今日は、柔道関連の大きなニュースが報道されました。
一つは、女子日本代表の園田隆二監督が、
ロンドン五輪代表を含む十五人から暴力行為とパワーハラスメントで告発された問題。
園田監督は、辞任しました。
一つは、九州看護福祉大コーチ内柴正人被告に対する準強姦罪の判決。
内柴被告は、即日に控訴したそうですが…。
どちらも、女子教え子に対するもので、許されるものではありません。
この問題は、柔道だけの問題ではありませんね。
私は、戦後の、日本の「政（まつりごと）」のウミが顕在化したのだと認識しています。
具体的にいうと、「ムラ」の問題とその裏で蠢く「名利（カネ、名誉欲・出世欲etc）」の問題が
根底にあるように思います。
霞が関ムラ 政党ムラ（自民党ムラ 民主党ムラ） 官僚ムラ マスコミムラ 原子力ムラ
柔道ムラ 相撲ムラ etc
ムラのエゴと欲望、隠蔽etcの結果だと思います。
民主党ムラの内輪もめには幻滅しました。
国民の皆さんも、その結果、仕方なく（多くの国民の内なる声だと思います）自民党を誕生させたのでしょう。
再び「政（まつりごと）」のトップに立った安倍自民党は、「アベノミックス（三本の矢）」とかのスローガンで、金融緩和・インフレターゲット・デフレ脱却で声高です。
「政（まつりごと）」のトップが、経済（カネ）ではこの国は良くなりません。
柔道に戻りますが、文科省は、平成２０年の中学校学習指導要領の改訂で、武道・ダンス等を必修としました。
武道に積極的に取り組むことで、「武道の伝統的な考え方を理解し、相手を尊重して練習や試合ができるようにする」とありますが、柔道がこの体たらくではどうするのでしょうか？
また、柔道授業での事故も報告されています。
体育教員の柔道の指導力不足も報告され、教員対象の講習会が開かれたり警察ＯＢが講師として学校に派遣されるやにも聞いています。
そういえば、園田監督は、警視庁の肩書きが巡査部長だったようですね。
何か、この国は、本当に「変」ですね。
ぜひ、この機会に、しっかりとした「政（まつりごと）」をしてもらいたいものです。
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