黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

エンディングの名曲~妖怪にご用心

2011年03月21日 | エンディングの名曲
ジャンル・アニメ「ドロロンえん魔くん」 歌・中山千夏 作詞・中山千夏 作曲・小林亜星 編曲・小杉仁三

ギャグ仕立だった連載版とはがらっと違い、時代風刺があったりえん魔くんが死んでしまったり(一回限定で生き返れるのだが)と、ハードだったり悲しかったり、ずいぶんドラマチックに仕上がったアニメだった。そのエンディングを飾るのがこの曲。才女・中山千夏自らが書いた歌詞は、名作曲家小林亜星氏の曲にマッチしてすっとぼけたような、それでいて少し考えさせられるような、不思議な曲に仕上がっている。これも数十年間全コーラスをそらで歌えるお気に入りの曲。それにしても、名脚本家辻真先さんの手がけた最終回は絶品だったなぁ。



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エンディングの名曲~私だけの十字架

2011年03月20日 | エンディングの名曲
ジャンル・刑事ドラマ「特捜最前線」 歌・ファウスト・チリアーノ 作詞・尾中美千絵 作曲・木下忠司 編曲・青木望

最近、某CMで目にすることの多い、特捜最前線のエンディング曲である。硬派で重厚な良いドラマだったのに、あんな使われ方をされるのは悲しい限りである。ちょっと暗い感じのする曲だが、時に犯人の、時に刑事の心情を映し出したように感じたものである。十年続いた名番組のエンディングをずっと勤めたお勧めの名曲である。


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エンディングの名曲~坂道

2011年03月19日 | エンディングの名曲
ジャンル・時代劇「長崎犯科帳」 歌・日暮し 作詞・作曲・中村幸雄

悪人がばったばったと切り倒されるおなじみのパターンの時代劇。そのためもちろん血なまぐさいのだが、本曲はそんなこととは全く関係のないフォークソング調の名曲。オープニングやエンディングの演出に実相寺昭雄氏を迎える凝った造りも良い。


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「外交官 黒田康作」を見て

2011年03月18日 | Weblog
個人的にドラマ不作だと思っている今季で唯一、毎週楽しみにしていたドラマだった。現実味がないほど有能でストイックな外交官、黒田とトロくてほんわか系の利香子のコンビが追う事件の真相は、思わぬくらい大きな日本の暗部に行きつく。しかも香川照之をはじめとした共演者の豪華でアクの強い事もこのドラマの見所である。イ・ビョンホンの使い方も不自然でなくて良い。黒田の上司の鹿賀さんあたりは、映画の方で活躍するんだろうなぁ、などと思ったりもする。映画の方では黒田シリーズ終了を示唆しているが、そんなこといわずにまたやってほしいドラマである。


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エンディングの名曲~気分はパプワ晴れ

2011年03月17日 | エンディングの名曲
ジャンル・アニメ「南国少年パプワくん」 歌・つのごうじ&ピタゴラス 作詞・作曲・編曲・つのごうじ

なんといっても歌詞が良い。ギャグ漫画なのだが、時折はっとさせられることのあるパプワくんの世界観を見事にあらわしている。明るいけれど深い、大好きな曲である。


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エンディングの名曲~ひとり旅

2011年03月16日 | エンディングの名曲
ジャンル・特撮「アイアンキング」 歌・子門真人 作詞・佐々木守 作曲・菊池俊輔

特撮物の中では白眉の名曲。ワンコーラスが短いので、番組視聴当時はいいなと思うだけで終わってしまっていた。今改めてフルコーラスきいてみると、主人公の後姿が目に浮かぶ思いである。それもそのはずで作詞の佐々木守さんは作品を通して脚本を一手に担当した方である。子門真人さんの声も曲とちょうど合ってより印象深い。オープング曲もとても良い曲である。

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エンディングの名曲~荒野の果てに

2011年03月15日 | エンディングの名曲
ジャンル・時代劇 「必殺仕掛人」 歌・山下雄三 作詞・山口あかり 作曲・平尾昌晃 編曲・竜崎孝路

このテレビ放映当時、時代劇は熱かったものだ。木枯し紋次郎が大ヒットし、主題歌も大当たり、食後に爪楊枝を加えて歩く子供が続出していた折に、紋次郎に真っ向勝負を挑んだのが仕掛人である。ニヒルさが特徴であった紋次郎とは違い、必殺は爽快感を旨とする。テンポのよい本曲の貢献度も高く、この歌はある面シリーズ全体の主題歌といっていいだろう。どちらの曲も紅白への出場が期待されたが、さすがに民放のテレビ主題歌を当時のNHKが電波に乗せるわけもなかった。しかし、売り上げは60万枚だったか80万枚だったかというその年の上位何本かに入るメガヒットだった、というのは今では信じられない事かもしれない。


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エンディングの名曲~やつらの足音のバラード

2011年03月14日 | エンディングの名曲
ジャンル・アニメ 「はじめ人間ギャートルズ」歌・ちのはじめ 作詞・園山俊二 作曲・かまやつひろし

ご存知ギャートルズ。あのバイタリティ満点の一家のお話のあとに流れるこの歌は、ものすごいギャップがあったけれどその分余計に心に響いたものだ。
作詞は原作者の園山俊二さん。作曲はさすがのムッシュかまやつ、そしてさすがの名曲である。



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エンディングの名曲~少女ひとり

2011年03月13日 | エンディングの名曲
まったっく唐突ではありますが、ドラマやアニメ、また実写物などジャンルを問わず、エンディングに使用された歌のうち、心に残る個人的に名曲だと思った音楽を、不定期で取り上げようと思います。といっても、著作権やら肖像権みたいなややこしい事に抵触したくないので、画像等は一切リンクしません。ネットで検索すると簡単にきけたりするものが大半なので、興味のわいた方は申し訳ありませんがその方法で検索していただきたいと思います。というわけで今日はその第一回目です。

ジャンル・時代劇 「新十郎捕物帖・快刀乱麻」 歌・内田喜郎 作詞・佐々木守 作曲・都倉俊一

明治初期が舞台の推理物です。推理物というからには必ず殺人事件があり、ともすれば陰惨になりがちな物語を落ち着いた清楚な曲調の本曲が締める。曲とお話の内容は全くリンクしないけれど、きいてもらえればわかると思いますが間違いなく名曲です。番組放映当時はレコード化はされませんでしたが、後にアルバムに収められたりCD(ちょんまげ天国 in DEEP)に収録されたりしています。
番組本放映の時しかきいていなかったのですが、長年私の脳裏に残っていた歌です。40年近くの間、ワンコーラスをほぼ正確に記憶していました。ネット社会になり、色々な検索方法が可能になって題名などやっと詳細が判明しました。文明の発達とは偉大です、やっぱり。


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