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春稜庵でお話しましょう

四季の変化を楽しみながら身近に感じた事を伝えます

釜山慶州へ鉄道の旅②

2007-05-17 14:58:46 | 慶州釜山旅行

 KTXの釜山と東大邸間は現状では在来線の軌道上を借用してる、つまり東北新幹線と山形新幹線の関係だ。目下工事中で数年後に完成するまでは時速300キロはこの区間では体験できない。車体はフランスTGVに倣ってコンパクトだから普通車の2+2ではやや狭い座席間隔。特室(グリーン)の2+1の座席構成でなんとか。料金は日本の五分の一といわれ釜山慶州間は特室料込みでも18700ウオン(2200円)、三時間も乗って。
 車内は飛行機みたいに映像機が架かっていて、案内放送をする。緊急時の脱出方法の案内では「窓が開かないからハンマーでガラスを割れ」とか。車内販売はホーム売店と同様に珈琲ジュース程度で弁当、酒の類は売ってない。
 車窓からの風景は日本の田園地帯、山のある風景と変らない。ただ所々に高層共同住宅団地群のスケールの大きさが目立つ。大規模に開発中のものもある。
 乗り換え駅の東大邸が近くなると案内放送が楽器の琵琶の音の如く「ベベーン、ベベーン」と告げる。きっと、なんかの意味がある音色なのだろう。
 さてホームに降りたのはいいけど案内表示はハングル文字のみで次の乗り換えのムグファン号がどのホームに行けば乗れるのかが不明。が、なんとか慶州行きの特急列車の指定座席に辿り着く。KTXと違ってビジネス客はなく在来線の雰囲気。半分以上の乗車率。予定通りに慶州駅に着くと殆どの客が降りてしまった。奈良市と姉妹都市だけあて落ち着いた駅舎、駅前広場も車、タクシーの乗り入れが禁止で落ち着いた古都の印象。


         東大邸駅でムグンファ号特急に乗り換え


                特急ムグンファ号の車内で


  慶州駅 駅前広場は車両進入禁止で落ち着いている


 

 

 

 

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釜山慶州へ鉄道の旅①

2007-05-15 22:38:17 | 慶州釜山旅行

 下船、入国したら真っ直ぐに釜山駅に向かう。入国審査、税関、携帯電話レンタルなど予定より早く済んだ。  参考:釜山駅へリンク
  今後の鉄道での行程は12時発のKTXに乗車。東大邸着13.04.ムグンファ号に乗り換え13.40発で慶州14.52着。一泊後の午後は慶州発で東海南部線の蔚山経由で夕方海雲台駅着である。 
 釜山駅舎はKTX開通時に新駅として開業。地下鉄の真上にあるので至便。曲線状のガラスカーテンウォール。
  駅の案内表示も自動券売機も全てハングルのみなので切符を買うことも改札から乗車ホームに辿り着くのも苦労する。
 KTXの乗車券を日本語で窓口で買うのは至難という事で予め当方でハングル語での切符購入依頼書を準備作成して来た。所定の事項を記載して窓口に出したけどカウンターの若い女性は「それで何をしたいのか?」と英語で言う。当方の趣旨が理解出来ないらしい。やり取りの末に「17番の外国人窓口に行け」と。
 日本と違って自動改札口上の電光案内板は直前の発列車しか表示されず、又その列車に乗る客しか改札を通過出来ないのでホームに大勢の旅客で溢れる事はない。それだけダイヤが少ないという事か。
 それで時間があるので構内のロッテリアで昼食用のハンバーくを買っておいたのが良かった。改札を入ると売店らしいものはないので弁当は買いはぐれる。
 とにかく慌しく出発!


             KTXの特室(グリーン車)乗車口

 
釜山から慶州までKTXと在来線の通し切符 大きさ日本の定期券並


 

 

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釜山慶州へ 船の旅⑤

2007-05-13 15:30:04 | 慶州釜山旅行


 釜山へ入港 30分待機

 船の旅だから到着が遅れてもかまわないが。今回、釜山入港の30分遅れは貨客船だから貨物税関検査で、帰りは霧の為に速度ダウンと明石海峡で水先案内人船とドッキングする待ち合わせで速度ダウンで計50分の遅れ。下船後の行動予定は余裕を取ったほうがいい。
 「のんびり」といえば船内に大浴場がある。大阪のおばさん達が気に入って何度も通ってる。室内にユニットバスがあるが、展望風呂というので入ってみた。まあまあの大きさでゆったりする。大きな蛇口から湯水が滔々と出て清潔。しかし展望は霧で視界不良。窓ガラスが曇らぬように散水ノズルまで付いてるのに。
 往復36時間余の船旅は予期以上に大満足であった。船旅専門雑誌「フェリーズ」によると国内主要フェリーは47、国際定期航路は11もある。次回はどれに乗ろうか迷う。

 
 朝食 他に和食、韓国食がある

 

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釜山慶州へ 船の旅④

2007-05-11 22:29:47 | 慶州釜山旅行

 船内放送が「明石大橋接近」を告げる。デッキはカメラマンで賑わう。ここは往復共に明るいなかでの通過。霧が深く沿岸が見えないが通過の時は晴れてくれた。上部自動車道は通過車両が見える。下部の鉄道は残念ながら。

 
                                   明石大橋通過 夕六時半

日の入り時刻もシャッターチャンス。霧が晴れないので太陽が水面に消える瞬間は見えないのでその少し前が限界。


                                帰路 対馬沖の夕陽 霧深く

英語日本語韓国語の船内放送で夕食の案内。営業時間は一時間半のみ。席が空いてるから十分だ。メニューの種類は少ないけど船の上での初めての食事で楽しく。ここのスタッフは多国籍で面白いメンバー。南米系か陽気だけどミスもある。頼んだメニューと違うものが出てきたり、出てこなかったり。ビールの追加をしたけど出てこないので空いたグラスを見せると両手を合わせて御免なさいと。その後は度々「ワンスモア?」と催促。彼等は食事時間以外にも他の業務を兼任している。入出港時の案内役など。機関室従業員も船内清掃など兼ねて受け持ってる。無駄なく休みなく。


          生ビールは帰り便のみにある。何故?          


          それで船内は缶ビールを自販機で調達

 

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釜山慶州へⅢ 船の旅③

2007-05-09 22:36:42 | 慶州釜山旅行


 左下の旗が水先案内人乗船の表示


 右下の国旗は大阪港へ向かうという表示


 水先案内人のお迎え船が接舷


 新しい水先案内人と交替完了し基地へ戻る


客用デッキからは船舶用の旗はこの箇所しか見られない。左上は社旗、左下が水先案内人乗船の表示。紅白が縦に二分されてる。右が向かっている港がある国の国旗。大阪に向かってるので日章旗。水先案内人乗船は指定された海域を通る大型船には義務化されてる。港の出入りの場合以外に瀬戸内海では明石海峡から関門海峡通過までが指定域だ。その神戸水先案内人組合では更に地区事務所を三分割分担としてるので航海中は三回の交替乗り降りがある。特に中間点では「送のパイロット船」と「迎のパイロット船」が東と西から走り寄ってきて接舷するポイントがある。ここは見所。熟練した技術はかっこいい。霧深い夜間に海上でサーチライトを頼りに展開する乗船下船の行為を上方のデッキでドラマを見る様に。水先案内人は何故か海の男の服装でなく中折れ帽にスーツ。そう、彼等はかっては大型船の船長経験者だから、現役の船長よりも格上で船内では特別室を用意するとか。瀬戸内海はもともとは村上水軍がこの水先案内の権益を持っていたという。 

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