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春稜庵でお話しましょう

四季の変化を楽しみながら身近に感じた事を伝えます

瀬戸内海を船で往復-5 (最終)

2008-07-04 10:37:33 | 瀬戸内海九州往復

  08:50泉大津港へ。送迎バスで20分の南海電車泉大津駅へ。帰路につくには時間が早いので、関西国際空港の見学へ。
 ターミナルビルは開港時はお役所型で航空機利用者へのサービスだけで赤字経営。その後の中部国際空港の民間型の収益重視で採算を上げてるのを参考に形態が変わってきている。で急遽、見学や、観光のお客の対応施設は作った。が、再度、構内バスに乗り換えて、ターミナルビル以外の遠隔地に。そこは滑走路の端部にある。
 「展望ホール」という観光客施設前から構内見学バスに乗車。目玉の「二期滑走路」へ。話題の公共事業だったが現地では坦々と工事が進行中。というより既に昨年夏から着陸専用滑走路として仮使用中だ。まだまだ造成後の地盤沈下が継続中。今後も数メートルの沈下予測。建造物は当分なく。 

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一期の空港島よりはるかに大きい面積。仮使用滑走路以外はこんな状況。
今後も沈下に合わせてさらに数メートルは土を盛り上げる。 

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二期工事現場から一期工事で完成のターミナルビルなどの施設を見る。
見にくいがこの二つの島間は海水域で隔てられて、港湾施設もあるが。 

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仮使用中の滑走路。当日は着陸専用として。 

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着陸後に一期空港島に向かう。

 

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二期島から一期島に向かう飛行機は橋で繋がっている誘導路を渡る。 

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一期島の滑走路とターミナルビルを眺める「展望ホール」からの展望は。ここしか見学施設はない。
二期島に駐機場がないから着陸の飛行機は此処へ入る。 

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その展望ホールのレストランの窓から滑走路を眺めながら機内食を注文して。こういう策は中部空港にはないが。 

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見学バスは一時間コースといっても降車出来るのは工事中の二期滑走路と北進入灯付近だけ。他の施設は空港保安区域だからというが。バスの中から見た保安区域従業員専用のコンビに。ちょっと外観が変わってるのと作業員が汗を流せるシャワー施設がある。有料だけども。

 
おわりに。 瀬戸内海を大阪から北九州の往復の旅。海と船が主役だが門司港市街での印象は関門海峡を含めて予想以上に強く残り、次回は新幹線利用で訪ねてみたいかな。帰路の「せっつ」も次の機会にも是非!という思いのする質のよいフェリーであった。濃霧の瀬戸内海では願っても叶わない体験が出来たというべきか。


 

 

 

 

 

 

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瀬戸内海を船で往復-4

2008-07-01 21:25:11 | 瀬戸内海九州往復

 門司港には復路に乗船予定のフェリー会社専用埠頭がないのでJR門司駅まで戻ってから送迎バスで新門司港行きに乗る。30分程度か。そこで見たのがこのような光景。専用ターミナルとはいえ奇抜というよりも異様な取り合わせだ。寺の建造物を港に移築したのではない。平城京大極殿風の新築というが。しかし、内部は乗客が受付から船上に入るまでの動線が見事だ。よくある階段を登ったり下ったりして船内に入る煩わしさがない。「せっつ」は15,000トン、270m。  大阪南大津港まで458キロ。20:10発。

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新門司港のターミナルビルと荷揚げ中のフェリー「せっつ」の新旧対称が見事。 

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船室の内装も整って、窓からの展望が楽しめる。

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レストランの奥には落ち着けるコーナーもある。 

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賑やかに夕食する方はこちらで。メニューも豊富にあって閉店時間まで多くの客がねばってる。

 

往路と同じかそれ以上の霧で船上デッキからの夜間の視界には何もない。明け方四時過ぎか明石海峡通過の際に無理やり入ってきた構造物が明石大橋、まさに浮かんでるというか。橋の上の道路交通も不可能では?

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通過前にやっと見えてきたぞ! 

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通過直前。海上水面から発生する霧が。 

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デッキからの展望。 

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通過後、橋は再び視野から消えた。 

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霧の中を渡り鳥の一団が上空で船を追い抜く。しかし写真の一羽の子供鳥が皆からどんどん遅れてしまい、しかも上空から海面スレスレま下降して、船から離れ出していく光景。その後は何処に。

 

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瀬戸内海を九州往復-3

2008-06-26 22:19:50 | 瀬戸内海九州往復

 大分港フェリーターミナルビルの玄関口に送迎バスが一台待機。で、岸壁で船の全体写真を撮る間もないまま乗車し駅に直行する。20分程美しい街並みを走ればもう大分駅。ラーメンや蕎麦など麺類の食堂が軒を並べて、昼時で賑わってる。九州地方は大雨豪雨で鉄道ダイヤもままならないという。先を急ぐ旅だ、野菜たっぷりの名物「ちゃんぽん」もそこそこに日豊本線に駆け込んだ。
 小倉駅ホームで門司港行きの列車を待つ間も遅延状況を駅構内放送と電光盤が繰り返す。
一時間程待ってたった三駅だけ先の終点門司港駅へ。たった10キロの距離である。

