≪整心療法研究所≫自己治癒力により心身が整っていく

自己治癒力により心身が整っていく。量子力学・宇宙物理学・脳科学の観点から精神を捉えた新しい科学に基づいた療法。

268)今月(9月)の関西出張のお知らせ

2012年08月31日 | お知らせ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「9月関西出張とフリートークのテーマ」 についてのお知らせです。

今日から9月がスタートしました。
子どもたちの夏休みも終わりですね。

さて、9月の関西出張と、各種予定のご案内です。

・9月4日(火)~6日(木)まで、和歌山市、大阪市近辺におります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

☆インテグレーター養成講座  (5日 10:00~12:00 & 19:00~21:00
 初めての方も参加OKです。
 テキストは『鏡像段階』
☆フリートーク
 6日 10:00~12:00
  テーマ『オールOKの大切さと、対話(聴く姿勢)』
  飛び入り参加OK、お茶菓子を囲んで語り合いましょう。
  参加費:一人1.000円(小学生以下無料)
☆面談(セラピー)
 少し空きの時間がありますので、当日でも予約いただけます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

詳しくは、直接お問い合わせください。
連絡先 090-1951-1978  sgnifiant-eros@ezweb.ne.jp までお願いします。

シニフィアン研究所http://signifiant-lab.com/
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/
不登校の子どもの母よりhttp://signifiant-lab.com/escape/

 

 

 


267)居場所―ただ聴いて欲しい

2012年08月30日 | 生き方

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「居場所―ただ聴いて欲しい」 について書きたいと思います。

日々、クライアントと向き合っていますが、
その中で、クライアントからよく聞く言葉があります。
今日は、その一つを紹介します。
それが「ただ聴いて欲しい」です。
 

考えてみれば、
あちこちで「評価される」ことが多いのでしょう。
学校、塾はもちろんのこと、習い事、職場でも
常にだれかと比べられ、評価されることが当たり前になっています。
競争社会にどっぷり浸かっているのですから、当然かもしれません。
せめて、家の中でだけは・・・・
と、思うけれど、それも叶わない。
家の中も外も同じ、常に人からの評価が待っている。

そんなとき、
だれかが、黙って聴いてくれる。
評価することもなく
良い悪い、正誤も言わず、ダメとも言わず
ただただ、「そうか、そうか、そうなんだ」と聴いてくれる。
そんな人が居てほしい
そんな場所が欲しい。
このように、だれもが心のどこかで叫んでいるのではないでしょうか。

あるクライアントが言いました。
≪かつてこんなに長い時間、自分が喋りっぱなしだったことはなかった。いつも誰かに邪魔されたり、さえぎられたりして、
最後まで
聴いてもらったことはなかった。≫
また、
一年半の間、毎週身の上話を涙と共に語り続けた人もいました。
それらの大半を語り終えた時、
その女性を見てびっくりしました。
『こんなにも色が白くて、綺麗な人だったのか』と。
それまでは、背中を丸めてうつむき、暗い顔をしていました。
それが
まるで別人のようになったのです。
正直、驚きと共に感動しました。
人は、心の中のヘドロを吐き出した時、こんなにも変容し、輝くものであるのだと!

フランスの精神分析医である、ジャック・ラカンは言いました。
【身体は文字が刻まれた辞書のようなものである。】
まさしく、彼女は
暗く、重く、苦しく、筆舌しがたい過去を身体に刻み込んでいたのです。
それが『語る=言葉にする』ことによって、
身体に刻まれた文字(言語)が剥がれ落ちたのでしょう。

だれもが、その人固有の文字を刻んでいると考え、
それを分析家に語ることで、自らが明らかにし、知っていく方法が精神分析です。
そして、必要とあらば、
その言語を、自分の好きなように書き換えることも可能です。

前述の彼女は
「苦行僧」→「修行僧」→「普通人」へと書き換えました。
ただただ、語り続けることで気付き、書き換えたのです。
このように、
誰かに語り続けたい、聴いてもらいたい、
と、大半の人が叫んでいると思うのです。

「あるがままの自分」が裁かれることもなく、批判されることなく、
指導されることなく、他者に受け入れられること。
それが癒しであり、自己を知ることであり、変容へと繋がってゆくことだと思うのです。

