毎日JPによると、日本メディアとしては最初に四川大地震の震源地近くの臥竜(がりゅう)ジャイアントパンダ保護研究センターを訪問したそうだ。
それによると、地震発生後、赤ちゃんパンダは落ち着かなくなるなど心理的影響が出て、赤ちゃんパンダのほとんどがおびえて落ち着きを失ったそうだ。また、成長したパンダも数日間、食べ物を受け付けなかったとの由。
で、この「心の傷」という言葉だが、今ひとつピントこない。
この言葉が使われるようになったのは、いつからだろうか?阪神淡路大地震の後からだろうか?
言うまでもなく、被災された方々やパンダを初めとした生き物に、いろいろ重圧がかかっているのはその通りであるが、何かこの言葉がストンと私には落ちない。
有史以来、人間はいろいろな災害と出会い、理不尽な事件に遭遇してきた。その時に人間は一人一人が、心のどこかで「宗教心」をおこして乗り越えて来たように思う。そうそう、書きながら少しずつはっきりとしてきたことは、「こころの傷」を癒すのはカウンセラーとか臨床心理士とかではなく、一人一人の宗教心のような根源的なちからのように思うのです。
この「こころの傷」については、これからも考えていこうと思います。
ところで、四川大地震発生後私が一番心配したのは、中国国民の生命でありますが、と同時に震源地近くの核施設の破壊程度と震源地の西側のチベットの人々の被害の様子です。
前者の核施設の報道はこの数日で少しずつでてきましたが、後者のチベットの方々の報道が少ないように思います。
堰き止められた河川の氾濫等心配になります。
中国政府の開かれた取り組みと報道を期待したいものです。
毎日JP
http://mainichi.jp/select/today/news/m20080525k0000m030094000c.html
チベット在日機関の特別法要http://mainichi.jp/select/today/news/20080525k0000m040041000c.html
昨日、市川の書店での衝動買いです。
『地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本』
デュラン・れい子 著
講談社+α新書 838円(税別)
四川大地震、ヤンマーのサイクロンと、何か地球が随分怒っているようです。
人間様が、自然に対して、畏れを抱かなくなったようにも思います。
それにしても、大変な被害でした。
心からの復興を祈りたいと思います。
で、毎日生活している東京ですが、高層ビル一棟一棟は、確かに専門家が計算して設計・建設した建物ですから、その強度を信用することにしましょう。(数年前に偽装マンションのことがありましたから信じられませんし、所詮計算上での強度ですから本当に大丈夫かどうか分かりませんが・・・)
でも、実際に東京に地震がおきたらどうなるのでしょうか?
専門家の言うとおり一棟一棟の高層建設は大丈夫としても、エレベターに取り残された人の救出は?ライフラインは?火事は?・・・本当に大丈夫なのでしょか?
この頃は、政府・議員・役人の言うことは本当にあてになりませんから・・・。
そんな不安感から、本書の題名に惹かれての衝動買いでした。
ところが、本書はそんな不安に対する答えを出してくれる内容ではありませんでした。
れい子さんは、スウェーデン人のご主人と結婚。スウェーデン、オランダ、ブラジル等に住んでいるアーティストでした。
で、本書の内容も、ヨーロッパから見た日本論・日本人論でしたが、まあ、それはそれとして、ベットでごろごろしながら読むのには楽しい一冊でありました。
本題に戻りますと、東京に住んでいる場合、一国民としての災害への自衛策はどうしたらよろしいのでございましょう?
一応、本棚・食器棚等は倒れないようにしています。
近々、ヘルメットを購入しようかとも思っています。
週2回、地下鉄に40分ぐらい御世話になりますので、小さな懐中電灯は鞄に入れております。
こんなことでは、頼りないですよね。