フェンス際のカラスノエンドウが、黒い実を付けていた。
細く黒い実で、フェンスの金網と紛れて目立たない。

角度を変えてみると、ようやく真っ黒な莢が見えた。
かなりの数が密集していて、ちょっと異様な感じがする。


黒い実をいくつか持って帰り、位置を修正していると、突然莢が弾けて中の種が飛んだ。
莢は単純に縦に割れるのではなく、螺旋状に裂けている。
この裂けるときの力を利用して種を飛ばすらしい。

小さな丸い種も真っ黒で、コロコロとよく転がる。
飛んだ種を探したが、結局1個しか回収できなかった。
種を自力で飛ばすことができるので、カラスノエンドウはフェンスに沿ってずっと広がっていのだろう。
一方、近くにあるナヨクサフジも実を付けていた。

こちらは平たい実で、中の種が透けて見える。
この種は3個だが、他の実には5個ほども入っている。

関東電気保安協会脇の花壇でも、ナヨクサフジが実を付けていた。

当然さっきと同じ実だが、中の種は少し膨らんでいるように見える。

交差点角のルピナスとナヨクサフジは除去されていたが、畑にはまだナヨクサフジが残されていた。

まだ多くの花が残っているのが見えた。

ルピナスは畑中央のみ残され、写真奥の塀際にあったものもなくなっていた。
