以前にも見たが、多くの色づいた実が重そうになっている。

名前は分からないが、ミカンよりも大きい。

その幹の下のほうから何ヶ所かに分かれて、若芽が上に伸びている。

その若芽の茎や枝には、大きなトゲがついている。
トゲは大きく鋭く、色々な方向を向いている。

2番目の木は根本から多くの若芽が伸びている。

その芽は最初の木よりも本数を増し、触られることを拒否している。

このトゲを見ていて、ふと上を見上げて驚いた。
3本の木は全て同じ種類だと思っていたが、この木の実は他とちがう。
最初の木の実は、表面に細か凹凸がある。
よく見る柑橘類に特徴的な姿をしている。

ところが、真ん中の木の実は、表面がつるっとしてる。
葉の陰にあるためか、色も白っぽく見える。

これだけを見ると、オレンジの仲間とは思えない。
触って見たかったが、手の届かないところにある。

3本めの木も、最初の木と同じような実がなっている。
今まで、この両端の木ばかり見ていたので、中央の木の実が異なることに気付かなかった。

若芽のトゲは、この木が一番大きく鋭く見える。

若芽には大きなトゲがあるが、上のほうでは目立たない。
このトゲは、若芽を守るためだけに付いているようだ。
それにしても、下の若芽の様子はよく似ているのに、1本だけ実が違うのは何故か分からない。