撤去されたのは、この写真を撮る前日で、季節外れの真夏日だった。

真下から見ても、巣の痕跡はなにも残っていない。
撤去作業は見ることはできなかったが、近くでカラスがその様子を見ていたそうだ。

電柱の根本近くには、以前路上に散らばっていた木の枝が集められていた。
長いもの、短いもの、太さもみな違う。

この前日、近くのお店の木の台の上で、1羽のツバメが大きな声で鳴いていた。
もしやと思って横から見たが、ツバメの巣のあるようには見えなかった。
やはり、今年はここに巣はつくらなかったようだ。

カラスの巣のあった所は以前のままで、巣作りを阻止するようなものは見えない。
このままだと、来年もまたここに巣を作るかもしれない。