≪整心療法研究所≫自己治癒力により心身が整っていく

自己治癒力により心身が整っていく。量子力学・宇宙物理学・脳科学の観点から精神を捉えた新しい科学に基づいた療法。

283)10月度関西出張スケジュールのお知らせ

2012年09月29日 | お知らせ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「10月度関西出張スケジュールのお知らせ」 す。

台風17号の進路が心配される中、近隣の小学校では運動会が開催されているようです。
皆さんの近くではいかがでしょうか。

さて、10月の関西出張スケジュールのご案内です。
今回は、10月3日(水)~7日(月)の5日間の予定です。

☆4日(木)10:00~12:00
<インテグレーター養成講座>
 場所:和歌山出張所
 テーマ:『対象喪失』です。詳しくはこちらを参照ください。

☆5日(金)10:00~12:00
<フリートーク> 
 場所:和歌山出張所
 テーマ:『オールOKを対人関係-その活用法』
 参加費:大人一人1.000円、小学生以下は無料
 当日の飛び入り参加歓迎です。
 お茶菓子を囲んで、語り合いましょう。

☆6日(土)
 和歌山県紀の川市におります。

☆7日(日)
 終日、大阪市難波周辺におります。

10月3日以降の連絡は携帯へお願いします。
連絡先はこちらです。
和歌山出張所の地図はこちらです。

関西の方、この機会に精神分析に触れてみませんか。
お問い合わせ、ご連絡は
シニフィアン研究所の迎意愛(むかい あい)まで。
http://signifiant-lab.com/ を参照ください。

 


282)虐待、育児放棄をなくすために

2012年09月25日 | 育児・子育て

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「虐待、育児放棄をなくすために」 について書きたいと思います。

乳幼児の虐待や育児放棄が、かつてないほどメディアで報道されています。
昔も、状況は違えどもあっただろうと推測されます。
それにしても、あまりにも多すぎる印象を持たれているのではないでしょうか。
「虐待や育児放棄するなら、なぜ産んだのか」
といった言葉も聞こえてきます。

≪虐待や育児放棄≫を『甘えと依存』という側面から考えてみたいと思います。
繰り返しになりますが、
すべての人にとって『母』が最初の欲望(愛)の対象であり、
そして、『母』その人自体は禁止される対象でもあります。
それゆえ、その欲望(愛)の対象を母以外の人(もの)に置き換えてゆく。
この「母を求める欲望(愛)」の原初的代表が『甘えと依存』だと書きました。

つまり、
身体的に求めあう男女は、この欲望(愛)の置き換えであり、
互いに『甘えと依存』を再現している姿だと捉えてみます。
すると、
妊娠・出産・育児はその行為の結果であり、
当然、二人が共に「引き受ける覚悟と自覚」が要求されます。
言葉を代えて言うと
育児は『甘えと依存を求めるわが子に与えること』を引き受けることでもあるのです。

ここで、もし、自分が『甘えと依存』の再現だけを求め、
与えることを引き受ける覚悟と自覚を持たないまま
妊娠・出産・育児が現実のものとなったならどうでしょうか。

特に、育児は24時間待ったなしに、ひたすら与え続ける状況が続きます。
この現実は「可愛い」と思える気持ちを掻き消してしまう。
「欲しいのは子どもではなく、この私だ」
「もう嫌だ、逃げたい」
可愛いはずのわが子は、
やっかいなもの
で、自分を邪魔するもの、奪取するもの、排除したいものとなってしまうのではないでしょうか。

このような気持ちの連鎖が止められなくなった時
結果的に
虐待・育児放棄と呼ばれる状況を作り出してしまうと考えられます。

この観点から見た時、
虐待・育児放棄をなくすためには、
『甘えと依存』を求めていることを自覚し、
その気持ちを得る方法が他にもあることを知ることと同時に、
『甘えと依存』をいかに断ち切るか、ではないでしょうか。
これが、養育する側、
ひいては社会に求められることだと思うのです。

シニフィアン研究所ではそれらについての具体的な相談、勉強会をしています。
詳しくは
シニフィアン研究所http://signifiant-lab.com/ 
(むかい あい)までお問い合わせください。




 


281)女性はどうして強くなるのか

2012年09月24日 | 家族

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「女性はどうして強くなるのか」 について書きたいと思います。

「女性は年齢と共に強くなる」
「結婚して母になると一段と強くなる」と言われたり、
時には
「おばちゃんは凄い」
「おばちゃんは怖い」
「もう女捨ててる」
などと揶揄されたりもします。

確かに、そのように思われるものを秘めているのかもしれません。
土壇場になると、開き直って、肝が据り、
時には男性顔負けの度胸があったりもします。
どうしてなのでしょう。
どこからそのような強さが出てくるのでしょう。

それは≪ペニスが付いて(持って)ないから≫との観点から考えてみたいと思います。
特に幼少期には、視覚的に一番解りやすい性差(肉体的特徴)でしょう。
このことが女性を強くするのではないかと考えたいのです。

「ペニスが付いている、付いていない」
という事実が性差に大きく関わっていると言われています。
(このことの説明は別の機会にしましょう)
男性には付いて(持って)いる=切り取られるかもしれない不安(去勢不安)
女性には付いて(持って)いない=切り取られる不安はなく、逆に欲しいと思う(ペニス羨望)
つまり、
男性は常にこの「去勢不安」が付きまとうので、
それに対する怯えや恐れを抱いていると考えられます。

ところが、女性はどうでしょう。
最初から無いので、切り取られる心配はありません。
これが開き直りや度胸や強さの根源となっているのではないでしょうか。

これは「最後の切り札」とでも言えるかもしれません。
ですから、めったに使いません。
(余談ですが、花嫁の角隠しも関係あるかも?)
追い詰められて、どうにもならないと思った時だけに使うのです。
ちょっと乱暴な言い方ですが、、、
『取れるもんならとってみな』
と開き直れるのです。

