子どものころは、時間って無限に
あるものだと思っていました。
早く大人になりたい、なんて望ん
だりもしていましたが、それは自
分が、ずっと子どもでいるような
気がしたから、なんですよね。
人生が有限であることを、頭では
なく体で感じられるようになった
ら、そこからいよいよ生きること
が美しくなるのではないか、
生意気なようですが、私はそんな
ふうに思っています。
自分はいま、まだ中途半端で、や
や頭で理解している部類に入るの
ですが、そろそろ体でも感じはじ
めてもいます。
何百回、何千回、何万回と、あな
たと花火を見られるとしたら・・・。
それは嬉しいことでしょが、
やはり美しいことでは、ない
ような、そんな気がします。