ランカウイ島を夕刻に出港。
今夜は船長主催の夕食。ガラデイナーと称している。
つまり通常は有料のレストランでも、予約された客に限って無料となるというのだ。
ただし先方が用意してあるメニューだけ。 好みの品を追加注文すれば別途精算される。
当方は遅め時間で広東料理を予約してある。「ノーブルハウス」という名のレストランになる。
名前と料理内容が、どうも馴染がよくないけど。
今夜の服装はエレガントカジュアルという。
ちょいと分かりにくいけど。つまり簡易安直な服装ではダメよという事。
まず、中央の吹き抜きホール廻りの7階と8階でカクテルパーテイがある。
さらに、船のスタッフのファッションショウ、 その次に船長など主要船員の紹介 とか。
この手に持っているカクテルグラスには脚がない? マテイニ-の一気飲みかな?
なんでか? 仮装ショウみたいなのが続く。なかには半裸の男なども堂々と登場する。
そういえば、船内劇場での有料ショウでもストリップを売り物にした催しがある。
ショウの入場料金の売上げの促進で 、船内客への売り込みが激しい。
この船の経営感覚とは? アチコチの場面で 違和感を感じること多し。
船長さんなどのご挨拶。
次に劇場での、ショウタイム。チョット早めに入場したけど、直前のリハーサル中とかで、
まだ客席はからっぽ。 本番では、まあまあ楽しめた。
劇場でのショウが終わって、予約のレストラン「ノーブルハウス」へ。
このように↓ ガラデイナー専用のメニューはこれ。前菜からデザートまで六品。
しかし、さっそく、追加の注文は何にしますか?と。 基本のメニューじゃ足りないよ!と
云わんばかり。もっと美味しい広東料理のメニューは特別注文ですよ、という雰囲気か。
突き出しのパパイヤの酢付けから。
別途注文の紹興酒はなぜか?徳利に入って。 日式の盛り付け皿はアチコチの国で
普及しているけど、紹興酒までも日本風になってしまった。
前菜は?
スープは?
特別注文のフカヒレは? まずまず、かな?
鮑は?
特別注文の燕の巣は? マアマアかな?
このように、今日はガラディナーだから無料ですよ、という料理は今ちょいで。
追加料金で特別注文のメニューはマアマアというのは、何で?
これも、この船の営業戦略とそのセンスの一つかな。
最後の夜はこんな風にして、貴重な体験をしながらアチコチで過ごした。
明日はシンガポールに午後に入港。 午前中までに、スーツケースなどを荷造りして
部屋前の廊下に出して置く。 あとはシンガポール着後にターミナルビルで受領するばかり。
初のスタークルーズ乗船だったけど、戸惑うことも多かった。
今回の船旅ブログでは、終了前に、改めて評価してみたいね。
ただ下船時にお別れを惜しむスタッフもいないし、親しくなった乗客もいないしね。
これは期間が短いからと云うだけではなさそう。
やたら有料の飲食物を売りつける。
また、有料の食事はまあまあだけれど、乗船料に含まれている無料レストランのお粗末なこと…
クルーズ船にあれこれ乗りましたが、ヴァーゴみたいな船は初めてでした。
ウエイターやバーテンやお部屋係も、お客を楽しませよう!という心配りが無く、「少しでも高い物を売りつけよう」とするだけ。
ほんと酷い船でした。
クルーズ初心者の方がヴァーゴに乗ると「クルーズは乗船してからもお金がかかる。やっぱり金持ちの遊びか?」と、勘違いされると思います。
よその船会社はビール代、ワイン代位しか余分にかからないし、クルーが色々と楽しませてくれるのに…
ヴァーゴで初めて、残念な船旅を経験しました。
あんな船は乗っちゃいかんですねぇ。。゜(゜´Д`゜)゜。