坂を上るとY字路で、右の方へ行けば氷川神社の脇に出るはずであった。 先の橋をめざして、左の道に入った。 左にカーブしながら下ると、先ほど見えた橋があった。 上流側はコンクリートの塀の下を流れていた。 その先に、さっき上ってきた森に沿う坂が見えた。 下流側は工場のような建物があり、その高い塀に沿って右にカーブしている。 橋を渡った道は、川の左岸にそって右に曲がる。 塀と道路に挟まれた川は、堀割りのようになっていた。 いままで、森や畑に囲まれていたが、初めて緑のないところに出た。 この橋が藤倉と山城の境で、ここから少しの間、山城と大袋新田の境を進む。