さあ、中部国際空港を早朝便で出発。前夜は空港に隣接するホテルで前夜泊しているから、楽々だ!
仙台空港まで一時間とチョイで。 予想では 厚い雲の上を飛ぶはずだ。
しかし離陸から30分後には空路の右手に 富士山だ!
赤石山脈(南ア) 南端の山嶺も頭を出している。
↓ の写真下方で やや右寄りの尖った山は地図でみると 大井川上流の黒法師岳かな?
↓ 富士五湖上空で 富士山とお別れ。でもそこで、口ずさんだのは 尋常小学校唱歌だった。
♪ 頭を雲の上に出し 四方の山を見下ろして 雷様を下にきく 富士は日本一の山--- ♪
↓ 阿武隈山脈上空から太平洋上へ。一度出てから着陸体勢にはいる。
この海岸線と この小さな漁港は相馬市辺りかな? 三年前の大津波で被害を被った地域だ。
到着後、空港に近接のレンタカー店へ。
その店頭外壁には 津波が到建した当時の 水面の高さが表示してある。なんと 2.5メートルだ。
一般道を経由して 白石 ICから東北自動車道へ。 南へ走って二本松 IC へ向う。
が、工事中の車線規制で大渋滞。 登山口の奥の湯駐車場へは、予定を一時間ほどの遅れで到着。
そこで本日の 登山行動予定を短縮変更しないと、今夜の宿泊地磐梯高原の到着にまでも影響する。
判断では ↓ 安達太良登頂後の下山ルート(下図の北側へ大きく迂回する山道) を中止して
登りも下りも 同じ山道を往復 することになる。
↓ は3Dカシミールで作成した 安達太良山系の俯瞰図。明日、登る予定の磐梯山も 入れて。
このソフトに習熟してないのでチョッとお粗末な作品になった 。カメラの位置も悪いし。
テクニック次第では、もっと山の景観らしくなる。
この投稿をした後にでももう少し 見栄えのする作品にして 差し替えたい。
↓ は、奥岳の湯駐車場からゴンドラリフト乗り場へ歩いて向かう途中の景観だ。
ゲレンデと左手に見えるゴンドラを見る。 左の山頂はゴンドラ終着駅に近い薬師岳という山だ。
安達太良山頂は、ここからはまだ見えない。
あれ!変だな!ゴンドラ乗り場にも、周辺の食堂にも、お店にも 何処にも人の気配がない。
駐車場には そこそこ車が駐車しているんだけど。 そうだろうね、皆さんは、もう下山路にいるのかな?
さすがにゴンドラ駅には駅員さんがいた! でも たった一人で。
乗車して数分間で着いた上の駅も無人駅に近い。
さて、いよいよ 登山開始だ。 もう、一時を過ぎている。
さっそく、ハクサンシャクナゲが待っている。 ↓ 今が先頃だね。
↓ こんな低木に囲まれた山道が ずっと続く。
足元の整備は? 山道の出だしには 超立派な分厚い板を使った木道には驚いたけど。
↓ は マルバシモツケソウ
↓ は、安達太良山では この時期に多いウラジロヨウラク
↓ やっと低木樹林帯を抜け出すと、目の前に山頂が現われる。
この山の頂上とは 手前の広い個所であって、 突起している個所とは違うのだそうな。
そういう説があるけど、どちらでもいい。山の価値は変わらない。 測量石の有無も同じだし。
↓ 山頂からの景観 その1。今日時間短縮で断念した その下山予定だった北方向への山道を。
矢筈森と 鉄山を見る。稜線左側には 噴火口がある沼ノ平。 遥か雲の中に西吾妻山らしき姿が。
↓ は、山頂からの景観 その2。 西方向を見ると手前は船明神山、その向こうは噴火口のある沼ノ平。
天気がよければ、磐梯山は船明神山の背後、はるか向こうに見えるはず。 残念なり。↑の3Dで我慢!
最高地点の突起で仲間四人での遅い昼食。やはり見渡す範囲には人の気配はない。
仲間等が 「腰掛けた岩を通して微かに地振動を感じる」と云っている。そうか!やっぱり火山だな!
↓ の石祠が傾いているのも振動の影響とか? の説もありだ。
↓ 山頂からの景観 その3。 その2 ↑ 方向よりも やや東側を。
矢筈森と鉄山、その右手を下れば勢子平へ。 左手雲の下には東吾妻山が。
あまり残された余裕時間はない。すぐに下山へ。
安達太良山はいろんな名前がある。その一つ、通称、乳房山を下山を前にして振り返る。
静かな登山になったので、印象は深く残った。眺望にはやや難があったけれど。
第一日目 安達太良山へ山行は 無事にて下山する。
余裕があれば二本松市内へ行って、観光などをすれば よかったかな?
光太郎の妻、千恵子の生家、 戊辰戦争の少年等の歴史資料館、 霞ヶ城のある公園、などなど。
またの機会にはぜひ!
車は一路、東北自動車道から分岐して磐越自動車道へ。
猪苗代磐梯高原 ICから近い磐梯高原の一角に建つ大きなホテルへ。
幹事さんの努力で 低価格だけど格上の部屋に。
見渡す限り緑の草原が、その向こうに猪苗代湖が望める という最高の部屋。
温泉もヨシ。食事もヨシ。酒もヨシ。 ↓ (筆者庵主が撮影)
明日の磐梯山登山の天気はどうかな?
次回(その3) の投稿は後日に。