駆け足・鉄道の旅も最後の台北駅へ三時過ぎに到着。地下駅から地上に出ると相変わらずの賑やかさ。駅前大通りの一筋南のYMCAホテルにチェックイン。夕方の市内観光用として予約してある大統ハイヤーの呉さんは既にロビーで待っていた。当初先発組の二人だけの乗車予約だったので「カムリを用意したけど四人だと窮屈ですが我慢して下さい」と。「去年の夏の玉山登山の際に空港まで送りました」とも覚えていた。そうだ、たしか酸素ボンベを空港で「使ってください」と手渡した運転手さんだった。市内は101タワーからの展望をを明るい時間帯に済ませてから夕闇が迫る中を駆け足で国父記念館、中正記念堂、ライトアップされた総統府を。総統府周辺は反政府抗議デモなどが多いので警察官多数が車の駐停車を取り締まっている。運転手も気を使って降りて写真を撮れる場所を探してくれた。故宮博物院は夕方の四時半までの入場という事で残念ながら。
市内の写真の多くは同行の秦・内藤のお二人から提供頂いたもの。
(拡大写真 以下の写真も同じ)
(台北駅の正面壁。この地下二階に台鉄と高鉄のホームが近年開業した)
(新光魔天ビル。101完成以前は台北え最高だった244m。低層部に三越が入居)
(総統府の夜景。政権が替ってから内部見学は許可されてるのか?)
夕食は予約しておいた、ご存知「海覇王」で海鮮料理。一品料理では「仏跳スープ」が人気だが今回はコースメニューにした。目玉のフカヒレが中心だが、海鮮には違いないけど和風盛り付けの刺身、鮎の塩焼きがやはりここでも。
ホテルに戻ってから。今朝三時半から起きている方もあり、体力ある有志で駅前の「居酒屋和民」で台湾では初めての生中を飲む。その後もシェラトンホテルまで散策がてら出向いて地下のバーへ。台湾最後の夜を楽しんだ。
最終日。昼過ぎに空港へ入る前に、温泉へ。今日の大統ハイヤーはサムさん。彼が行儀路温泉の中の「伊豆おんせん」という風呂の割引券を持参してると言うのでそこへ。本当に天井も建物もない野天風呂だ。川瀬温泉などと違って立派な施設ではないがマアこんなのもいいかな。
(伊豆おんせんの入り口。風呂はここからずっと下った野天風呂)
桃園空港までの1時間はサムさんとの会話や案内で台北の現況の勉強をしながら。途中の土産物店で大統の社長がわざわざ運転してきたベンツと今までのカムリを交換してからゆったりと。
最後に。
この旅行は「四人の会」の定例として台湾鉄道の旅がテーマであったが、夏の台風被害の影響で肝心の「阿里山森林鉄道」の完全乗車が不可となって一部区間でしか叶わなかった。機会があれば是非三時間半乗れる嘉義からの乗車を実現させたい。さらに台湾東部の鉄道、ローカルの平渓線などまだまだ興味は尽きない。
今回は不慣れな計画で至らないところも多々ありましたが参加者のご協力でなんとか終了しました。さらに種々の情報提供でご支援頂いた方にも感謝申し上げます。