話しても仕方がない。
どうせ言っても・・・・・
と、思ってあきらめていませんか。
聴いてくれる人は必ずいます。

シニフィアン研究所のHPも参照ください。http://signifiant-lab.com/
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/
思春期の悩みhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/
恋愛と結婚ー仕事と生きがいhttp://signifiant-lab.com/woman/


 


266)作家・浅田次郎に聞く“原発と日本人”ー古舘伊知郎との対談(報道ステーション)

2012年08月28日 | 事件・事故・ニュース

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「作家・浅田次郎に聞く“原発と日本人”ー古舘伊知郎との対談(報道ステーション)」 について書きたいと思います。    http://www.dailymotion.com/video/xt3f0x_yy-yyyyyyy-yyyyyy_news参照)

内容についてではなく、
浅田次郎氏が語った言葉の中で、印象に残った言語を取り上げたいと思います。
その言語(言葉)とは
意志」「決断」「情緒的なものの入る隙間はない
この3つです。
対談の中の言葉を一部引用すると

1)意志
 我々の父の世代は、「この厳しい現実は私たちの現実だ。これを子どもたちに申し送ってはならない。」という強い意志で復興してきた。

2)決断
 日本の決断を世界は注目している
 日本の決断は人類の歴史を左右する決断となる

3)情緒的なものの入る隙間はない
 過去と現在と未来、これを正しく見つめなければならない。
 そこに「子どもは可愛い」とか「子どもに罪はない」というような情緒的なものの入る隙間はない

3)の 情緒的なもの=折に触れて起こる様々な感情的なもの=感情的
と読み替えてみると、その対義語として、「理性的」が思い浮かびます。
とするなら、
情緒的なものが入る隙間はない=理性的
といえるでしょう。

そこで3つを整理すると
「意志」「決断」「理性」となります。
この3つは、何かを成し遂げるために必須のものではないでしょうか。
それらに「覚悟」を加えて、
人が生きていく上で必須のものだと言いたいのです。
向き合わなければならない事柄に直面した時
≪理性的に考え、決断をし、強い意志力をもって向き合う覚悟を持つこと≫
これはまた、父の機能に必須のものでもあると思います。

浅田次郎氏と古館伊知郎氏の対談を聞いて
人が生きる上で何が大切で必要であるかを再認識した気がしました。

父の機能についてはこちらを参照ください。http://signifiant-lab.com/woman/#151
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/#29
シニフィアン研究所http://signifiant-lab.com/

 


265)聞く=相手の言葉を受け入れる

2012年08月26日 | 宛て名のない手紙

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「聞く=相手の言葉を受け入れる」 について書きたいと思います。

『私の話をちっとも聞いてくれない』
かつて、母に対してこのように思ってました。
当時を、振り返ってみました。

いつも、母は、
母が思い描く「理想の子ども」になることを私に求めていました。
「お前のためを思って言ってるんだ」
「こんなに時間も、エネルギーもお金も注いでいるんだ」
「お前のために、どんなに自分の人生を犠牲にしてきたことか」
と、常に語っていました。
その結果
「田舎の優等生」ができあがりました。
自慢の娘の完成です。

この世界には『聞く(聴く)』は皆無でした。
会話はなく、一方的な押しつけと伝達しかありません。
話し始めると口をはさむことなど不可能。
黙って、終わるのを待つのみ。
最後は
「解った?」-「はい」
これで終了。

これでは、聞くのみで、聞いてもらう(語る)体験はできません。
聞いてもらうこと=語ること=自分を受け入れてもらうことではないでしょうか。

私が学習したことは
「沈黙」と「忍耐」と「はいと答えること」
ですから、素直なフリをすることは得意です。

こんな私が、母親になったのです。
ある時、娘から言われました。
『お母さん、私の話を聞いて!お母さんは、ちっとも私の話を聞いてない。自分のことしか言わない』と。
愕然としました。
私が子ども時代に
母に対して心の中で叫んでいた言葉でした。
それと全く同じ言葉を、娘から言われたのです。

精神分析を受け、先生から、「人は学んだことしかできない」と言われていました。
その時は、
「そりゃそうでしょう。知らないことはできなくて当たり前」と思ってました。
そのことが、このような形で納得することになるとは・・・

