≪整心療法研究所≫自己治癒力により心身が整っていく

自己治癒力により心身が整っていく。量子力学・宇宙物理学・脳科学の観点から精神を捉えた新しい科学に基づいた療法。

まなざしとスキンシップ(抱っこ)は愛着の微分係数

2011年07月23日 | 育児・子育て

人は寄る辺なき存在として生まれるがゆえに、世話してくれる存在を必要とする。
「世話」とは、求めている時に(敏速に)、求めていることだけを(的確に)、行動で応えること。
別名「母性行動」と呼ぶ。

母性行動の基本は主に授乳を通した「まなざし」と「スキンシップ(抱っこ)」から始まる。

「お母さん、私を見て!」というメッセージを送り続けている。
まだ、言葉を理解しない時から。(実は正確な表現ではないが、今はこのままにしておく)
この母のまなざしとスキンシップが母という存在に「愛着」というものを感じる第一歩となる。
ゆえに、
まなざしとスキンシップ(抱っこ)は愛着の微分係数であると言う。
また、この愛着が「欲望」を生み出す源ともなる。

母の若くて柔らかい肌の温もり、おっぱいの感触、匂い、
これらが基本となって
求めても手の届かない、黄金比のかなたにある「対象a」を永遠に求め続ける旅路を行く旅人となる。
つまり
「これだ!」と思って掴むが、「やっぱり違う・・・」と手放し
「どこかにあるはずだ」とまた掴んでは放す。
その時々によって、掴む対象は変化するだろう。
しかし、そこにはある共通項が見出せる。
それをフロイトは「一の線」と言った。
まさしく、人は母の代理物を求め続けることに自らの時を費やしていると言えるのではないだろうか?

それらの基本となる「母の世話」=母が常に側にいることが非常に重要な要素となる。
少なくとも4歳までは、片時も子どもの側を離れることなく母性行動をすること。
これが求められる。

では、最初の「愛着」がなかったら、母の「まなざし」と「スキンシップ(抱っこ)」がなかったらどうなるか?
想像してみてほしいと思う。

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