ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

バーにやって来て、ちっとも 酔えないお酒を飲んでいる。

2019年11月26日 19時55分03秒 | owarai
「お願いします。うんと強いのを」
と頼んでみた。
「さ、できたよ。どうぞ、召し上がれ」
数分後、目の前に差し出されたのは、
いちごとミントの小枝で飾られた、
メキシカンガラスのゴブレット。

「可愛い!」
思わず、感嘆のため息がもれた。
ひと口飲んだあと、そのため息は
甘くなった。甘酸っぱくてせつない、
昔懐かしい味を彷彿させている。

ああ、この味は、いつかどこかで
味わった、何かの味にそっくりだ。
でも、なんの味なのか、うまく思い
出せない。

ストローで少しずつ、少しずつ、
吸い上げながら、味わってみる。
頭の芯が溶け出して、気持ちの編み
目がほどけてゆくのがわかる。

楽園は、近い。わたしのすぐそばに
ある。この胸のなかにある。この皮
膚の表面に宿っている。彼に触れた
い。触れられたいと願っている。

この指先に。
そこまで思った時、思い出した。
よみがえった。このカクテルの
味は、彼と交わした口づけの味だ。

男女の金言

2019年11月26日 09時07分37秒 | owarai
●自分がよいエサになら
 なければ、

 いい男は釣れませぬ。


●”いい彼”とは、自分が成
  長するきっかけを与えて
  くれる男のこと。

●年上の女性とつきあって
得た知識を
男は、
おじさんになったとき、若い
女の子に還元する。

これを”愛のリサイクル”と
いいます。



YouTube
蒼氓(そうぼう) /山下達郎 「歌詞付き」

https://www.youtube.com/watch?v=wxdjsWn2698

軽々と、私の体を抱き上げる瞬間が、好きだった。

2019年11月26日 08時30分32秒 | owarai
そのまつ毛の下の、一見
優しそうに見える瞳が発
する、一見意地悪そうな
視線が、好きだった。

愛してると
言ってほしいなら
いうでも言う
誰の前でも
誰の後でも
私は私

あなたと私でなれるものすべて
他のだれにも似ていない
かけがえのない
私たちそのもの

YouTubre
m-flo loves YOSHIKA / let go

https://www.youtube.com/watch?v=HOsiSE_JTOM

『待ち人』~プロローグ~ <仮>

2019年11月26日 05時22分41秒 | owarai
彼の描いた空を眺めていると、
その空に浮かぶ、白い雲になれ
そうだと思った。

彼の描いた海を眺めていると、
海原に舞う、一羽のかもめに
なれそうだと思った。
彼のそばで暮らせるならば―――

ふたりで一緒に歩いていける
なら―――

わたしは草原を渡る風のように、
野山で咲く花のように、いつも
自由で幸せでいられると思った。

彼は―――
わたしが生まれて、結婚したいと
思った人だった。



乾いた砂に、染み込んでゆくような、熱を籠めて。

2019年11月26日 02時11分15秒 | owarai
夏の名残りがまだどこかに
漂っている 秋の初めの
日曜日の午後 海を見にゆく

古本屋のかえりも
海を見にゆく
あなたが病気なら
海を見にゆく

こころ貧しい朝も
海を見にゆく
ああ 海よ
大きな肩とひろい胸よ

どんなつらい朝も
どんなむごい夜も
いつかは終わる

人生はいつか終わるが
海だけは終わらないのだ

かなしくなったときは
海を見にゆく
一人ぼっちの夜も
海を見にゆく



YouTube
Ramsey Lewis - Portuguese Love

https://www.youtube.com/watch?v=NOS4VSXTkto

「砂丘のたもとにて」 ―1―   <決定稿>

2019年11月26日 01時01分32秒 | owarai
音羽様
お返事がたいへん遅くなってしま
いました。

ごめんなさい。
その後、お元気ですか?
ちゃんと食べて、眠っていますか?

今朝、目を覚まして窓の外を見たら、
夜明けの空が、力強いまぶしい夏の
光に染まっていました。きのうまで
はまだ、春だったのに。ゆうべ、神
様が透明な大きな手で、ページを一
枚、めくっていったでしょうか。

うつむき加減で、はにかみがちな、
少女のような季節はわたしを置いて、
どこかへ行ってしまいました。
けれど、また一年待てば、春は必ず
わたしの空まで、もどってきてくれ
るでしょう。

きょうは右腕の調子がいつもより
良くて、痛みもほんの少しだけやわ
らいでいるので、いつもより読み
やすい文字で、いつもよりたくさん、
お手紙を書くことができると思い
ます。さっき、介護のボランティア
さんに頼んで、鉛筆を一ダース分、
削ってもらいました。

ボールペンやサインペンを握っても、
すぐに落っことしてしまうのに、
鉛筆なら、握れるのです。不思議で
しょう?

前置きが長くなりました。
どこから書き始めればいいのか、
もちろん覚えています。

あなたのお母さんに頼まれて書き
始めた手紙が、いつのまにか、わ
たしの青春グラフティになってき
ています。

音羽さんのリクエストに応えて、
片想いの初恋の思い出や、高校時
代、初めてできた彼氏のことや、
社会人になってからの色とりどり
な恋のこと、いろいろと書いてき
ましたけれど・・・・きょうは
その続き、ですね。

いよいよ、わたしの人生に、あな
たのお父さんが登場するのです。
ああ、なんだかわくわくしてき
ます。

心臓が、飛び跳ねているのがよく
わかります。お月様のなかのうさ
ぎみたい。喜んでいるのですね、
わたしと一緒に。

あの頃のことを思い出すと、胸の
なかにも、頭のなかにも、気持ち
がいっぱいあふれてしまって、ど
こから書けばいいのか、熱い涙の
洪水みたいなこの気持ちを、

ちゃんと言葉にして、紡いでいく
ことができるのかどうか、まった
く自信がありません。

「早く続きが読みたい」って、音羽
さんは書いてくれましたね。
砂丘に埋もれている貝殻を、そのか
けらを、ひとつふとつ拾い上げる
ようにして、ゆっくりと、時間をか
けて、毎日少しずつ、書いてゆきま
すね。

書き上げるのに何週間かかるのか、
何ヶ月かかるのか、まるで終わりの
ない旅に出るような気持ちですけれ
ど、この手紙の行く先にあなたがい
ることを縁(よすが)にして。


「順ちゃん」
あなたのお父さんの順作さんのこと
を、わたしはそう呼んでいました。

「仕事だって、好きになりたい」

2019年11月26日 00時00分35秒 | owarai
仕事は、人生の中の多大な時間
を費やすもの。それだけに、
若い頃に好きな仕事に出会い、
それに専念できればベストです。

しかし多くの人は、子供の
頃に夢見たような仕事とは
違う不本意な職業についてい
たり、

生活のためだけに見つけた
仕事を続けざるを得なかった
り、希望の職場に入りながら
も自分の能力を発揮できず

不満を抱えていたり、決して
満足できる状況にはないもの
です。

そんな中でも、自分になりに
その仕事の魅力や意味合いを
見つけ出す。

たとえ与えられた仕事がやり
がいのない単調なものに思え
ても、何かしら新たな工夫
を施し、面白がる。

いまある仕事に好きな部分を
見つけ、前向きに取り組んで
みる。

そこから得られたアイデアや
思考法、人間関係などは、将
来、きっと自分へのご褒美と
して戻ってくるでしょう。