このように書くと、女性からは顰蹙を買うでしょうか。
男性はいかがでしょう。

すべての女性とはいいませんが、
女性は元々付いて(持って)いないがゆえに、切り取られる不安は一切なく、
それゆえに、時として強くなれるのではないでしょうか。

ご意見、ご質問は
シニフィアン研究所までhttp://signifiant-lab.com/
男らしさ、女らしさを考える教室もしています。
「オールOK子育て教室」にて質問ください。http://signifiant-lab.com/#10


 

 


280)恋愛・結婚について(女性の場合)

2012年09月23日 | 恋愛・結婚

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「恋愛・結婚について(女性の場合)」 について書きたいと思います。

前回は、男性の場合について書きましたので、
今回は、女性の場合を考えてみたいと思います。

異性を欲望(愛)するためには、
まず母が欲望(愛)の対象であるのが前提だと書きました。
これは男性も女性も同じです。
では男性と女性ではどこが違うのでしょうか?

それは母が女性であることによります。
つまり母は、
男性にとっては異性ですが、女性にとっては同性です。
ですから、女性が異性を欲望(愛)するには、
欲望(愛)の対象を母(同性)から父(異性)へと移行しなけらばならないのです。
このことが、男性と女性の一番大きな違いです。

では、欲望(愛)の対象を、母から父へと移行するためにはどうしたらよいか。
それは、何らかの形で母を見切る必要があります。
次に、母ではない、女性の位置から父を欲望(愛)の対象とするのです。
ここからは男性と同じく、父以外の男性へとシフトすると言われています。
ここに至って、初めて、女性は男性を欲望(愛)することになるのです。
このように、女性は男性と比べて、余分な回り道をしないと異性へと向かわないのです。
やっかいですね。

実際には、このような回り道をして男性を欲望(愛)していないように思われます。
なぜなら、
大半の女性は、男性と同じく母を欲望(愛)しているように見受けられます。
例えば
*優しい男性
*甘えさせてくれる男性
*何でも言うことを聞いてくれる男性
*いつも傍に居てくれる男性
*私だけを愛してくれる男性
これらは、本来母に対して求めていることと同じではないでしょうか。
男性を欲望(愛)しているようで、
実は母の代理を求めているのでは?

女性は、男性に母の代理を求めてはいけないのでしょうか。
では、男性に何を求めればいいというのでしょう。
それについては、次の機会にしたいと思います。
ここでは、女性が男性を欲望(愛)の対象とするには
非常に困難がつきまとうとうことを考えてみたかったのです。

難しいと感じられたでしょうか。
こんなこと考えていたら、恋愛なんでできないと思われたことでしょう。
それほど、実は男と女はややこしいものかもしれませんね。
このややこしい「男と女」を一度考えてみませんか。

興味のある方はこちらまでお問い合わせください。
シニフィアン研究所http://signifiant-lab.com/
講座もあります。
「やさしい精神分析講座」http://signifiant-lab.com/#11
「インテグレーター養成講座」http://signifiant-lab.com/#13


 


279)恋愛・結婚ができない

2012年09月22日 | 恋愛・結婚

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「恋愛・結婚ができない」 について書きたいと思います。

前回からの延長で、『恋愛・結婚』について考えてみたいと思います。
恋愛ができない、結婚をしない若者が増えているそうです。
積極的にしない、したいのにできない、興味がないetc
その理由はさまざまでしょう。
ここでは、
≪異性を求める欲望がない=異性と親密な関係を築けない≫から、
ということを考えたいと思います。
男性と女性では違いがありますので、男性について書きたいと思います。

男性が女性を欲望(愛)する根底には、
母を欲望(愛)の対象としていたことが必要だと書きました。
(詳しくは277)男性が女を欲望(愛)するためには何が必要かを参照ください)
つまり、目の前の女性は母の代理だということになります。
母を求める欲望(愛)がそのまま母以外の女性へと移行する。
これが、男性が女性を求める誘因だと言われています。
男性にとって母は最初に接する異性ですが、
母そのものを異性として求めることは禁止されています(近親相姦の禁止)。

母に満たされなかった欲望(愛)を、母以外の女性に満たしてもらいたい、
との欲望をもつのです。
その最大の欲望は『甘えと依存』だとされます。
<多くの女性が言います。「私の前では、大きな子どもだ」と>

それが男性にとっての、憩いの場(=母の腕の中)だからではないでしょうか。
ですから年齢関係なく、豊かな胸、柔らかい肌とその温もりを求めるのでしょう。
かつて自分にとって最初の異性であり、
一番の『安全と安心の場所』だったはずですから。

以上から、
男性が女性に関心を持つ(欲望する)ためには、
母をどれだけ求めているかが問題だと思うのです。
母に関心を向け、母にどれだけ関心を向けてもらえたか、
母からどれだけ、まなざしとスキンシップを与えてもらえたか、
これらが、思春期以降、
女性との親密な関係をもてるかどうかに大きく関わっている
このようにいえるのではないでしょうか?

女性と親密な関係を持つためには
まず母が幼少期から欲望(愛)の対象となり、
相互に親密な関係を築けていることが必須だと考えられます。
そうすれば、思春期に始まる異性への関心と交流がスムーズに持てるでしょう。
そして、異性との恋愛関係を楽しみ、結婚へと向かうことでしょう。

恋愛、結婚に関して興味を持たれている方は
シニフィアン研究所までお問い合わせください。http://signifiant-lab.com/
「恋愛と結婚―仕事と生きがい」のサイトはこちらです。http://signifiant-lab.com/woman/