法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

『梁塵秘抄』

2013年02月19日 22時48分20秒 | 日乗

午前、一気に読書に集中しました。

『死を想う』
石牟礼道子 伊藤比呂美
平凡社新書

本書の後半で、石牟礼さんと伊藤さんは、『梁塵秘抄』について話を進めています。

ご存知のように、『梁塵秘抄』は、平安末期に編まれた歌謡集で編者は後白河法皇。

親鸞さんの『三帖和讃』は、今様の形式を参照にしていると聞いています。

この数年、『三帖和讃』に関心をもって勉強を進めているのですが、
まだ、しっかりと『梁塵秘抄』はよんでいません。

今年の勉強の中心に『梁塵秘抄』を置こうと想います。
そして、節符を付けて、朗詠できるようにしてみます。

仏はつねにいませども  
現(うつつ)ならぬぞあはれなる
人の音せぬ暁に
ほのかに夢に見へたまふ 

遊びをせんとやう生まれけむ
戯(たはぶ)れせんとやむ生まれけむ
遊ぶ子どもの声聞けば
わが身さへこそゆ揺るがるれ

仏は常にいませども
現(うつつ)ならぬぞあはれなる
人の音せぬ暁(あかつき)に
ほのかに夢に見えたまふ

 

今日も、聞者くりのみ《日乗》に来てくれてありがとうございます。

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1 コメント

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Unknown (慈慧)
2013-02-20 17:59:46
後白河法皇は熊野御幸を34回も行なっただけあって、
『梁塵秘抄』にも熊野に関する記述がありますね。
興味深いです。
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