浄土真宗、加賀(北陸)の三羽烏といわれたのは、暁烏敏、藤原鉄乗、高光大船である。
このところ、高光大船の著作を中央図書館から借りて読んでいる。
今日は、
『高光大船著作集 第一巻』 弥生書房 昭和48年11月発行
を借りて読み始めた。
実はこの本は、以前は日比谷図書館、都立多摩図書館の蔵書らしい痕跡がみられる。
都の図書館から、江戸川区に下賜(こんな言葉は時代遅れかな?)されたようだ。
随分、手垢のついた一冊だ。
江戸川区は読む人もいないのであろう。開架図書でなく集蜜図書であった。
本書からの引用。
経に聞といふは衆生佛願の生起本来を聞いて疑心あることなし是を聞といふ」とは、親鸞聖人の聞法の態度である。
カウンセリングの中心も「聞」である。
「疑心なく一心に聞く」のが、カウンセラーの態度であろう。