TVのコメンテーターや新聞・雑誌等でも登場している精神科医の香山リカさんの著作を読んでいます。
『文章は写経のように書くのがいい』
香山リカ著 (株)ミシマ社発行
2009年3月12日 初版第一刷発行
本書から、次の箇所を拾いました。
書道用品を販売する大阪教材社は、
自社のホームページで『写経の功徳』として次のようなことを述べています。
写経の功徳によって、極楽往生が出来ると写経観念文に書かれています。
現代の医学的見地からみても、
写経や読誦が自己の治癒力を高める効果をもたらすことが分かっています。
一つのことに意識を集中させることによって、神経系統、特に大脳の働きが有序化され、
整理されて、からだ全体がバランスよく保たれます。
そして、各器官が活発化してくるのです。
最近、東北大学の教授が認知症予防にも写経が効果的であることを科学的に証明されています。
写経をすることで、苦渋をかかえた自分の次第に抑え、写経を終えたときには何かが吹っ切れて、
元の清々しい気持ちを取り戻すことができます。
写経が自己治癒力を高めるといわれるのは、写経を書くまでの過程が、
心の癒しになっているのと同時に、体の癒しにもなっているからのようです。
「写経や読誦が自己の治癒力を高める効果をもたらす」とあります。
その通りだと思います。
東北大学他の研究を調べてみようと思います。
写経・読経と自己の治癒力との関係をご存知の方、ご指導よろしく。