川越雑記帳2(川越見て歩き)

道なき道を行く

 ゴルフ場の南側を、なるべく最短で迂回するつもりだった。
南下して行くと、大きな道に出たので右折したら、いつの間にかかなり離れてしまった。
途中で右折して横道に入り、川沿いの道を西へ向かった。

 また大きな道路に出た。前の道は、国道260号、今度は国道261号だった。
これを右折すれば、ゴルフ場の西側に出られそうだった。
この道を北上する途中で、狭山市から日高市に入った。
これからは日高市との境を辿ることになる。


 右にカーブしながら、かなり走ると左側に川があり、前方に信号が見えた。
そこが、市境がゴルフ場から出てくるところだった。
T字路の手前に川越市の標識があった。標識の裏側には日高市と書かれていた。


 道路の反対側(ゴルフ場側)に立て看板があった。
上部に左右を指し示す赤い矢印があり、その下に縦書きで「補修境界埼玉県」と書いてある。
その左側には「川越県土整備事務所」、右側には「飯能県土整備事務所」と書かれている。
どうやら、間違いなく市境のようだった。


 その先の信号のあるT字路を左折すると橋が架かっていた。
ゴルフ場を出た市境は、この橋を渡りその先に進み、森の中へ消えているのが見えた。


 その道を行くと、右手に高い煙突から煙を出す施設があった。
何かの工場かと思ったら、川越市の西清掃センターであった。
青い空に、白い煙が対称的だった。

 道はその先で右にカーブし、森の中に入った。
少し先に、右斜めに入る道があった。


その反対側を見ると柵があり、緑に白抜き文字で「市民の森」と書かれていた。
その左に建物があり、森との間に細い道があった。
どうやらこの道が市境のようであった。

 「市民の森」という割りには、荒れた寂しい道だったが、とにかく入ってみた。
途中までは、右手に何かの建物があり、砂利も敷かれていた。
最後の建物の脇辺りから、道にも笹が生え、道と林の区別が付かなくなった。
道が二股に分かれていているようだったので、右に行くと森が切れ畑があった。


 畑の左を見ると、森との境に道がありそうだった。
さっきの二股に戻り、左の道へ行った。
畑の端は、ほとんど通る人もないようで、草の生えたふかふかの道だった。
道の先には、森の暗い入口が見えた。


 森の中は、かろうじて道らしきものがあった。
少し行くと蛇行した下り坂になり、2本の倒木が道を塞いでいた。
おまけに、水溜まりまであり、ぬかるんでいた。


 細い倒木は乗り越え、太い倒木は下を潜った。
坂の水溜りを勢い良く通過すると、森が終わって民家の前に出た。
この端っこめぐりで、最悪の道だった。

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