川越雑記帳2(川越見て歩き)

参道の片側並び寅の絵馬眺めて歩む初詣かな(川越八幡宮)

川越駅の雑踏を抜け、東口のデッキの端の方に来ると、「初大師臨輸送時バス」を利用する人のためのお知らせの看板があった。


近くでバスの案内をする女性の声がする。
デッキの下を見ると、道路に東武バスが2台停まっている。
女性の声はその辺りから聞えてくるので、これが喜多院への臨輸送時バスのようだ。
喜多院まで歩いても大した距離ではないが、足に自信のない人には便利だろう。


デッキを下り八幡通りに出ると、前を歩く人が多くいた。
この中にも喜多院へ行く人もいるかも知れない。


川越八幡宮の前に来ると、石鳥居から奥の方へ行列が出来ていた。


その脇に駐車場があり例年巨大絵馬が奉納されているが、今年は何もなく境内の冬木立が直接見える。


右の方に視線を移すと、柵の向こう側に人の列があるが、手前には自転車が並んでいる。
普段はほとんど無いので、初詣に来た人たちのものだろう。


参道に入ると左側に寄って人が並んでいる。


列は相撲稲荷の前で左折し、社殿前の方へ続く。


さらに社務所の方へも続いている。


外の駐車場に巨大絵馬は無かったが、境内の南側に大きな絵馬があった。
逆光になるが、「創建1000年まで、あと8年」の文字の下に、川越の町の風景と寅の絵が描かれている。
左下を見ると川越市立川越第一中学校 美術・文化総合部と書かれている。
第一中学校はこの神社から東へ500mほどの所にある。
巨大絵馬より小さいとはいえ、縦2.7m、横3.6mあるそうで、立派なものである。
列に並びながら写真を撮る人もいる。


境内で車の誘導をしている人がいたので、念のため「絵馬はあれだけですか」と聞くと、「ええ、あれだけです。すみません」と言われた。
確認しただけなのに、謝られてはこちらが恐縮してしまう。
三が日に川越八幡宮へ来るのは初めてだが、これほど賑わっているとは思わなかった。

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