法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

湾岸親鸞講座・懇話会に参加しました。

2014年07月26日 23時31分38秒 | 日乗

午後2時~4時、江東区産業会館で開催された湾岸親鸞講座・懇話会に参加してきました。

この講座は、偶数月の年六回の開催。
講師は、大谷大学教授・木越康先生。
テーマは、「ブッダから親鸞へ」

先月、六月、前期の講義が終わり、七月はお休みでしたが、担当のお若い僧侶の方々のご尽力で、(懇話会)形式の集いがもたれました。

講師の木越先生は、京都からお越しになりませんでしたが、担当の僧侶のリードで、参加者による楽しい井戸端が実現しました。

仏教に出会う機縁は、本当にさまざまですね。

皆さま、真剣なる発言でしたが、会のはじめは観念的・理屈っぽいやりとりでした。
途中から、皆さんが「自己を語る」ようになり、内容も深まりました。

一つの話題は、「信じる」ということ。

「なかなか南無阿弥陀仏を信じることができません」
「阿弥陀の存在が、実感されません」
etcのご意見がありました。

マア、ボクの浅はかな考えですが、ヒトは、なかなか分別心を忘れることはできませんね。
では、どうするか!

「信」の字を、「人」と「言」に分けてみたらどうでしょう。
ボクは、「信」とは、「人の言葉に乗っかっていく」態度と領解しています。

でも間違えますと、下手な「人」に乗っかって、(オレオレ詐欺)のように引っかかると同様のことが現象します。

では、「人」とは?
世尊に繋がる、祖師方という意味です。
親鸞さんの教えによれば、「七高僧」の言葉に乗るということです。

「乗る」とは、(行い)(行為)ですから、信じるも・信じられないも関係ありません。

要は、
親鸞さんの好きな方は、バカになって「ナムアミダブツ」です。
道元さんの好きな人は、バカになって「只管菅坐禅」です。
日蓮さんの好きな人は、バカになって「南無妙法蓮華経」です。

親鸞さんは、法然さんの教えに乗っかって、バカになって「ナムアミダブツ」の称名一道を歩まれました。
そう、『歎異抄』にも書かれています。

親鸞さんの自己理解は、(愚禿)であります。


にほんブログ村ブログランキング参加用リンク一覧   応援のクリックよろしく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする