喜多院の境内から、喜多院公園に続く道の入口に石段がある。 階段の両側に大きな石があり、左側の石の上に小さな赤いものが見えた。 近づいてみると、赤紫色に白抜きの小さな水玉のついた布だった。 どうやら、女性が髪につけるもののようだった。 石段に落ちていたのものを、誰かが石の上に置いのだろう。