本日、午後6時からの安倍総理大臣の会見をTVで見ました。
いつも、このブログで書いてきた「言葉」の軽さが、会見でも裏付けられた感じです。
今回の会見は、公約の一番にしていた消費増税10㌫の2年半先送りのものです。
ところが、きちっとした謝罪も反省の弁も聞こえてきませんでした。
約束ご実現したかったのですから、先ず、謝るべきです。
そこから、信頼というものが生まれるというものです。
常識ですよね。
昔、半世紀前になりますが、カウンセリングの勉強を始めたとき、
先輩の先生が教えてくれました。
「第一声を、しっかりと注意して聞きましょう」
「第一声で、信頼できる相手か、内容なのか分かります」と。
今日の安倍首相の会見の冒頭は、次のようなものでした。
「本日、通常国会が閉会いたしました。この国会で成立した法律や予算によって、介護休業給付の拡充、介護や保育の受け皿整備、不妊治療への100%助成、一人親家庭への児童扶養手当の増額など、一億総活躍社会の実現に向け、新たな取り組みが次々とスタートいたします。少子高齢化の流れに歯止めをかけ、誰もが生き甲斐を感じられる社会をつくる。一億総活躍の未来を切り開くため、大きな一歩を踏み出す、未来へと挑戦する国会になったと考えています。 」
ハッキリと分かることは、「消費税」「消費増税」「10㌫」「財政の健全化」…といった核心の言葉・テーマをはずしています。
「一億総活躍社会の実現」。
本当に、(人間の実存)と乖離した、記号化したことばのように思います。
ボクは、ハナからアベ政権を支持していません。
投票率が低いと、組織がしっかりしている組織政党の自民公明が有利です。
民主主義ですから、大勢の方々の意見が反映されるとよろしいですよね。
皆さん、投票に行きましょう!
そうそう。
憲法学者の憲法学者の小林節さんが、参議院比例区で新しい政治団体「国民怒りの声」を設立したそうです。
期待したいと思っています。