 国内唯一の重要文化財の駅舎、構内には広告看板類は一切なくホームから駅関連施設が洗面所に至るまで全て残されている。生きてる遺産いうか。  

 

 


故郷に帰って来たの感じのホーム上屋。

 連絡船で5分の対岸下関港といっても、難所関門海峡を横断縦断する船が多くて、操舵は容易でないけども。河豚の卸売りで知られた唐戸市場周辺は「ふく」の料理、食材の店が居並ぶ。 


下関港の名物フク君がお出迎えの向うに門司港タワーを見る。 


門司から下関へ入港する連絡船。 


高速自動車道の関門橋。
この地点には新幹線トンネルと関門道路トンネルが海底に。

 

 
門司港タワー。海峡を挟んで下関タワーと張り合う。


下関港を門司港からみる。距離1.5キロ、船で5分、徒歩で20分。

 


国の重要文化財 門司港駅。

門司港駅の周辺は駅構内だけでなく街全体が歴史を見る景観。
郵船、大阪商船、税関、三井物産などの名前で活躍した建築がそのまま。
もう一度ゆっくりと訪ねたい街。


対岸の下関タワーを眺めながら。海峡を行き交う船を楽しみながら。
水辺に建つビルの二階にあるレストランで
地元産のビール、ピザを味わう。想い出に残る時間も。

 

 

 

 

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瀬戸内海を九州往復-2

2008-06-25 13:24:14 | 瀬戸内海九州往復

 来島海峡は瀬戸内海では最難関航路といわれて、海面差で潮流で10ノットの海流が発生する。その上に架かる来島大橋は三つの吊り橋で延長4キロm。尾道今治間の多数の島々を通過する「しまなみ海道40キロm」の一部となる。


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今治港を出て海峡へ

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霧が出て橋も視界不良に

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通過前

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通過後 

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松山のフェリー港は市街地から6キロmも離れて閑散としている。在来の松山港は此処からやや西にある。海上から見える市街地の向うに見える山々は四月に訪れた石鎚山系。

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船の窓越しに見るフェリー港。07:50着。 

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08:30発。 

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在来の松山港の先に見える市街地。石鎚山系の山々は雲の中。   

 港外に出るとすぐに瀬戸内海領域を出て伊予灘に入る。大分まで150キロの航海は益々霧が深くなってくる。左舷沖に見えるはずの佐田岬半島がずっと続く陸地は殆ど見えず。四国九州間の最短距離で難所、関鯖で知られる豊予海峡も。別府湾に入る前の国東半島も見えず。海上事故の連続再発を避けて操舵室ではずっと警笛を鳴らし続ける。冬登山で言う「ホワイトアウト」状態。真っ白な世界を黙々と走り続けてやっと視界に入ってきたのは大分港目前での市街の建物。

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大分港に入ると市街地は目の前に。やはり県庁が最高建築だ。

 

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ほぼ予定時間の12:05に接岸。さあ、初めての大分県へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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瀬戸内海を九州往復 -1

2008-06-24 14:47:24 | 瀬戸内海九州往復

 大阪南港を「さんふらわーにしき」は定刻20時半に出発した。が、ニュースではこのフェリーは未明に明石大橋西3キロで漁船と接触事故。放り出された漁船員は海上で救出されたという。濃霧と早い潮流と過密航行が原因と関西汽船は「お詫び公告」をHPに掲載している。その直後のこの航海でも霧が徐々に深くなる気配。神戸六甲アイランド港、今治港、松山港と寄航して大分港に向かう。
 団体客も含めてやや多目の船客。神戸からの乗船もありそうだ。で、先ず展望浴場へ。ここの設備内装は平均点の少し下かな。湯上り後は生ビールジョッキを許しを得て部屋に持ち込み、名駅から持参のデパ地下名店街弁当で食事。

 21:30 六甲アイランド港。一時間の荷積み作業。霧でポートアイランド、三ノ宮方面は霞んでる。
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 22時40分の出港後はレストランの閉店が近く、賑わいが収まる頃に入ってビールとおつまみで二次会を。客室で飲むのもいいけどこういう雰囲気もいい。ロビー周りもやや静かになってきた。
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今冶入港05:40 その航路脇の島に設営された航路標識塔の電光信号は「E」で、その直前は「張」との表示があった。昨夜の事故はこの時刻か。
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入港数十分も前から船員が船首に立って岸壁係留と車両搬出入用のゲート開門の準備。油圧で開閉。
中央に見える高層建物は市役所か。左に今冶城も。
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今治港を出ると瀬戸内海最大の難所、来島瀬戸が待ってる。停泊中に船尾から覗くと。
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港に停泊時に掲げるこの旗は何の合図か?(拡大)

 06:10 今治出港。船上から今治城にお別れを。いよいよ難関の来島大橋をくぐって松山港へ向かう。少しずつ霧が出てくる模様だ。
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