法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

流れ寄る

2013年02月19日 23時23分51秒 | 日乗

中国の大気汚染が深刻です。
日本でもPM2・
5の健康への悪影響が心配されています。
これからは、黄砂もありますね。
マア、中国国内での環境規制も大事です・・・

環境問題は、加害者・中国、被害者・日本といった図式だけの問題ではありませんネ。

我々、地球全体の近代化・工業化の課題ですね。

それと、一番の心配は、中国の海岸線計に画される原子力発電。

まあ、心配してもどうなるものでもありませんが・・・

これから、偏西風は何を運んでくるのでしょう・・・

できたら・・・


椰子の實      島 崎 藤 村

名も知らぬ遠き島より
流れ寄る椰子の實一つ

故郷
(ふるさと)の岸を離れて
(なれ)はそも波に幾月

(もと)の樹は生ひや茂れる
枝はなほ影をやなせる

われもまた渚を枕
孤身
(ひとりみ)の浮寢の旅ぞ

實をとりて胸にあつれば
(あらた)なり流離の憂(うれひ)

海の日の沈むを見れば
(たぎ)り落つ異郷の涙

思ひやる八重の汐々
(しほじほ)
いづれの日にか國に歸らむ

 

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『梁塵秘抄』

2013年02月19日 22時48分20秒 | 日乗

午前、一気に読書に集中しました。

『死を想う』
石牟礼道子 伊藤比呂美
平凡社新書

本書の後半で、石牟礼さんと伊藤さんは、『梁塵秘抄』について話を進めています。

ご存知のように、『梁塵秘抄』は、平安末期に編まれた歌謡集で編者は後白河法皇。

親鸞さんの『三帖和讃』は、今様の形式を参照にしていると聞いています。

この数年、『三帖和讃』に関心をもって勉強を進めているのですが、
まだ、しっかりと『梁塵秘抄』はよんでいません。

今年の勉強の中心に『梁塵秘抄』を置こうと想います。
そして、節符を付けて、朗詠できるようにしてみます。

仏はつねにいませども  
現(うつつ)ならぬぞあはれなる
人の音せぬ暁に
ほのかに夢に見へたまふ 

遊びをせんとやう生まれけむ
戯(たはぶ)れせんとやむ生まれけむ
遊ぶ子どもの声聞けば
わが身さへこそゆ揺るがるれ

仏は常にいませども
現(うつつ)ならぬぞあはれなる
人の音せぬ暁(あかつき)に
ほのかに夢に見えたまふ

 

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