市役所前の通りを西へ進む、次の信号のある交差点が札の辻だった。
交差点の右奥の角に石碑が立っていた。
石碑には「旧高澤町」と書かれていた。
碑文には次のようにあった。
旧 高澤町(タカザワマチ) 現 元町二丁目
札の辻の西で、赤間川を境としている。古
くは、竹沢九郎という人が開いた町といわれ
る。江戸時代には、そうめんを扱う店が軒を
ならべていた。文化十五年(1818)に書
かれた絵図には、石置屋根、板屋根の二階造
りの町並みが見られる。この大通りに接して
菓子屋横丁が大正時代から盛んとなり、現在
も一年を通じてにぎわいを見せている。
石碑の隣りは木の柱があり「高澤通り」と書かれていた。
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