自分が母からしてもらっていないと(ここでは、聞いてもらう体験)は、
どんなに自分でしているつもりでも、できていない。
相手(子ども)は「聞いてもらっている」とは思えない聞き方しかできないのだと、痛感しました。

子どもは、様々な言動(=親にとって困った事柄)で、親の気づいていない部分を教えてくれます。
子どもは何を訴えているのか?
何を教えてくれているのか?
これらを
精神分析では、対話を通してひも解いていきます。

シニフィアン研究所のHPを参照ください。http://signifiant-lab.com/
思春期の悩みhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/
不登校の子供の母よりhttp://signifiant-lab.com/escape/

 


264)子どもに納得できる選択を与えよう

2012年08月21日 | 育児・子育て

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「子どもに納得できる選択を与えよう」 について書きたいと思います。

「選択」という言葉にどのようなイメージを持たれているでしょうか。
辞書には
「選ぶこと。適当なものをえらびだすこと。良いものをとり、悪いものを捨てること。」
とありますが、
納得のできる選択がどれほどできているでしょうか。
そのためには、選択する前提として、
二つ以上の選べるものが、等価なものとしてあることが必要だと思うのです。

何を言いたいかというと
選ぶ人の心のままに(自由に)選べることが大切だということです。
母子関係で考えてみましょう。
以前、こんな光景に出くわしたことがあります。

小学生の子どもがお母さんに言っています。
どうやら子どもは習い事へ行きたくないようです。
そこでの母子のやり取りです。

子ども「今日は行きたくない、休みたい」
母  「じゃあ、この間欲しいと言ってたの買わないよ、それでもいいの?」
子ども「それは嫌だ、買って欲しい」
母  「だったら、ちゃんと言うこと聞かないとだめでしょ」
子ども「そんなの嫌だあ、でも行きたくない」
母  「じゃあ好きにしなさい、自分でよく考えなさい」
     (しばらくの沈黙)
子ども「じゃあ 行く・・・」

どうでしょうか。
「行く」と「行かない」の選択肢の間で、子どもは確かに「行く」を選択しました。
果たして子どもは納得して、行くことを選択したと言えるでしょうか。
「行く」と「行かない」が
子どもにとって、等価なものとして目の前にあったでしょうか。
「行く」=欲しいものを買ってもらえる
「行かない」=欲しいものを買ってもらえない
という、別の選択へと置き換えられ、そこでの選択を迫られている、と言えないでしょうか。
そうすると、
「行く」か「行かないか」の選択をしているようで、
まったく別の選択
「買ってもらえる」か「買ってもらえない」にすり替えられてしまっている。
それも子どもにとって、圧倒的に優劣がついてしまう選択しかありません。
これは果たして(納得できる)「選択」と言えるでしょうか。

このように、私たち親の思いのままに
子どもの選択権を他のものにすり替えてしまっている。
あるいは、
親の思いに沿うように、子どもをコントロールしてしまってる。
このように考えられるのではないでしょうか。

ですから、
子どもは自分の意志で選択したようで、納得できない、
喜んで自分の選択を受け入れられないのではないでしょうか。
その上に、まだオマケがつく場合があります。
「自分で決めたことでしょう、お母さんは行けとは言ってないよ」と。

これはたぶん、特別な親子ではないと思います。
意識する、しないに関わらず、大半の親がしていることでは?
このような環境の中で、子どもは育っていくのです。
そんな子どもに納得のできる、自由な選択は無い、といえるでしょう。
それを、もう一度リセットし、納得のできる選択ができる体験が必要です。
なぜなら、だれれかにコントロールされた「選択」は
必ず、後にストレスとなり、あるキッカケによって噴出する可能性が高いからです。
それが、たとえば青少年の非行や問題行動だと思います。
不登校や引きこもり、暴力、いじめ、虐待、殺人などではないでしょうか。

リセットする方法が「オールOK」子育て法(心育て直し法)です。
詳しくは精神分析的子育て法「オールOK」を参照ください。http://signifiant-lab.com/raise/
お問い合わせはこちら(シニフィアン研究所)です。http://signifiant-lab.com/