 03:07:22 | 薬害エイズに関する情報
この九州でも半数近くの血友病患者がHIV⇒エイズで死にました。

ここ数年死亡者数がじわりと増えているのは、非加熱血液凝固製剤のせいでHIVとHCV(C型肝炎ウイルス)に「共感染」「重複感染」してしまっているからです。

一昨年からようやく保険適用となり、「HCV排除(著効と言います)の可能性が増大したので、ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法を受ける患者もかなり増えました。

私自身、「君のはインターフェロンの効果がいいHCVだから治療さえすれば著効だろう。早く受けなさい」と主治医に毎年言われました。

しかし全国を飛び回る仕事が多くなった私はそれを先延ばししていた。2005年には受ける予定にして。

多少張り切り上京を繰り返していた2004年秋、突然大量の下血を見ました。2005年1月にも再発。胃と十二指腸に潰瘍の跡が。抗HIV薬による胃壁へのダメージも肝臓へのダメージもあったのでしょう。

わずか数ヶ月で食道と胃壁の動脈瘤が出来ていました。GOT/GPTの値はさして高くなかったのに・・・。

「ストレスの蓄積やこじらせた風邪、そんなことで慢性肝炎から数ヶ月で肝硬変になる人は珍しくないよ」と涼しい顔で言う消化器内科の医師。

「おいおい、そんな大切なこと、早くから言って置いてくれよ!」

インターフェロンでHCVは消えても、門脈亢進症だけが進行し、利尿剤なしには生活できなくなる。
本来門脈を通って肝臓で代謝処理されるアンモニアなどもバイパスのほうを通って心臓に戻ってくるので、アンモニア脳になる(肝性脳症)。

HIVを持っている人も持っていない人も、慢性肝炎から肝硬変への移行は簡単なものです。恐ろしい。

くたばり損ないな私は、肝硬変・HIV・血友病と闘い続けなくてはならない。

みなさん、わたしの二の舞にならないようにね!

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